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自作の装置に卵を入れ、割れないように高所から落とす競技「卵落としコンテスト」が5月24日(金)、寝屋川キャンパスで行われました。
工学部基礎理工学科が開設された2007年以来、毎年続けている新入生歓迎イベントで今年で13回目。ケント紙やはさみ、ものさし、セロハンテープなどの簡易な材料で卵を守る緩衝器を製作、高さ18メートルの学舎5階からいかに卵を割らずに落とせるかを競います。
今年は1年生67人が3~4人ずつ20チームに分かれて参加。約1ヶ月かけて議論を重ね、協力して準備を進めてきました。
当日は各チームのリーダーが地上に設置された的をめがけて卵入りの緩衝器を落とし、20チーム中6チームが卵を割らずに''軟着陸''させることに成功。地上で見守っていた仲間や教員らから歓声が上がりました。
コンテスト途中から風が吹き始め、落下途中の緩衝器があおられて階下のバルコニーに''不時着''するハプニングも。
卵を無傷で着地させた工学部基礎理工学科1年生の永井佑弥さんは「装置の上部に切り込みを入れて羽を作り、落下のスピードを減速させたことが成功につながりました。将来はシステムエンジニアを目指しており、チームで協力してモノづくりに挑んだ今回の経験は将来、きっと生かされると思います」と自信を見せていました。
コンテスト終了後は、各チームが製作のコンセプトなどを説明するプレゼンテーションを行い、自分たちの作品をアピールしました。
落下して割れた卵は調理して、全員で賞味。数学の教員を目指している基礎理工学科1年生の長嶺聖良さんは「みんなで協力してひとつの課題に取り組めたことに大きな価値があると思います。モノづくりには失敗しても挑戦する''トライアンドエラー''の姿勢が大切であることを学びました」と笑顔で語っていました。
続いて表彰式が行われ、卵を割らずに、かつ最も目標に近い位置に落下させた1チームが優秀賞とホールインワン賞を受賞。わかりやすいプレゼンテーションを行ったチームやユニークなアイデアで作品を製作したチームにも賞が贈られました。
同学科主任の影島賢巳教授は「グループでアイデアを出し合い、ディスカッションしながら協力してモノを作る楽しさを学生一人ひとりが感じてくれたと思います。これから過ごす大学4年間で、勉強する面白さをもっと知ってほしいです」と熱っぽく語っていました。
このコンテストの様子は当日夕方のテレビニュースでも放送され、反響を呼びました。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人 大阪電気通信大学
広報部広報課
TEL:072-824-3325
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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