ルミネのアート展示企画 「LUMINE meets ART AWARD 2019-2020 The Award Winner’s Exhibition」

株式会社ルミネ

受賞者2名と審査員が選ぶ注目のアーティスト4名によるアート作品が
ルミネの6つのウィンドウを彩ります!<9月15日(火)~9月30日(水)>

株式会社ルミネ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森本雄司)は、「アートのある毎日」を提案するプロジェクト「LUMINE meets ART PROJECT(略称「LMAP」)」の活動に取り組んでいます。
ルミネ・ニュウマン館内に展示するアート作品を広く一般から公募し、アーティストの発掘と支援を目指すアートアワード「LUMINE meets ART AWARD 2019-2020(略称「LMAA」)の受賞作品2点とアートに精通する審査員が選ぶ注目のアーティストによる作品4点を展示する「LUMINE meets ART AWARD 2019-2020 The Award Winner’s Exhibition」を開催します。
2020年9月15日(火)~9月30日(水)の期間、新宿エリアの6つのウィンドウをアート作品が彩ります。


今回のLMAAでは、計433点の応募がありました。入選作品を選ぶ審査員に、世界的に有名なアーティストを輩出し、現代アートの第一線で活躍するギャラリスト小山登美夫氏や、クリエイティブを軸に業界の枠を越えて新しい価値発信をする株式会社スマイルズ 代表取締役社長 遠山正道氏など国内外のアート・デザインシーンで活躍する方々をお招きしました。

■LUMINE meets ART AWARD 2019-2020サイト
https://www.lumine.ne.jp/lmap/award/20200908/exhibition-2020/

■LUMINE meets ART PROJECTサイト
http://www.lumine.ne.jp/lmap/

展示に際し、新宿エリアを回遊しながらアートをお楽しみいただけるよう特設サイトを設け、回遊マップや作家の過去作品などをご覧いただくことができます。
各展示場所にあるQRコードからもアクセスすることができます。


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〔期間〕
2020年9月15日(火)~9月30日(水)

〔展示場所〕
ルミネ新宿・ルミネエスト新宿・ニュウマン新宿の6つのショーウィンドウ


〔展示作品〕 
1 グランプリ 藤倉 麻子(フジクラ アサコ)さん

2 準グランプリ 高瑞/KOHSUI(コウスイ)さん
    
3 推薦アーティスト 黒川 知希(クロカワ トモキ)氏
推薦人:TOKYO CULTUART by BEAMS クリエイティブディレクター 永井 秀二氏

4 推薦アーティスト 伊藤 彩(イトウ アヤ)氏 
推薦人:小山登美夫ギャラリー代表/日本現代美術商協会代表理事 小山 登美夫氏

5 推薦アーティスト クラークソン瑠璃(クラークソンルリ)氏
推薦人: スパイラル/株式会社ワコールアートセンター ギャラリー担当チーフ・キュレーター 加藤 育子氏

6 推薦アーティスト 東 弘一郎(アズマ コウイチロウ)氏
推薦人:株式会社スマイルズ 代表取締役社長 遠山 正道氏

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【グランプリ】
「乾燥地帯の街路広告」/藤倉 麻子さん

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◇展示場所:ルミネ新宿 ルミネ2-2F スタニングルアー横ショーウィンドウ

<作品コンセプト>
乾いた地の路上に光り続ける電光掲示板とのぼり旗、街頭広告。
それぞれはこの地帯、もしくは地図のない領域の地平線の向こう側の何かの集合の生活現場を放映し、告知する。
生産され、一度路上に置かれた宣伝物や工業製品は、だれに向けてかいつまでか宣言しないまま立ち、機能し続ける。
画の中の景色は、そこの塀の裏、壁の中の水道管のつながる先にある場所かもしれない。
人の手を離れた製品が、物が物として立ち現れる領域で、拡張し、コロニーを築いていく。


<審査員コメント>
◇ TOKYO CULTUART by BEAMS クリエイティブディレクター 永井 秀二氏
人や生き物が登場しない無機質なCGの映像作品を、東京のど真ん中で、それも国内でも1、2位を争う?が集まる新宿のショーウィンドウで表現した時、それを見る人は何を感じるのか?
この世の終わりを感じるのか?それとも未来を感じるのか?
立ち止まって見入ってしまうであろうインパクトある作品でした。

◇ 小山登美夫ギャラリー代表/日本現代美術商協会代表理事 小山 登美夫氏
今回グランプリの藤倉麻子さんは、ウィンドウを空間を多層に使い、乾燥地帯の都市というもの全体を被写体にするという大きなテーマに挑戦している。
生活のために人間が人工的につくりあげていった都市ー工業製品ーや生活者の欲望に訴えかけるという目的をもった街路広告が、残された空間。
SFのようでもあり、西部劇のセットのようでもある、未来とノスタルジーが入り混じった風景が新宿のウィンドウの中で繰り広げられるのは今からとっても楽しみです。

