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酪農学園大学獣医学類(北海道江別市)の桐澤力雄教授(獣医ウイルス学ユニット、獣医学研究科長)はこのたび、株式会社Santa Mineral(本社:東京都港区/以下、サンタミネラル社)の消毒液「テラ・プロテクト CAC-717」を用いた実験を実施。その結果、新型コロナウイルスを99.99%以上不活性化させることが確認された。同大では各教室前にテラ・プロテクトCAC-717を設置して、感染拡大防止に活用している。
現在、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、マスクや消毒液など衛生用品の品薄状態が続いている。
こうした中、酪農学園大学獣医学類の桐澤力雄教授は、サンタミネラル社の消毒液「テラ・プロテクト CAC-717」を用いた実験を実施。新型コロナウイルスに対する不活性化効果を確認した。
「テラ・プロテクト CAC-717」は、炭酸水素カルシウムを含むミネラル水に高電圧を持続的に作用させて製造され、含有するカルシウムや炭素の複合体の特別な構造の微粒子を持つ。強アルカリと微小環境の高電圧の相乗効果により99.9%以上の細菌やウイルス、微生物を遺伝子レベルまで破壊可能として不活性化効果が認められている。
桐澤教授は今回、ウイルス液に対して9倍量のCAC-717を加え、(1)2秒程度、(2)10秒、(3)30秒、(4)1分、(5)5分とそれぞれ反応させた後、CAC-717の活性を止めて、生きているウイルスを培養細胞で培養。顕微鏡下で培養細胞の形態変化を指標に、ウイルスの増殖の有無を判定した。その結果、全ての反応時間で生存ウイルスはおらず、ウイルスの不活化率は99.99%以上となった。
この実験結果は、アルコール消毒液が品薄で不足する中において、とても有益であると考えられる。またこれまで、新型コロナウイルスを不活性化するのに有効な消毒液の中で目や鼻に直接噴霧できるものはなかったことから、世界的にも朗報であるといえる。
なお、酪農学園大学では各教室前にテラ・プロテクトCAC-717を設置。感染拡大防止に活用している。
■桐澤力雄教授のコメント
[今回の試験のポイント]
今回の試験では、可能なかぎり短時間の反応時間(2秒程度)でも新型コロナウイルスの不活化が確認できました。このことからCAC-717は新型コロナウイルスを瞬殺するということが示されました。CAC-717は、本学で所有している全ての動物ウイルス(約25種類:ほぼ全てのウイルスの組み合わせを網羅*)に対して不活化効果を示しましたので、地球上の動物に感染する全てのウイルスに対して効果を示すものと考えています。生体に対して無毒ということも重要なポイントです。
*:エンベロープの有無、核酸の型(DNAかRNA)、核酸が1本鎖か2本鎖か など
[今後、期待されることや抱負]
CAC-717は動物だけでなく人の医療分野や公共施設等の消毒を安全に行うことができますので、地球規模で使われるようになればいいと考えています。一般の消毒薬とは異なり、残留性はないのでワンヘルスを持続するのに最適の消毒用資材といえます。
(参考:テラ・プロテクトCAC-717とは)
サンタミネラル社が開発した、さまざまな効果が証明されている殺菌消毒水。
炭酸水素カルシウムを含むミネラル水に高電圧を持続的に作用させて製造され、含有するカルシウムや炭素の複合体の特別な構造の微粒子を持つ。
強アルカリと微小環境の高電圧の相乗効果により99.9%以上の細菌、ウイルス、微生物を遺伝子レベルまで破壊可能として不活性化効果が認められている。また、ミネラル水と水で構成されていることから目に入っても肌に噴霧しても刺激性がなく、腐食性もない、環境と皮膚に優しい無害の除菌水である。
https://www.santamineral.com/tera-protect
(酪農学園大学公式サイト内関連ページ)
・本学獣医学類 桐澤教授が新型コロナウイルスに効果がある消毒水を確認
https://www.rakuno.ac.jp/archives/10591.html
▼本件に関する問い合わせ先
酪農学園大学入試広報センター広報課
住所:〒069-8501 江別市文京台緑町582番地
TEL:011-388-4158
FAX:011-388-4157
メール:koho@rakuno.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/