2018年テレビ地上波放送 映画番組視聴質ランキングを発表致しました

TVISION INSIGHTS株式会社

人体認識技術を用いて、テレビ視聴者の視聴態勢から「視聴質」データを取得・提供するTVISION INSIGHTS株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:郡谷康士 以下「当社」)では、「2018年テレビ地上波放送 映画番組視聴質ランキング」を作成しました。
今回のランキングは、VI値とAI値をかけあわせた「VI値×AI値」の高い順に順位づけしました。これは専念視聴度合いであり、数値が高いほどその番組がよく見られていることを示します。

 <要点>
  • 【個人全体】は1位「君の名は。」、2位「ズートピア」を筆頭に、5位以内にアニメが3本、アクションが2本ランクイン
  • 【映画関心層】は幅広いジャンルで新作、旧作が入り交ったランキングとなった一方で、劇場公開日に放送された同監督の過去作品「時をかける少女」がランクイン
  • 【男性】は地上波初放送でない洋画のアクションものが5本中3本ランクイン
  • 【女性】は1位の「ドラえもん」を筆頭に、4位までのすべてがアニメ作品に
  • 日本テレビが【個人全体】で5本中3本、【映画関心層】【女性】ともに5本中4本ランクインと、映画番組の視聴質で強さを見せた
     

個人全体の1位は「君の名は。」、映画関心層の1位は「ゲド戦記」。男性はアクション、女性はアニメものが多くランクイン

2018年も多くの映画番組が放映されましたが、どんな映画が注視されたのでしょうか。TVISION INSIGHTS (以下TVISION)では、2018年1月1日~12月31日までにテレビ地上波で放送された映画番組の視聴質を【個人全体】【映画関心層】【男性】【女性】の4属性でトップ5にランクインした作品を比較した「2018年テレビ地上波放送 映画番組視聴質ランキング」を作成しました。


2018年テレビ地上波放送 映画番組視聴質ランキング【個人全体】
1位「君の名は。」、2位「ズートピア」を筆頭に、5位内にアニメが3本、アクションが2本ランクインしました。また、5本中3本が地上波初放送など話題性のある映画がランクインしています。


2018年テレビ地上波放送 映画番組視聴質ランキング【映画関心層】
アニメ、ミステリー、SFアクション、コメディなど幅広いジャンルで、新作、旧作が入り交ったランキングとなりました。4位の細田守監督の「時をかける少女」はアカデミー賞にもノミネートされた同監督の「未来のミライ」の劇場公開日に放送されました。【個人全体】に比べて滞在度(VI値)が高く、複数人数で、もしくは、長時間じっくり視聴していた傾向が強く、ランキング全体として【映画関心層】ならではの関心の高さがうかがえました。


2018年テレビ地上波放送 映画番組視聴質ランキング【男性】
2位の「デイアフター2020首都大凍結」を筆頭に、5本中3本は洋画のアクションもので地上波初放送ではない作品がランクインしました。【女性】に比べてVI値が高く、長時間テレビの前で視聴していた傾向がうかがえます。


2018年テレビ地上波放送 映画番組視聴質ランキング【女性】
1位の「ドラえもん」を筆頭に、4位までのすべてがアニメで、内容的にも子供と一緒に視聴している傾向がうかがえます。唯一、アニメ以外でランクインした「るろうに剣心」は、佐藤健、神木隆之介、伊勢谷友介、福山雅治、江口洋介、藤原竜也など人気俳優が多数出演しており、女性の心をがっちり掴んだのではないでしょうか。



■注釈
・2018年1月1日(水)~12月31日(月)に地上波6局7チャンネルで放送された映画番組を対象
・【個人全体】は接触回数50回未満、それ以外のセグメントは接触回数30回未満の番組は除外
・同番組名で2回以上放送された番組(シリーズもの)は除外
・【映画関心層】とは、弊社の持つ800世帯のパネルにアンケートを実施し、関心事として「映画・演芸」を選んだ579人を対象
・小数点3位以下は四捨五入
・AI値・VI値が同じ場合、小数点3位以下の数値の高いほうが上位にランキング
・文中に記載した俳優の名前は敬称略、順不同
・番組名はTVISIONのデータベースの登録名称であり、正式名称と異なる場合があります


■視聴質についてについて
人々がテレビの前に滞在している度合いを示すVI値と、テレビ画面に顔が向いているかを示すAI値を数値化し計測しています。
  • 視聴質を示す数値
    • VI値(滞在度=Viewability Index)
      テレビの前に人が滞在している度合いを示す。数値が高いほど、テレビの前の滞在人数が多く、滞在時間が長い。
    • AI値(注視度=Attention Index)
      テレビ画面に人の顔が向いているかを示す。数値が高いほど、画面を注視した人数が多く、注視秒数が長い。
       
  • データの収集方法
    関東800世帯の一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、視聴者の表情、番組のどこで画面に注目したかといった視聴態勢を判断・計測しています。2015年6月より計測スタートし、2019年3月現在、地上波6局7チャンネルの全番組について、毎秒レベルで視聴質の計測を行っています。

■TVISION INSIGHTS株式会社について
TVISION INSIGHTS株式会社は、テレビの「視聴質」を計測する会社です。当社が開発した人体認識技術を用いて、テレビの視聴態勢を取得しデータ化する独自手法で、データセットを取得・蓄積・提供しています。国内では、関東エリアの800世帯、地上波6局7チャンネルの全番組を毎秒レベルで計測(2019年3月現在)。またグローバルにも拠点を広げ、ボストン・ニューヨークでも展開。米国では主要放送局が導入しているほか、日本では放送局や広告主、広告会社をはじめ70社以上が活用しています。テクノロジーとビッグデータを用いて、テレビ本来のポテンシャルを顕在化することを目指しています。


■企業概要
会社名:TVISION INSIGHTS株式会社
代表 :代表取締役 郡谷 康士
所在地:東京都千代田区大手町一丁目6番1号大手町ビル6階 Inspired.Lab 内
設立 :2015年3月6日

<本件に関する報道関係のお問い合わせ先>
コーポレート:太田  E-mail:pr@tvisioninsights.com

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