大谷大学博物館では2019年度特別展として「柳宗悦・棟方志功と真宗-土徳の大地と民藝の美-」と題して、柳・棟方に影響を与えた越中真宗の信仰風土「土徳」について二人の著作や作品とともに紹介します。
暮らしのなかの実用品に「用の美」を発見し、それらの生活道具を民藝(民衆的工芸)と名づけたのは、思想家の柳宗悦(1889~1961)でした。柳はみずからの「直観」によって、国内外の民藝作品を数多く蒐集するとともに民藝運動を展開しました。そして、その柳に才能を見出され、生涯柳を師と慕ったのが板画家の棟方志功(1903~1975)でした。
二人はともに戦中・戦後に真宗王国越中富山の人びとの生活に息づく信仰風土「土徳」と出会い、大きな影響を受けました。柳は「仏教美学」という思想を確立し、棟方も自分ではない「他力」による創作活動に取り組むようになったのです。
本展覧会では、柳・棟方に影響を与えた越中真宗の信仰風土「土徳」について二人の著作や作品とともに紹介いたします。
なお、10月29日(火)は日本民藝協会常任理事の太田浩史氏、11月23日(土)は、棟方志功研究家で棟方志功の初孫にあたる石井頼子氏による記念講演会を開催します。
1.テ ー マ
「柳宗悦・棟方志功と真宗-土徳の大地と民藝の美-」
2.会 期
2019年10月12日(土)~11月28日(木)
※日・月休館(11月10日、24日、25日は開館)
3.開館時間
午前10時~午後5時(入館は閉館30分前まで)
4.観覧料
一般・大学生 500円 高校生以下 無料
5.問い合わせ先
大谷大学博物館
TEL: 075-411-8483
(京都市北区小山上総町 大谷大学内響流館1F)
6.ホームページ
http://www.otani.ac.jp/news/nab3mq000006vjej.html
7.記念講演会
(1)10月29日(火)14:00~ (聴講無料・一般来聴歓迎・事前申込不要)
【講 題】 美の法門と真宗
【講 師】 太田 浩史 氏(日本民藝協会 常任理事/真宗大谷派大福寺[南砺市] 住職/となみ民藝協会 会長)
【会 場】 大谷大学響流館3階 メディアホール
(2)11月23日(土)14:00~ (聴講無料・一般来聴歓迎・事前申込不要)
【講 題】 柳宗悦と棟方志功 往復書簡を通して探る"南砺時代"
【講 師】 石井 頼子 氏(棟方志功研究家/棟方志功の初孫)
【会 場】 大谷大学響流館3階 メディアホール
▼本件に関する問い合わせ先
大谷大学博物館
住所:603-8143 京都市北区小山上総町
TEL:075-411-8483
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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