デスクトップ用アプリケーションGitHub Desktop 2.0をリリース StashとRebaseに対応

ギットハブ・ジャパン合同会社



オープンソースプロジェクトおよびビジネスユースを含む、ソフトウェア開発の開発プラットフォームを提供するGitHub,Inc.(本社:米国サンフランシスコ、以下ギットハブ)は、2019年6月5日(米国時間)にGitHub Desktop 2.0をリリースしました。

前回のGitHub Desktop1.0のリリース以来、マージコンフリクトを簡単に解決できる機能 ( https://github.blog/jp/2018-11-15-github-desktop-1-5/ )のほか、共同作業者がコミットして他の作業者とのクレジットを共有( https://github.blog/2018-02-26-github-desktop-1-1-is-now-available/ )に加え、GitHubのPull Requestを確認するなど、ワークフローのサポート向上のために数々の機能を追加してきました。今回、GitHub Desktop 2.0のリリースでは、ユーザからの要望が多かった機能としてStashとRebaseにも対応しました。ユーザの声に耳を傾けソフトウェア開発の成功に欠かせないワークフローのサポートに重点を置くGitHubでは、ベテラン開発者だけでなくバージョン管理に不慣れな新人開発者にとっても、チームで使いやすいツールの開発に注力しています。

世界中の開発者と議論を重ねた結果、作業スタイルは開発者やチームによって異なることが明らかになりました。GitHub Desktop 2.0の目標は、複数チームでのコラボレーションを実現し、GitHubを利用するチームの一般的な開発パターンをサポートすることです。GitHub Desktopでは、Gitを活用することで迅速に情報を入手し生産性を上げ、開発が陥いりやすいミスを容易に回避することができ、経験を積みながら重要な基本コンセプトを学ぶことが可能です。そのため、インストラクターやバージョン管理に不慣れなユーザによる利用が増加しています。

Stash
バグの再現や修正作業中、一時的にコンテキストを切り替えることは頻繁に発生します。GitHub Desktop 2.0では、作業が未完了でコミットできない状態の場合、変更を新しいブランチに適用するか作業中のブランチに保存するかを選択できます。



Rebase
ユーザーから、マージコミットのないクリーンなコミット履歴を望むチームが多いという意見が寄せられ、またチームによって好みが大きく異なる場合があることも顕在化しました。日頃からブランチをマージすることに慣れているユーザーは、これまでと同じワークフローを使い続けることが可能です。その一方で、マージコミットのないレポジトリで作業したいユーザーは、Rebase に対応したGitHub Desktop 2.0でコミット履歴をクリーンな状態に保つことが可能になりました。


コラボレーションをより楽しく
GitHub Desktop 1.0以降、コラボレーションを促進させるための機能をリリースしてきました。コラボレーションによって新しいものを生み出す作業は楽しいものであるべきであり、また、小さな変化が大きな変化を生み出せるのです。創造的かつ協力的なチームのあり方を推進しするための機能の導入として、メッセージを伝えるための絵文字、GitHubユーザ名をメンションするだけでコミットの共同作業者を選択できる機能、さらにコミットを完了すると次の推奨手順を添えてGitHubに作業をプッシュできる機能も追加しています。他のユーザと共同で完了した作業のクレジット共有も、今までになく容易になっています。


オープンソースに対する尽力
GitHub Desktop最新バージョンのオープンソース化にあたっては、コミュニティのコントリビュータの皆さんの協力がなければ実現できませんでした。オープンソースこそGitHubのDNAです。3,600万人もの開発者をつなぐエコシステムの一員となり、社内でオープンソースメンテナの必要性を提唱できたことを誇りに思います。オープンソース化には全員が一丸となって取り組まなければなりません。150人を超えるコミュニティのコントリビュータの皆さんの多大な貢献によりGitHub Desktopを素晴らしいものとなりました。

次のステップ
今後もGitHub.comからGitHub Desktopに表示できるコンテキストが増え、ローカルマシンでの生産性をさらに向上させます。その第一歩となるのが、GitHubとDesktop間のPull Requestの緊密な統合です。GitHub.comからのすべてのPull RequestをGitHub Desktopで簡単に開くことができ、すぐにローカルでも作業が可能になります。今後、レビュー中の動作テスト、コミット追加、マシン上でのコード確認も可能になります。また、次の推奨手順( https://github.blog/jp/2019-01-22-github-desktop-update/ )を使うことで、GitHub DesktopでのPull Request作成がさらに容易になります。

これまでにGitHub Desktopをダウンロードしたユーザは数千万人におよび、毎月50万人ものユーザがアプリケーションを開発しています。GitHubは、影響力と需要の大きいGitのローカルワークフローを数多く作り上げてきました。現在、GitHub.comの機能を拡充させ、ワークフローごとにシームレスな動作を実現できるよう取り組んでいます。さらに多くのユーザがソフトウェア開発、研究、設計などに参加できるよう既存の障壁を減らし、ソフトウェア開発を、GitHub Desktopで今後もサポートしていきます。

GitHub Desktopに関する詳細はこちら
http://desktop.github.com

GitHub Blog
英語https://github.blog/2019-06-05-github-desktop-expands-to-support-stashing-and-rebasing/
日本語
https://github.blog/jp/2019-06-11-github-desktop-expands-to-support-stashing-and-rebasing/

こちらからもGitHubに関する情報をご覧いただけます。
Blog: (英語)  https://github.blog/ (日本語) https://github.blog/jp/
Twitter: (英語) @github( https://twitter.com/github )      
     (日本語) @GitHubJapan( https://twitter.com/githubjapan )

【ギットハブについて】https://github.co.jp
GitHubは世界で3,600万人にのぼる開発者および210万の組織に利用される開発プラットフォームです。プログラミング環境にオープンな会話と協調を重んじるコミュニケーションによって、コラボレーションを促進する開発環境を提供しています。これらの開発を実現するワークフローで必要となるコードレビュー、プロジェクトおよびチームマネージメント、ソーシャルコーディング、ドキュメント管理などに、これまで以上の効率性と透明性をもたらし、より高速かつ品質の高いソフトウェア開発を支援しています。
GitHubは多様なユースケースに適した開発プラットフォームを用意しており、オープンソースジェクトから企業における機密性の高いソフトウェア開発までに対応できます。無料で利用できるパブリックリポジトリはオープンソースプロジェクトにて多く利用されていますが、プライベートリポジトリが利用できる有償サービス、GitHub EnterpriseやBusiness on GitHub.comなども提供しています。
2008年に米国サンフランシスコで創業したGitHub, Inc.は、初の海外支社として、2015年に日本支社を開設しました。

 

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