日本TI、ADAS設計で高度な安全性を実現する診断機能の役割に関する技術記事を公開
車載機器の設計では、さまざまなシステム障害への対処は目新しい問題ではありません。しかし、車が障害を検知して特定し障害にも耐える能力となると、ADASの中でもかなり新しい課題です。自動運転レベル0からレベル1やそれ以上へと車が進化するにつれて、自動運転におけるシステム全体の安全目標を達成するために、多数の最新ADASセンサ・ユニット、特にカメラ・モジュール、レーダー・モジュール、フュージョン・システムに何らかの形の障害検知機能が必要になります。
障害検知のための診断と監視
高度な機能安全性を目指して作られた機器には、特定の電源要件を持つ部品が含まれるのが普通です。例えば、マイコンの安全性には、ほとんどすべての場合で電源レールの監視が必要です。
マイコン電源の安全性のために障害検知ブロックを実装する方法はいくつかあり、電源、電圧スーパーバイザや診断ICが独立しているものから、1つのICの中に電源だけでなく保護、診断、さらにウォッチドッグ・タイマ機能まで備える高度に統合されたソリューションまで、さまざまです。
統合の度合いと部品の選択は、機能要件だけでなく、顧客独自のシステム・アーキテクチャにも左右されます。
高度なASILを実現する過電圧および低電圧監視
障害、特に電源が過電圧または低電圧であることを検知する機能は、高度なASILを達成するのに不可欠ですが、これは電圧の監視・管理により実現できます。実装面積が限られるカメラ向けの小型ソリューションの設計にも、大型で複雑なセンサ・フュージョン・システム向けのマルチチャネルの設計にも、TIでは、システムや機能の安全性の要件を念頭に置いて作られた診断および監視製品を提供しています。
参考情報
+リファレンス・デザイン「電圧監視機能を向上した ADAS 向け電源のリファレンス・デザイン」
+機能安全設計について
全文はこちらからご覧ください。
URL:https://e2e.ti.com/blogs_/japan/b/automotive/archive/2019/06/28/how-diagnostics-help-your-adas-design-achieve-higher-levels-of-functional-safety-adas?hqs=sys-auto-adas-howdiagnostics-pr-lp-digitalpr-jp
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:グレッグ・ハンタック、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ(http://www.tij.co.jp )をご参照ください。