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<受賞者より作品鑑賞者へのメッセージ>

日常生活で目にする工業製品や、インフラ関連の構造物など、記憶の中で加工されうっすらとそれらが存在することを認識するたくさんの物の形や質感について、物がただ物であることが立ち上がるような瞬間を感じて頂けたらなと思います。

<受賞者プロフィール>
1992年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。
工業製品やインフラストラクチャーが自律を獲得し、運動する様子を描き出す作品を展開している。
道具から道具性をはぎとり、日常において忘却される都市の存在を示す。
第22回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品選出。
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【準グランプリ】
「転生Animals」/高瑞/KOHSUIさん

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◇展示場所:ルミネ新宿 ルミネ2-2F サラベス横ショーウィンドウ

<作品コンセプト>
この作品は自身の野生動物になりたいという変身願望から着想したものです。
日常的な置物を改造し野生動物の瑞々しさや荒々しさ、尊さを加えることを試みた作品と、自作の着ぐるみを展示します。
この作品の根底には、アイデンティティや社会的なしがらみから逃れたいという自分自身の変身願望と、人間の地球環境に対する放漫さへの怒りがあります。
動物に転生するというフィクショナルなイメージを示すことで自然環境と人間の関係について、あるいは現代社会の難しさについて考え、抵抗を試みています。

<審査員コメント>
◇ 株式会社スマイルズ 代表取締役社長 遠山 正道氏
現代のトーキョーのカワイイをまとった、行き場のないもどかしさや抵抗。脱がれた着ぐるみ、まとっていない中の人は、どこでどの表情で何に抗っているだろう。

◇ スパイラル/株式会社ワコールアートセンター ギャラリー担当チーフ・キュレーター 加藤 育子氏
最終審査でのプレゼンテーションが何よりも印象的。一言も発することなく、ひたすら毛づくろいをする猫の姿に、見ている人たちの視線は釘付けになった。
ショーウィンドウという展示空間の特性上、どちらかというと平面作品など静的な作品の応募が多い中で、陶器でできた動物の置物と着ぐるみのパフォーマンスという組み合わせが生み出す、動的な世界が際立っていた。
運営面での課題なども含めチャレンジングな選択だとは思ったが、「何気ない日常に発見をもたらす」というLMAPの目的に適うと考えた。

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<受賞者より作品鑑賞者へのメッセージ>
私の作品は人間社会と自然や他の生き物たちの関係性について考える中で出来たものです
。感染症の蔓延で社会が大きく揺さぶられている中で、人間と自然の関係について考えることは、これまで以上に大きな意味を持つようになってくるだろうと考えています。
これからももっと深くこのことについて取り組んでいきたいと思っています。

<受賞者プロフィール>

彫刻家。
「変身」や「野生」をテーマに、自然の美しさを還元するように、あるいは野生の荒々しい美しさを喚起するように作品を制作している。
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【推薦アーティスト<1> 黒川 知希氏】
推薦人: TOKYO CULTUART by BEAMS クリエイティブディレクター 永井 秀二氏

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◇展示場所:ルミネ新宿 ルミネ2-1F 東南口ショーウィンドウ

<アーティストコメント>
ウィンドウでの展示は初の試みです。作品と場所、異質感のようなものをメインに考えています。

<推薦人:永井 秀二氏 コメント>
黒川知希は日常生活の中で拾うことが出来るたくさんのスクラップや情報を、飽きることなく日々収集し続けています。
それらの膨大な収集物の中から彼独自の概念でそれらを再構成し、新たなプロダクツへと再生させてきました。
一見普通のアニメの一場面にも見えますが、それを観た人は笑ったり、考えたり、そして人によっては不快に感じたり、、そんな彼の作品を多くの人に観てもらいたいと思いました。

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<プロフィール>
1975年 三重県生まれ。画家。
2000年よりイラストレーターとして活動を開始。
おもな活動分野は書籍、CDジャケット、ファッションなど。
2008年より絵画制作を開始。NANZUKAに所属。
http://tomokikurokawa.tumblr.com
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【推薦アーティスト<2> 伊藤 彩氏】
推薦人: 小山登美夫ギャラリー代表/日本現代美術商協会代表理事 小山 登美夫氏

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◇展示場所:ルミネ新宿 ルミネ2-1F 甲州街道ショーウィンドウ

<アーティストコメント>
ショーウィンドウを眺めるのが小さいころから好きでした。
特に夜に見るショーウィンドウはキラキラしていて心がときめきます。考慮した点は昼と夜です。
昼は縁側で外の景色を眺める猫のような、夜は暗闇にふわっと灯る家明かりのような作品・展示になればいいなと思います。

