日本獣医生命科学大学(東京都武蔵野市)は10月16日、隣接する聖徳学園中学・高等学校(東京都武蔵野市)と合同研修会を実施した。これは、昨年締結した連携事業に関する協定に基づいて行われたもので、今回で2度目。当日は、「社会に求められる力をはぐくむには~大学・高校の観点から~」をテーマに、両校の教職員が発表を行い、交流を深めた。
日本獣医生命科学大学と、聖徳学園中学・高等学校を擁する学校法人聖徳学園は、2019年9月に連携事業に関する協定を締結した。同協定は、ともに東京都武蔵野市境南町を拠点とする両校が、隣接する立地を活かして相互の教育分野や社会・地域への貢献に係る連携・交流を通じて、互いの教育機会の提供や学習意欲を高め、各校の充実、活性化を図るとともに、地域に貢献することを目的としている。
この協定に基づき、10月16日に第2回合同研修会を行った。今回は聖徳学園中学・高等学校を会場とし、新型コロナウイルスへの感染対策を十分に行った上で、両校合わせて19名の教職員が参加。「社会に求められる力をはぐくむには~大学・高校の観点から~」をテーマに、聖徳学園中学・高等学校の伊藤正徳校長と同大のIR担当専従職員が発表を行った。
伊藤校長は「社会で求められる力とSTEAM教育」、IR担当専従職員は「データで読み解くニチジュウ~社会の求められる力~」と題して、社会で求められる4つの力「問題解決力」「継続的な学習力」「主体性」「チームワーク力」について講演。社会に出る前の学生はその力の性質を認識し、自身に身についているか認識できているか、入学してくる学生の実態や、大学の授業でどのような力を身につけているのか、大学と高等学校における実態等について考える機会となった。
その後、高大連携を図るため、同大の入学試験制度について説明が行われ、第2回合同研修会は終了した。
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・日本獣医生命科学大学が学校法人聖徳学園と連携事業に関する協定を締結、合同研修を実施 -- 隣接する立地を生かし、教員の相互派遣や地域貢献等で交流(2019.10.07)
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