⽇本最⼤級の⾃作ハードウェアコンテスト「GUGEN2019」⼤賞決定︕
株式会社ピーバンドットコム
大賞決定!
株式会社ピーバンドットコム(本社:東京都千代田区、東証マザーズ上場 3559)は、日本最大級の自作ハードウェアコンテスト「GUGEN2019 展示会・授賞式」を2019年12月8日(日)にアクセンチュアイノベーションHUB東京にて開催いたしました。
「ユーザーの課題を解決する“未来のふつう”となるアイデア・製品を具現(GUGEN)化する」をテーマに、1次審査を通過した61作品を同会場にて展示しました。そして、さらに絞られたノミネート6作品のプレゼンテーションを経て、4名の審査員による審査員得点および来場者得点の総合点をもとに、大賞1作品、優秀賞2作品、Goodアイデア賞1作品、学生賞1作品を表彰いたしました。
ここに、その結果概要をご報告いたします。
GUGENは、「ハードウェアのものづくりに関わる人たちにもっとスポットライトを浴びてもらいたい」という弊社代表取締役の田坂正樹の思いから始まりました。2009年に開催した「電子工作コンテスト」から数えて11回目となり、昨年に引き続き、日本最大級のものづくりの祭典「FESTA 2019」内で展示会・授賞式を執り行いました。今年度は、海外からの出展作品もあり、会場は昨年を超える盛り上がりを見せました。
表彰式においては、第1回「GUGEN」より審査員を務めるITジャーナリストの林信行氏は、
「今回は本当にレベルが高く、特に学生の作品の力が強かった。大賞のPlanterについては、人の行動偏移を想定して作られていて、エンジニアリング力とデザイン力、双方を持ち合わせた作品だった。「優れたデザイン」はApple製品のように世界を変える力があると感じた。」
と総括しました。また、弊社代表の田坂は、「今回のGUGENは昨年の1.5倍を超える600人以上の来場があり、さらに海外からも20作品を超える応募と5作品の出展があった。せっかくここまで規模が大きくなったので、海外でもGUGENの存在を広めていきたい。12回目も新しい試みにチャレンジして、よりモチベーティブに参加できるイベントにしていきたい。」として、次回のGUGENについて意気込みを語りました。
時代の流れとともに、これまで”未来のもの”だと考えられていた製品・サービスが、”ふつうのもの”に変わりつつあります。株式会社ピーバンドットコムは、今後もGUGENを通じて、ものづくりの裾野拡大と設計・開発に携わる人達を支援し、“未来のふつう”の具現化に邁進してまいります。皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
【表彰結果概要】
■「GUGEN 2019」ノミネート6作品
・作品NO.060 flotect / チーム名:OH! FURO
・作品NO.063 CleanerPLUS / チーム名:小坂崇之
・作品NO.097 WAN-CHAN / チーム名:Hosei student
・作品NO.119 Planter / チーム名:関谷 直任
・作品NO.123 Wearbo – 布製ウェアラブルキーボード / チーム名:チームWearbo
・作品NO.144 JoyBraille / チーム名:Muhammad Abdurachman Fairuz
■「GUGEN 2019」大賞
ノミネート作品を選出するだけでも難儀するくらい、出展作品のクオリティが高い中、大賞は「完成度が高い作品」「実用性と優れたデザイン」という観点から、GUGEN審査員満場一致で「Planter」が選ばれました。
大賞 :◇作品NO.119 Planter
チーム名:関谷 直任
Planterはマンションやアパートなど集合住宅でも手軽に導入できる発電機です。ベランダに設置し、風力発電でバッテリーに蓄電します。バッテリーは発電機から切り離して、スマートフォンの充電やベッドライトなどに使用することができます。
一般の生活者でも発電/消費の実感ができるインターフェースになっています。
優秀賞 :◇作品NO. 097 WAN-CHAN
チーム名:Hosei student
WAN-CHANは靴に装着する温度監視デバイスで、40度以上の温度を検知するとランプの色が変化して歩行者に知らせます。路面の温度が上がりやすい真夏でも、散歩の際に犬が火傷をしないためのデバイスとして開発されました。
靴に装着する仕様なので、路面に近く、熱中症にかかりやすい幼児などにも応用が見込まれる点が評価されました。
優秀賞 :◇作品NO.123 Wearbo – 布製ウェアラブルキーボード
チーム名:チームWearbo