<推薦人:小山 登美夫氏 コメント>
伊藤彩は、自身の様々な体験もその根底にあるのですが。
自分自身でその状況を作ったり、空間を構築しながら新しい経験やヴィジョンを作っていき、情報を蓄積していくことが彼女のアートの世界を作っています。
私的な世界を超えていこうとする意志がそこに現れます。今回もウィンドウ自体をある実験室のような感じで、自由に変化させていくはずです。
新宿の街角から世界につながる奇天烈なアイデアとその空間を作り上げ、皆さんに驚いてもらえることを期待しています。

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<プロフィール>
1987年 和歌山生まれ。
2011年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。
英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート 交換留学。
http://koyamaartprojects.com/artists/aya-ito/
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【推薦アーティスト<3> クラークソン瑠璃氏】
推薦人: スパイラル/株式会社ワコールアートセンター ギャラリー担当チーフ・キュレーター 加藤 育子氏

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◇展示場所:ルミネエスト新宿 新宿駅東口ロータリー沿いショーウィンドウ

<アーティストコメント>
オーディエンスにも言葉と向き合い、意識を向けるきっかけとなると良いなと思います。

<推薦人:加藤 育子氏 コメント>
ジェンダーやルッキズムなど社会問題の一片を切り取った言葉や、伝統的なしきたり・慣習を想起させる図案。
これらに風刺とエッジを効かせ、かつて「女性の仕事」と見なされていた刺繍を用いて、女性たちをエンパワーメントする作品を生み出しているクラークソン瑠璃。
今回は、大都会のど真ん中、新宿東口のロータリーに面したウインドウで、現代を生きる人々に「言葉の力」でアプローチしたら面白いのではと考え、推薦した。
そこを通るひとりひとりの毎日に、心に、何かのメッセージが縫われることを期待している。

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<プロフィール>
2005年 慶応義塾大学環境情報学部卒。
2013年 SICF14 準グランプリ。
2014年 AIT(アーツ・イニシアティブ・トウキョウ)ゼミ修了。
ことばとフェミニズムの関わりを物語性の高い絵柄で描くクラークソン瑠璃。
香港で刺繍をはじめ、中国・東欧の刺繍、浮世絵に影響を受ける。
ポピュラーカルチャーと現代アート、ファッションでボーダーレスに活動。
http://www.ruriclarkson.com/
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【推薦アーティスト<4> 東 弘一郎氏】
推薦人: 株式会社スマイルズ 代表取締役社長 遠山 正道氏
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◇展示場所:ニュウマン新宿 2F NEWoMan ART wall.


<アーティストコメント>
この展示は、作品が街の一部となり、道ゆく人に問いかける試みである。ショウケースの中で、放置自転車のタイヤを一斉に動かす。放置自転車は、放置という行為により、ただ持ち主を失っているだけの中途半端な存在であると思う。その全てが、誰かの身近な記憶を含んでいるが、それが何者なのか知ることはできない。忙しなく人々が行き交い、容赦ない消費と躊躇なく全てを受け入れる新宿で、ローカルな視点を想起させ、回転の動きに思いを馳せて、どんな人が乗っていたか想像してほしい。大量に放置され廃棄されるのは誰かの記憶なのだろうか。

<推薦人:遠山 正道氏 コメント>
東さん
私は間違ってしまった。
彼のダイナミックな自転車の作品群に対して、用意されたウィンドウの奥行きは圧倒的に狭かった。
それでも彼はやると言う。何をどう展開させてくるか、充分に見届けたい。 

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<プロフィール>
1998年 東京都生まれ。
東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。
同大学院美術研究科先端芸術表現専攻進学。
自転車と金属を組み合わせて、主に動く立体作品を制作している。
宮田亮平賞受賞。コミテコルベールアワード2018,2019連続入選。CAF賞2019ファイナリスト。
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<新型コロナウイルス感染拡大防止のためのお願い>
ご来店に際して、下記の事項のご協力をお願いいたします。

1.ご来店の際のマスクの着用及び咳エチケットにご協力ください。
2.ご入店前の手指の消毒にご協力ください。
3.「3つの密」を避けるため、一部の館内施設のご利用を制限させていただきます。
4.レジや館内設備は他のお客さまとの間隔を空けてご利用ください。
5.体調不良の際はご来店をお控えください。
6.館内の密集を避けるため、おひとり様または少人数でのご来店をお願いいたします。
※混雑時は入店を制限させていただく場合がございます。



【一般のお客さまからのお問合せ先】
「LUMINE meets ART AWARD」事務局 e-mail:lmaa@hpgrp.com

 

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