大阪経済大学 水泳指導に革命を!人間科学部・若吉浩二教授の水中バランス研究から生まれた「スイムバランサー」がパラリンピックを目指すパラアスリートの練習で運用スタート

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大阪経済大学(学長:山本俊一郎/所在:大阪市東淀川区大隅2-2-8)は、人間科学部・若吉浩二教授が研究を進めてきた水泳練習用具「スイムバランサー」が、2020年10月から日本身体障がい者水泳連盟のパラアスリートの水泳練習へ導入されましたのでお知らせします。なお、「スイムバランサー」は若吉教授の研究を基に住友ゴム工業(本社:兵庫県神戸市)にて製品化を進めている水泳練習用具です。 ■水泳指導に革命を!浮心と重心のずれ幅を減らし、沈みがちになる下半身の浮力を補う練習用具。  ロサンゼルス五輪・水球日本代表選手として出場経験を持つ若吉教授は、「国民皆泳(こくみんかいえい)」による安全水泳と健康づくりを目標に掲げ、水泳時の水中バランスの測定評価の研究を行ってきました。若吉教授は水中で呼吸をしながら浮心と重心がどう変わるか、泳ぎにどう影響するのかを世界で初めて測定し、これをもとに2010年に山本化学工業と共同開発で有浮力練習用水着「ゼロポジション」を開発しました。  その後、肢体不自由者に水泳を楽しんでもらうための水着の開発に取り組んできた経緯の中で誕生したのが、腰の左右側面に装着して水中でバランスを取り身体を水平姿勢に維持することができる水泳練習用具「スイムバランサー」です。「スイムバランサー」は体の浮心と重心のずれ幅を減らすことで、水中で沈みがちになる下半身の浮力を補います。 ■パラリンピックを目指す選手が使用。日本障がい者水泳連盟では普及と強化の両面から効果を期待。  「スイムバランサー」立体タイプ※1は、2020年10月から日本身体障がい者水泳連盟のパラスイマーの水泳練習へ導入され、パラリンピックを目指す選手の練習にも使用されています。同連盟の本山幸子コーチによると「下半身が沈みすぎる選手が多く、強化の課題となっていたが、プルブイを挟みづらい選手でもスイムバランサーを腰の側面に装着することで、腰が浮き脚の過剰な力が抜けて軽くキックができるようになった」「スイムバランサーを使用することで初心者が楽に水泳を楽しむことができるようになり、普及と強化の両面の効果が期待できるのでは」との声をいただいています。 ※1:「スイムバランサー」立体タイプは、現在テスト運用中(特許・意匠出願中) ■子どもの泳力は二極化傾向。コロナ禍での更なる格差拡大が懸念される水泳教育への導入も目指す。  近年、子ども達の泳力は二極化傾向にあります。特に今年はコロナ禍の影響により多くの小中学校で水泳の授業が実施されず、格差拡大が懸念されています。「スイムバランサー」を装着することで、初心者の子ども達の課題である「浮く」「前に進む」「呼吸する」という動作が容易になり、苦しいスポーツと思われがちな水泳へのハードルを下げることが期待されます。2020年9月からはダンロップスポーツクラブ各店で導入(平面タイプ)。また、水泳が苦手な児童・生徒への指導と教員の負担減少を目指し、大阪府下の小中学校へ「スイムバランサー」を次年度以降導入するべく調整しています。 ▼本件に関する問い合わせ先 経営企画部広報課 住所:大阪市東淀川区大隅2-2-8 TEL:06-6328-2431 FAX:06-6323-4790 メール:kouhou@osaka-ue.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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