ギリアド・サイエンシズ、 2019年度アジア太平洋・レインボー・寄附プログラムの受付開始を発表
日本国内でHIVに焦点を当てた地域ベースの団体から寄附金申請を募集
ギリアド・サイエンシズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ルーク・ハーマンス、以下「ギリアド」)は本日、日本国内のHIV感染者を対象とした地域主導のプログラムを支援する年2回の助成イニシアチブである、2019年度ギリアド・アジア太平洋・レインボー・寄附プログラムの受付を開始したことをお知らせいたします。同社では本日より、非政府団体や支援団体に対して、2019年度の寄附金に対する申請の案内を開始しました。本寄附プログラム申請の提出期限は2019年9月30日となっています。本年度の寄附プログラムでは、次の3つの優先分野、1) Access and Quality of Life、2) Multidisciplinary Care、3) Diversity and Inclusionに焦点を当てることにより、HIV感染者の生活の質を改善することを目的としてHIV治療におけるアンメットニーズに応えることを目指します。
国際連合エイズ合同計画(UNAIDS)は2016年に、全てのHIV陽性者の90%を診断し、診断された人の90%に治療を提供し、治療を受けた人の90%でウイルス抑制を達成することを目的とした、90-90-90ターゲットを設定しました1。しかしながら、HIV治療が進化していくにつれ、ウイルス抑制の先を見据えてHIVの転帰について考える必要性がますます高まっています。UNAIDS 90-90-90 目標の追加ターゲットとなる「Fourth 90」では、HIV陽性者の管理および治療をさらに深く追求し、HIV陽性者の健康に関連した生活の質を保証することを目的としています2。
ギリアドの広報担当シニア・バイス・プレジデントであるエイミー・フラッド(Amy Flood)は、次のように述べています。「ギリアドでは、地域の力強い連携が、重篤な疾患の罹患地域に大きな影響を与えることができると考えます。ギリアド・アジア太平洋・レインボー・寄附プログラムは、この信念の表明であり、患者さんを治療の中心に置いたプロジェクトを支援するという、他には類を見ないプログラムです。ギリアドはさまざまな団体と提携し、HIV陽性者が日々その可能性を最大限に引き出し充実した生活を送ることができるよう支援する環境を整えていくことを楽しみにしています。」
ギリアドは、このプログラムをアジア18の地域にまで寄附プログラム拡大しました。これは2018年度と比較すると国と地域の数という点からほぼ2倍となっています。昨年は10地域においての28団体が100万米ドル超の授与を受けました。
ギリアド・アジア太平洋・レインボー・寄附プログラムについてさらに詳しくお知りになりたい場合は、こちらをご覧下さい:www.gileadrainbowgrant.com
1 90–90–90 - AIDSの蔓延に終止符を打てるよう高く定めた治療目標、最終アクセス2019年6月21日。
https://www.unaids.org/en/resources/documents/2017/90-90-90
2 HIVウイルス抑制の先を見据えて - 新たなQOLの最前線(2016年)、最終アクセス2019年6月21日。
https://bmcmedicine.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12916-016-0640-4
ギリアド・サイエンシズについて
ギリアド・サイエンシズ・インクは、医療ニーズがまだ十分に満たされない分野において、革新的な治療を創出、開発、製品化するバイオファーマ企業です。会社の使命は、生命を脅かす病を抱える世界中の患者さんのために医療を向上させることです。カリフォルニア州フォスターシティに本社を置き、世界35か国以上で事業を行っています。
ギリアドは30 年間にわたり、HIV 領域のイノベーターとして、HIV 感染症の治療、予防と治癒に向けた研究を行ってきました。世界には現在、1,200 万人以上の HIV 感染者がギリアド社またはそのジェネリック医薬品製造パートナーが提供する抗レトロウイルス剤を服用しています。