寝屋川市が募集する「ワガヤネヤガワ・ベンチャービジネスコンテスト2019」で、摂南大学(大阪府寝屋川市)経営情報学科の学生ら4人が考案したビジネスプランがグランプリを受賞した。同大は2年連続、3回目のグランプリとなった。
このコンテストは、同市産業振興条例の基本的な考え方である「連携と協働」を念頭に、市の産業振興を推進する事業として工業、商業、農業、協働の4部門で学生のビジネスプランを募集し、斬新で優秀なビジネスプランの実現化を通じて人材育成や、市内産業の振興を目指すものだ。
グランプリを受賞したのは、同学科4年の中⼭隼⽃さんらの提案した協働部門のビジネスプラン「寝屋川を元気にするネヤガーデン」。学校帰りや、仕事終わりの20~50代の男女を対象に、寝屋川市駅周辺の商店街などでふらっと立ち寄ってお酒や食事を楽しめる場やフリーマーケットなどのイベントを学生が主体となって企画・運営するというプランだ。
中山さんは「市の活性化のため、2つの⼤学を抱える寝屋川市の若い⼒を生かせるイベント作りを考えました。どこまで学⽣たちで⾏えるのか、どこから運営スタッフを集めるのかなど、メンバーで議論を重ね、実現可能性を高めることに非常に苦労しました」と話す。
このほか同大からは、薬師円香さん(外国語学科3年)ら2人のビジネスプラン「シソのペーストで寝屋川市を活性化」(商業部門)も部門賞を受賞した。
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