-
-
-
科学技術社会論学会第18回年次研究大会・総会(実行委員長:西村秀雄 金沢工業大学教授、後援:金沢工業大学 平成29年度私立大学研究ブランディング事業「これからの科学技術者倫理研究」)が2019年11月9日(土)・10日(日)の2日間、金沢工業大学扇が丘キャンパスで開催されます。当研究大会・総会の開催期間中、一般公開の特別企画として「グローバル社会における日本の工学教育の課題と展望―JABEE 20年のあゆみから」と「技術についていかに問いうるか―技術論の視点から科学技術倫理を問い直す」を開催します。参加費無料、事前申込不要、科学技術社会論学会の会員でない方も自由に参加できます。
【11月9日(土) 開催】
2019年度 科学技術社会論学会 年次研究大会特別講演(一般公開)
「グローバル社会における日本の工学教育の課題と展望―JABEE20年のあゆみから」
2019年度の科学技術社会論(STS)学会金沢大会のテーマは、科学技術と社会の問題を工学や工学教育/技術者倫理という視点から考えてみることにある。科学技術と社会の問題を議論する上で工学や工学教育という論点は必要不可欠なはずだが、そのような論点は工学関係者以外からは敬遠されがちである。
本特別講演では、2009年度からJABEEの副会長となり、2013年から2019年まで同会長を務められた有信睦弘氏に、現在の工学教育、高等教育、さらには科学技術政策などの課題と展望について、倫理、教養など人文社会系分野も視野に入れた幅広いテーマでご講演いただく。さらにSTS学会からはSTSの視点からの多角的な分析のために調麻佐志氏がコメントをおこない、それに続く会場での質疑を通じて、グローバル化が進展する中での科学技術と社会のあり方、そしてそのより良い実現のために重要となる工学や工学教育のあり方について理解を深めることを目指したい。
日時:令和元年11月9日(土)14:40~15:50(14:15 受付/開場)
場所:金沢工業大学扇が丘キャンパス(5号館5.101室)
講演者:有信 睦弘 氏(東京大学執行役・副学長、前JABEE会長)
コメンテーター:調 麻佐志 氏(東京工業大学教授、STS学会会長)
司会:夏目 賢一(金沢工業大学准教授)
主催:科学技術社会論学会
後援:金沢工業大学
金沢工業大学 私立大学研究ブランディング事業
参加費等:参加費無料、事前申込不要
※ 科学技術社会論学会の会員でない方も自由に参加できます。
※ 一般公開行事に限っての参加の場合、学会参加費の支払いも不要です。
その他:
特別講演終了後の16:00~16:20に、同会場にて2019年度 科学技術社会論・柿内賢信記念賞の授賞式が行われます。こちらも一般公開になっています。
【11月10日(日) 開催】
2019年度 科学技術社会論学会 大会実行委員会特別企画(一般公開)
「技術についていかに問いうるか―技術論の視点から科学技術倫理を問い直す」
日本にengineering ethicsが導入されてからすでに10年以上の年月が経っている。その間に科学技術はますます高度化・複雑化し、AIやロボットに代表されるように、先端技術の発展が次々と新しい問題を生んでいる。そうした問題に応答するべく、科学技術社会論をはじめとして、さまざまな研究分野が技術を問いの対象としている。しかし、われわれは技術についていかに問いうるのだろうか。つねにすでにわれわれ自身が技術社会の中で生きざるを得ない状況において、いかに技術に反省的なまなざしを向けることができるのだろうか。
科学技術倫理に隣接する領域でも、技術を問い直す、あるいは科学技術倫理自体を問い直すような動向が存在する。本企画では、科学技術倫理の具体的な内実ではなく、幅広い視点から科学技術倫理のあり方について検討したい。
日時:令和元年11月10日(日)11:00~12:30(10:30 受付/開場)
場所:金沢工業大学扇が丘キャンパス(5号館5.101室)
オーガナイザー:金光 秀和(金沢工業大学教授)
発表者:齊藤 了文 氏(関西大学教授)
比屋根 均 氏(技術士)
鈴木 俊洋 氏(崇城大学教授)
主催:科学技術社会論学会
後援:金沢工業大学
金沢工業大学 私立大学研究ブランディング事業
参加費等:参加費無料、事前申込不要
※ 科学技術社会論学会の会員でない方も自由に参加できます。
※ 一般公開行事に限っての参加の場合、学会参加費の支払いも不要です。
▼本件に関する問い合わせ先
金沢工業大学 広報課
住所:石川県野々市市扇が丘7-1
TEL:076-246-4784
FAX:076-248-7318
メール:koho@kanazawa-it.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/