神奈川県下の病院および全国の公立大学病院で初めて『オンラインセカンドオピニオン外来』を開始

横浜市立大学

 横浜市立大学附属市民総合医療センターは、患者さんが在宅のまま医師からセカンドオピニオンを受けられる、『オンラインセカンドオピニオン外来』を開始します。本サービスの提供は8月21日から開始され、これは株式会社メドレーが提供するオンライン診療システム「CLINICS」を用いて行います。本サービスは神奈川県下の病院、全国の公立大学病院においては初となります。
 厚生労働省より「オンライン診療の適切な実施に関する指針(2018年3月策定、2019年7月一部改正)」が示され、オンライン診療の普及が推進されています。今回はその仕組みを利用し、セカンドオピニオンを行うものです。
 カメラとマイク付きのパソコンやスマートフォンなどがあれば、当院を直接訪れること無く、セカンドオピニオンを受けることができます。そのため、COVID-19と共存する新たな医療スタイルとしても、安全で安心してご利用いただける仕組みです。

導入のメリットと目的
(1)患者側
  • 遠方から当院まで来院する負担がなく、どこからでもセカンドオピニオンが受けられる
  • 来院が不要であるため感染症のリスクがなく、安心して受診できる
  • 医師と対面しないため、自宅でリラックスした状態で受診できる
  • パソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンでも受診が可能となり、気軽に利用できる
  • 高齢者や体の不自由な方でも移動の負担なく受診できる
(2)病院側
  • 遠方や他院に入院中でも受診を可能にすることで、新しい患者さんを受け入れられる
  • 昨今のような社会情勢においても、利用者数減少の抑制が可能となる
  • 病院内の密集・密閉・密接を回避することで、院内感染リスクを低減できる
  • 高齢や体の不自由な方へ配慮した医療サービスの『仕組み』が提供できる
オンラインによるセカンドオピニオンの対象診療科について
泌尿器・腎移植科、炎症性腸疾患(IBD)センター内科、歯科・口腔外科・矯正歯科の3科より開始いたします。順次拡大していく予定ですので、ご利用の際は当院ホームページをご覧ください。
URL ≪https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/patient/outpatient/s-opinion.html

 

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