新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が懸念される中、政府から「密閉されて換気が悪く、不特定多数の人が集まる場所」としてスポーツジムが挙げられた事によりスポーツジムの休業が広がっています。
しかし、外出時に適切な対策を講じるほかに、しっかりと運動量を保ち免疫力を高めることも感染予防には重要となります。感染対策のため自宅で過ごす時間が長くなるからこそ、家庭でのフィットネス機器の需要が高まっています。
2020年台湾エクセレンス賞*には以下の3つの最新のフィットネス機器が受賞に輝いています。
2019年ベルリンマラソンのランナーが、レース前にベルリンの
「The Expo Berlin Vital」展示会にて喬山(JOHNSON)のトレッドミルを体験
- 「クライムミルMatrix C50」喬山健康科技股份有限公司(JOHNSON)
世界の名所を登って楽しく運動できるプログラムを搭載しているため、新型コロナウイルスの影響で旅行が延期になってしまった方にも最適です。メキシコにある30mのマヤ文明古代都市「チチェン・イツァ」から、828mの世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」まで、世界的に有名な21の建築物を設定でき、独自開発の電磁駆動システムにより、まるで実際に上っているような感覚が味わえます。
もともとスポーツクラブやサイクルスタジオ向けに開発された機器ですが、近年のバイクブームや、個人でもより強度や精度の高いトレーニングが求められていることから、家庭用のプレミアム機種としても販売を開始しています。
- 「サイクルボクサー(Cycle Boxer)」明躍国際健康科技股份有限公司(Strength Master)
革新的なTotal Immersion Fitness(完全没入型のフィットネス)を実現します。高強度の心肺トレーニングのためのエクササイズバイクにボクシングを取り入れ、科学的なインタラクティブ設計を備えたパンチボードにより大脳の反応を鍛え、手と目の協調を強化します。全身の筋肉を鍛え、免疫力を効果的に高めることができます。
- 「下り坂シミュレート機能を備えたトレッドミル」岱宇国際股份有限公司(Dyaco)
フィットネス機器で培った技術を活かし、筋肉や心肺機能を鍛えるリハビリ機器に力を入れており、座席を取り外して車イスを直接乗り付けられるRecumbent stepper(MS350)は台湾エクセレンス賞*を受賞しました。
日本ではシニア市場をターゲットとした医療介護用機器としても使われています。
有酸素運動の愛好家向けに設計された製品では、個人の運動強度や目標に応じて、実際の登山道をシミュレートできます。0~15段階の傾斜調整により、普段使わない筋肉群も鍛えることができます。またアプリと連動した10.1型フルカラーディスプレイから、自分の身体状況を随時確認できます。感染防止のために外出をひかえ自宅にいる日であっても、トレーニング結果を友達とシェアし、一緒にトレーニングを楽しむことができます。
これらの製品も含め、台湾エクセレンス賞*に輝いた自転車、スポーツ・フィットネス機器の展示を予定していた、5月14日~16日の「Taipei Cycle+(台北国際自転車見本市+)」および「TaiSPO +(台北国際スポーツ用品見本市+)」は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のため開催中止が決定いたしました。
台湾自転車産業への高い注目度、ニーズに応えるため台湾貿易センターでは5月にオンライン見本市及び商談会開催を開催するべく調整中です。最新情報は台湾貿易センター公式HPをご覧ください。
https://fukuoka.taiwantrade.com/
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*台湾エクセレンス賞とは
台湾エクセレンス賞(Taiwan Excellence Award)は台湾製品のイメージアップやグローバル市場へのプロモーションを目的として1993年に設立されました。毎年、台湾の経済部による厳格な審査を経て受賞製品が選出されます。研究開発、デザイン、品質、マーケティングなどで卓越した製品のみがその称号を得ることができ、受賞すれば国際的な様々なマーケティングやプロモーションでロゴマークの使用が許されます。6本のアーチラインからなる、台湾エクセレンスロゴマークは「台湾伝統文化における円満を追求する心」を表し、「台湾が国家レベルで認めた優良製品」であることを証明するマークでもあります。
https://www.taiwanexcellence.org/jp
中華民国経済部国際貿易局について
中華民国経済部(日本の経済産業省に相当)国際貿易局(BOFT)は、貿易及び経済協力に関連する政策と規定の実施を担っています。1969年に設立されたBOFTの役割と位置づけは、変化し続ける世界経済と貿易環境のニーズを満たすべく定期的に調整されてきました。BOFTは国内外における貿易関連プロジェクト・イベントにおいて中華民国対外貿易発展協会(日本での名称は台湾貿易センター、略称TAITRA)を指導し、サポートしています。数十年に渡りTAITRAと緊密な連携を保っているBOFTはビジネス、貿易及び投資に関連する重要な政府プロジェクトを今後も引き続きTAITRAに委託し、あらゆる面から台湾の海外プロモーションを行っていきます。
台湾貿易センター(TAITRA)について
1970年に台湾の対外貿易促進を目的に、台湾政府と業界団体の支援により設立された非営利団体です。本部は台北にあり、台湾国内5箇所の事務所(桃園、新竹、台中、台南、高雄)と世界各地にある63の海外事務所をネットワーク化し、総勢1,300名以上のスタッフが台湾企業の国際競争力の強化、海外企業のビジネスマッチング、世界市場への進出をサポートしています。TAITRAは毎年、台湾で年間約40の国際専門見本市を主催する他、TWTC台北国際展示ホール、TWTC南港国際展示ホール、TICC台北国際会議センターなどの施設を運営しています。1973年に東京で日本事務所を設立以来、台日パートナーシップの強化を目指し、数多くの見本市へ出展するなど、日本・台湾間の貿易振興を図っております。また日本企業に対し、台湾からの調達及び台湾への投資、台湾で開催される国際専門見本市への参観及び出展誘致などを行っております。現在、台湾貿易センターは日本国内に3箇所の事務所(東京、大阪、福岡)を設けております。