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東京造形大学(東京都八王子市/学長:山際康之)は、リノリウムの世界シェアNo.1メーカー・フォルボ・フロアリングB.V(オランダ)との産学連携プロジェクトにより、近年、環境意識の高まりの中でその再評価が進むリノリウムの新しい使い方を提案する展覧会「カーボンニュートラル リノリウム素材の新しい使い方展」を3月2日(火)~7日(日)まで、東京・渋谷ヒカリエ8Fのaiiima1にて開催します。本プロジェクトではパナソニックのデザインチームFUTURE LIFE FACTORYをアドバイザーに迎え、アナログな感覚にテクノロジーを融合させたインタラクティブなライフスタイルアイテムを提案します。
■エコな天然素材リノリウム
160年前にヨーロッパで開発されたリノリウムは、抗菌性、抗ウイルス性があることから病院や学校などで床材として多く使用されてきた歴史のある素材です。一見するとそのテクスチャーは化学製品のようにもみえますが、実際には亜麻仁油を主原料に松脂、木粉などすべて天然の材料から製造されており、植物由来の抗菌性、抗ウイルス性に加えて、廃棄時には土に還る生物分解性も備えています。今回使用したフォルボ社のファニチャーリノリウムは生産工程においても安全でクリーンなエネルギーを使用し、原材料生産から工場出荷まで完全なカーボンニュートラルを実現しており、日本を含む世界各国で急速に取り組みが進むゼロカーボン政策の観点からも注目の素材といえます。
■テクノロジーを活用したウィズコロナ時代のライフスタイルアイテム
オランダを拠点とするフォルボ社では、床材以外のリノリウムの可能性を広げる試みとして、これまでにも産学連携事業としてフィンランドのアアルト大学と家具の開発を行ってきました。今回の東京造形大学での取り組みでは、未来の豊かさを提案するパナソニックのデザインスタジオFUTURE LIFE FACTORYをアドバイザーに迎え、テクノロジーをとりいれた新たなアプローチにチャレンジをしています。
動物のかたちをした積木をベースの上に積み重ねて遊ぶバランスゲーム《LINOMAL》では、抗菌性やカラーバリエーションの豊かさなどリノリウム従来の魅⼒を活かすことに加え、積木を積むことで「ヒーン」「ニャー」など動物の鳴き声が聞こえるインタラクティブな仕掛けが施されています。ほかにも、倒れることでメロディを奏でるドミノ《ottoy》や、マットに足を踏みこむことで自然のサウンドが流れる枯山水をイメージしたインテリアオブジェ《空山遠潤》などが登場します。
一方、今回のプロジェクトは新型コロナウイルスが猛威をふるうなかで進められたこともあり、ステイホーム中の悩みの解決や、暮らしを豊かにすることがひとつのテーマになっています。水の流れや焚き火の音などを聞くことで心地よいプライベート空間を作り出すASMRスピーカー《HOMiE》、在宅勤務時にお互いの存在を気にならなくする卓上パーティション《TOU》など、ウィズコロナ時代のライフスタイルアイテムを提案します。
■プロトタイプと映像で構成する展示
会場ではプロトタイプに実際に触れて、そのインタラクティブな世界を体験して頂けるほか、暮らしの中での使用シーンを織り込んだ各アイテムのコンセプト映像をご覧頂けます。なお映像は展覧会の開催に合わせて、展覧会のウェブサイトでも公開をします。あわせてお楽しみください(3月1日公開予定)。
・タイトル:カーボンニュートラル リノリウムの新しい使い方展 フォルボ×東京造形大学 大学院
・会期: 2021 年3月2日(火)~3月7日(日)
・開場時間:11~20 時 (7日は17時終了)
・会場:aiiima1(渋谷ヒカリエ8F Creative Lounge MOV 内) 東京都渋谷区渋谷2-21-1
⼊場無料
・プロジェクトメンバー:
《LINOMAL》丸山真奈、ケイ シエン、オウ シンウ
《ottoy》工藤壮生
《TOU》リ リンイ
《HOMiE》ラン ウンケイ、リ シイツ
《空山遠潤》セン ジョギョウ、コウ クヨウ
・担当教員:森田敏昭、川名宏和、大宮明
・主催: 東京造形大学
・協⼒:フォルボ・フロアリングB.V.
・アドバイザー:FUTURE LIFE FACTORY by Panasonic
・空間構成:森田敏昭
・グラフィックデザイン: LABORATORIES
・映像制作:SETENV
・施工: 株式会社コムラボ
・企画制作:東京造形大学、文化星人
・展覧会ウェブサイト
http://linoleum.zokei.ac.jp/
・Instagram: sangaku_zokei 東京造形大学 産学連携
*本展では新型コロナウイルスの感染防止対策を講じています。ご来場の際はウェブサイトをご確認ください。
【同時開催】
祈りのかたち展 Vol.2 アルテマイスター×東京造形大学 大学院
http://aizu.zokei.ac.jp/
▼本件に関する問い合わせ先
企画・広報課
住所:東京都八王子市宇津貫町1556
TEL:042-637-8111
FAX:042-637-8164
メール:kikaku@zokei.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/