米国 サンフランシスコ市における3棟112,000m2超、大規模オフィスビル開発事業「(仮称)ブラナンスクエア」計画への参画決定
・当社の米国西海岸オフィスビル事業で最大規模となる事業への参画決定
・テック系企業を中心にニーズが強い、サンフランシスコ市SOMA地区での稀少性の高いオフィスビル開発事業
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区 代表取締役社長 菰田正信)は、この度、米国子会社「Mitsui Fudosan America, Inc.(三井不動産アメリカ、代表者:John Westerfield)」を通じて、カリフォルニア州サンフランシスコ市におけるオフィスビル「(仮称)ブラナンスクエア」の開発事業に参画することを決定しました。現在サンフランシスコ市では「270ブラナン」においてオフィスビル事業を推進しており、米国西海岸におけるオフィスビル事業は計2物件となります。本計画は、西海岸エリアにおける事業としては最大規模となります。
「(仮称)ブラナンスクエア」は、地上11階建の第1棟、地上13階建の第2棟、地上10階建の第3棟の独立した3棟が、提供公園を囲むように設計された一体開発です。3棟合計の延床面積は約112,000m2、第1棟・第2棟からなる第1期は着工が2020年秋頃、竣工は2022年秋頃を予定しています。基準階面積は約2,800m2、階高は4m超、採光のとれる広い窓を備えています。本計画の所在エリアは、シリコンバレーへのアクセス性からテック系企業に大変ニーズが強く、今後の再開発による更なる発展が期待されているSouth of Market地区(SOMA地区)に位置しています。本エリアおよび本計画は、サンフランシスコ市におけるオフィスの新規供給制限があるなかで、極めて稀少な開発機会となっています。
本計画は交通利便性にも非常に長けており、路面電車T線の新「4th St.& Brannan St.」駅から徒歩3分、カルトレイン「San Francisco」駅から徒歩7分、また高速101号線、280号線、80号線出入口までも非常に近い立地となっています。本計画で働くワーカーは、施設内リテール区画やテラス、施設に隣接している提供公園でリフレッシュすることもできます。
今回パートナーとして事業を行う「Tishman Speyer」社は、全世界においてトップクラスの不動産の所有、運営、アセットマネジメント事業を手掛ける、米国を代表する大手デベロッパーです。
「(仮称)ブラナンスクエア」 イメージパース
提供公園 イメージパース
【Tishman Speyerについて】
Tishman Speyerは1978年設立、オフィスビル、商業施設、住宅、複合開発など様々な物件の開発、賃貸、運営管理を手掛ける、アメリカの非上場の大手総合デベロッパーです。アメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジアの世界7ヶ国で事業を展開しており、過去に手掛けた物件数は400以上になり、サンフランシスコエリアでは20年以上事業を行っています。
【三井不動産グループの海外戦略について】
当社グループは海外事業を成長分野の一つに位置付け、アメリカ・イギリスの欧米諸国に加え、中国・台湾・東南アジアなどのアジア諸国で事業を展開しています。
アメリカでは、オフィス、住宅など複数用途の開発事業にも取り組んでおり、今後も更なる事業機会の獲得を目指してまいります。
【物件概要】
物件名称:(仮称)ブラナンスクエア
所 在 地 :598 Brannan Street, San Fransisco, CA
建物規模:第1棟:11階建
第2棟:13階建
第3棟:10階建
敷地面積:約195,000sf (約18,000m2)
延床面積:約1,203,000sf(約112,000m2)
用 途:オフィス・店舗
スケジュール:
<第1棟・第2棟>
2020年 着工予定
2022年 竣工予定
<第3棟>
2021年 着工予定
2023年 竣工予定