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麻布大学は、私立大学研究ブランディング事業「動物共生科学の創生による、ヒト健康社会の実現(地球共生系「One Health」)」に関する紹介のため、オープンラボと講演会を、本学の大学祭の開催に合わせて、2018年10月27日(土)、28日(日)に開催します。多くの方の参加をお待ちしております。
麻布大学は、2016年度に文部科学省の私立大学研究ブランディング事業に採択されました。同事業において、「ヒトと動物の共生システム」を科学的に解明し、ヒトの健康社会の実現をめざすことを目標としています。全学的な研究体制を基盤として、3テーマ、計14プロジェクトを設定して、連携した研究への取り組みを推進しています。
今回、本事業の研究活動の最新状況を、次の企画により、子供達をはじめ一般市民に向けて、わかりやすく紹介します。本企画は、事前申し込みは不要で、どなたでも自由に参加できます。
1.企画(1):オープンラボ 見て触れて楽しむ「動物共生科学」の世界
生命・環境科学部棟1F101講義室、11:00~16:00 注(一部27日のみの実施)
同研究事業に参加の4グループの研究室の研究活動紹介とパネル展示、およびツアー形式で研究室紹介の案内をします。
2.企画(2):講演会「ヒトとイヌ・共生と互恵関係」
獣医学部 動物応用科学科 菊水健史教授
生命・環境科学部棟2F 202講義室、13:00~14:30 注(27日のみの実施)
同研究事業の研究統括者である菊水健史教授が、自身の研究内容(ヒトとイヌの認知的インタラクションの行動遺伝学的解明と、インタラクションがもたらす共生QOL〔クオリティ・オブ・ライフ〕の評価)を紹介し、合わせて本学の私立大学研究ブランディング事業の全体像について説明します。
オープンラボの内容は、以下のとおりです(現段階の予定ですので、都合により当日変更となる場合があります)。
なお、一部1日目の27日(土)のみに参加するプロジェクトがあります。
ブース1(両日):村上賢グループ(エネルギー浪費タンパク質Ucp1の遺伝子を軸とした動物の生産性向上と保健):
DNAの簡単な抽出操作など
ブース2(両日):村山洋グループ(動物系統進化における認知症病態の比較解析に基づく認知症の共進化的考察):
クイズ形式のポスター、アンケート、研究室生の解説
ブース3(27日(土)のみ):大倉健宏グループ(ペットフレンドリーなコミュニティの条件― アメリカ・相模原におけるコ
ミュニティ疫学調査の実施と「ミニ・パブリック」を対象とした「討論型世論調査」(Deliber
ative Poll DP)の実施): ポスター、DVD再生、研究室生の解説
ブース4(27日(土)のみ):南正人グループ(野生動物(シカ)の資源化・有効活用による共生システム構築 のための微生
物研究):ポスター、ペットフード見本展示、チラシ配布、研究室生の解説
研究室ツアー(両日):紙透伸治グループ(Chemical geneticsによるウイルス感染症の病態原因遺伝子の同定)
研究室ツアー形式(両日):阪口雅弘グループ(イヌの細菌叢からのアレルギー抑制細菌の探索)
別会場で実施:関本征史グループ(ヒト-動物の共生による発がん性感受性の変化の解析:より健康な環境づくりに向け
て):隣接する教室で生命・環境科学部オープンラボとして実施
パネル展示:ブランディング事業の全体像と各プロジェクトについて、18枚のパネルで紹介
▼本件に関する問い合わせ先
広報課
TEL:042-769-2032
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/