【東芝】IIoTサービスポータルサイト「TOSHIBA SPINEX Marketplace」の開設について
当社グループ全体の産業分野向けIoTを1つのポータルサイトで提供、2022年度中に30以上のサービスメニューの開発と30以上の顧客事例創出を目指す
当社は、本日、TOSHIBA SPINEXブランド(*1)の産業分野向けIoT(IIoT)サービス(*2)のポータルサイト「TOSHIBA SPINEX Marketplace」(マーケットプレイス)を開設しました(*3)。これにより、当社グループ全体のIIoTサービスを1つのポータルサイトで閲覧することが可能となります。今後、契約締結機能や決済機能に加え、当社グループ以外のサービスも追加することで世界標準のUI/UXを実現します。当社グループは、マーケットプレイスの開設により、2022年度中に30件以上のサービスメニュー開発と、30件以上の顧客事例創出を目指します。
当社グループは、これまでTOSHIBA SPINEXブランドを軸にIIoTサービスを提供してまいりました。このたび、マーケットプレイスの開設にあたり、IIoTサービスについて、グローバル標準に基づくTOSHIBA SPINEXブランドの基準(*4)を定め、社内の認定機関が認定したサービスのみTOSHIBA SPINEXブランドを使用することを決定しました。
TOSHIBA SPINEXブランドの基準は2つあります。1つは、他のサービスと連携する接点(API)(*5)を備え、サービス連携により新しい価値を生み出し得ることです。もう1つは、サービスとして十分な情報セキュリティを備えていることです。厳しい基準を課すことで、TOSHIBA SPINEXブランドの信頼性をさらに高めます。
マーケットプレイスの開設により、信頼性だけではなく利便性も向上します。今後、契約締結機能や決済機能の追加によりワンストップサービスを実現するとともに、TOHSIBA SPINEXブランドを当社グループ以外の第三者まで拡大することでサービスのラインナップを大幅に強化します。
マーケットプレイスの開設は、当社グループが目指すデジタルトランスフォーメーションの一つの方向性を示しています。一例として、ユーザー登録機能によってユーザーの関心領域を把握し、サービス開発に反映します。従来の要件ベースのサービス開発から、カスタマイズ可能な標準品のサービス提供へと、デジタル技術によって変革していきます。
当社グループは、今後、マーケットプレイスを、インフラサービスカンパニーを実現するオファリング戦略(顧客への価値提供の集合体)の基盤の一つに位置付け、システム・オブ・システムズ(*6)の領域でグループ全体のプレゼンスを高めていきます。
<株式会社東芝 執行役員常務 コーポレートデジタイゼーションCTO山本 宏からのメッセージ>
東芝に入社して約2年。その集大成として「TOSHIBA SPINEX Marketplace」を開設しました。ようやく、IIoTプラットフォーム領域の名だたる競合企業に追いつき、追い越していく発射台に立つことができましたが、まだまだ通過点に過ぎません。
ユーザー目線に立ったオンライン・ハンズオンを提供し、競合企業を圧倒するUI/UXを実現します。そして、東芝のインフラサービスカンパニーの実現を支えるオファリング戦略基盤の一つとして、東芝グループの成長を強力にドライブしていきます。
A SPINEX サービスを「見える化」
*1 TOSHIBA SPINEXについては次を参照
英語:https://www.toshiba.co.jp/iot/index_en.htm
日本語:https://www.toshiba.co.jp/iot/spinex/
*2 Industrial Internet of Things
*3 https://www.spinex-marketplace.toshiba
*4 https://www.spinex-marketplace.toshiba
*5 Application Programming Interface
*6 それぞれが独立して運用・管理されている複数のシステムが統合されることによって形成されるシステム。構成要素それぞれのシステム単体では生み出すことのできなかった新しい価値を生み出す
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution/articles/digicon/2019/06.html