大阪工業大学(大阪市旭区)は、大宮キャンパスの再開発を進めており、新4号館が7月31日、竣工します。同施設は地上5階建てで、延べ床面積約7,900平方メートル。工学部の機械工学科、電気電子システム工学科、電子情報システム工学科の3学科の研究ラボなど専門分野を集約した教育研究棟です。壁面には研究内容に応じて排気や管路を自由に確保できるテクニカル・シャフトを設け、配管を支持するパイプ形状のルーバーを設置。リズミカルで躍動感のある外観デザインで、3学科に在籍する約1,600人の学生・院生の新たな学びと研究の場となります。
【本件のポイント】
●変化する研究に追従するフレキシブルな学びの空間を実現
●高速イメージング装置など関西で有数の設備を設置
●既存の施設と連携し、学科を横断した教育・研究活動を推進
1階はオープン教育研究エリアとし3学科の「ラボ」を設置。機械工学科の「MECHLAB.」(メカラボ)には、ジェットエンジンのタービンブレードなどに作用するエネルギーを測定する大型風洞実験装置などを設置しています。電気電子システム工学科の「E LAB」(イーラボ)では、雷や15万ボルト以上の高電圧を発生するインパルス発生装置で電害に関する実験などを行うことができます。電子情報システム工学科のエリアでは、机や椅子を自由に配置できるフレキシブルな空間で、国際PBL(課題解決型学習)などの活動を行う「Smart LAB」(スマートラボ)と、ナノ秒(10億分の1秒)レベルで光計測が可能な装置など関西で有数の設備を誇る「レーザー研究室」が入ります。2階から5階には各教員の研究室を配置しています。
昨年9月に使用を開始した隣接する新3号館には都市デザイン工学科と建築学科の大型実験装置を設置しており、教育研究領域の異なる複数の学科が横断的につながることで、より実践的な学びを提供します。
・大阪工業大学ウェブサイト
http://www.oit.ac.jp/
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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