Wearboは布にプリントしたインクを通じて文字入力するキーボードです。
伸縮性と感度の高い導電布を使用し、手書き入力モードとフリック入力モードに対応しています。Bluetoothで接続したスマートフォンやパソコンに入力結果を転送でき、満員電車など狭い場所でも文字入力が可能です。
開発は東大生によるチームで、2020年のSXSWにも出展を予定されています。
また、発想がユニークな作品に贈られる「Goodアイデア賞」には、「flotect」が選ばれました。
入浴時に浴槽に浮かべ水面の揺れを監視します。異常を感知すると、本体から警告音が鳴り、家族のスマートフォンへ通知、さらに自動排水装置による排水を行います。高齢化社会における問題をハードウェアとSNSを組み合わせることにより解決するという発想が評価されました。
「学生賞」には、「Let’sえいごパズル!」が選出され、協賛企業によるスポンサー賞に計17チームの作品が選ばれました。
さらに、大賞ノミネートに選ばれた6作品は2020年1月より、大賞ノミネート作品6点は渋谷パルコ内のテストマーケティングに特化したショールーム、BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE(運営:株式会社 CAMPFIRE)でブース出展を行う予定です。
GUGEN は、受賞の有無にかかわらず、ユーザーに必要とされるモノの具現化のために挑戦し続けるチームに対し、関心のある企業とのマッチングやものづくりに関する情報提供、製品化に向けた相談会など、引き続き支援を行ってまいります。
■展示会・表彰式 の概要および参加者状況
・開催日時 :2019年12月8日(日) 09:00~18:20
・開催場所 :アクセンチュアイノベーションHUB東京
■審査員(50 音順)
林 信行 氏(IT ジャーナリスト・コンサルタント)
鎌田 富久氏(TomyK代表/株式会社ACCESS共同創業者)
藤岡 淳一 氏(株式会社ジェネシスホールディングス 代表取締役社長)
見ル野 栄司 氏(マンガ家)
■協賛(50 音順)
プラチナスポンサー
株式会社ジェイテクト
HAX Tokyo(住友商事株式会社)
BOOSTER STUDIO(株式会社CAMPFIRE)
Fusion360(オートデスク株式会社)
LINE株式会社
ゴールドスポンサー
アナログ・デバイセズ株式会社
OrCAD(イノテック株式会社)
株式会社ジェネシスホールディングス
チームラボ株式会社
メイカーズバザール大阪2019(Code for OSAKA)
シルバースポンサー
株式会社秋月電子通商
ヴイストン株式会社
CADLUS X(株式会社ニソール)
共立電子産業株式会社
Quadcep株式会社
株式会社スイッチサイエンス
太洋工業株式会社
トランジスタ技術(CQ出版株式会社)
メディアスポンサー
I/O(株式会社工学社)
子供の科学(株式会社誠文堂新光社)
fabcross(株式会社メイテック)
■関連リンク
◆GUGEN 2019 受賞作品 https://gugen.jp/2019contest-result
◆GUGEN https://gugen.jp/
◆P 板.com https://www.p-ban.com/
◆FESTA2019 https://festa2019.we-are-ma.jp/
◆BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE https://booster.studio/
■主催会社の概要
会 社 名 : 株式会社ピーバンドットコム
代 表 者 : 代表取締役 田坂 正樹
本社所在地 : 東京都千代田区五番町14 五番町光ビル4F
設立日 : 2002年4月
株式上場日 : 2017年3月 東京証券取引所マザーズ市場(3559)
URL : https://www.p-ban.com/
【事業概要】
「開発環境をイノベーションする」という経営スローガンの下、プリント基板の E コマース「P板.com」 の運営を中心に事業展開しています。プリント基板の設計・製造・部品実装から筐体の中に納めるまでの 「ワンストップ・ソリューション」を提供。プリント基板を扱うエンジニアの育成と裾野拡大のため、技 術情報サイトを運営するほか、「社会における課題を解決するデバイス」をテーマに日本最大級のオリジ ナルハードウェアコンテスト「GUGEN(ぐげん)」を毎年開催しています。
■お問い合わせ先
GUGEN 実行委員会
担 当 者 : 宇吹/赤木
電話番号 : 03-3261-3431
E-mail : info@gugen.jp
【展示会・受賞式の様子】