Zerto、バックアップとクラウド向けの高度なアナリティクスとデータプロテクション機能を発表
Zerto IT Resilience PlatformとMicrosoft Azure Data Box Edgeの連携により、Zertoの従来のオンプレミスバックアップ機能に加え、高速かつスケーラブルなハイブリッドクラウドソリューションを実現
2018年10月5日(金)- ITレジリエンス(回復力)の業界リーダーであるZerto Ltd(本社:米国マサチューセッツ州ボストン、CEO:Ziv Kedem)の日本支社であるZerto Japan(東京都港区、カントリーマネージャー ジャパン&コリア 松澤 正芳、以下Zerto)は本日、Zerto IT Resilience Platformの中核を成すZerto 6.5を発表しました。本リリース版ではクラウドの導入をさらに加速し、プラットフォームのバックアップ機能の基盤を強化するとともに、あらゆるクラウドにわたり、アナリティクスのより深い知見を提供します。今回の機能強化は、成長を続けるMicrosoft Azureのストレージソリューションポートフォリオと強固な連携を実現しており、自在に拡張可能なデータプロテクションや、エンタープライズアプリケーションのモビリティのシンプル化および迅速な移行を可能にします。Zerto 6.5では、先日発表されたMicrosoft Azure Data Box Edgeを活用し、従来のオンプレミスのバックアップ機能に加え、高速かつスケーラブルなハイブリッドクラウドソリューションの提供を実現します。Zerto 6.5は、標準のストレージプロトコルを用いてData Box Edgeと連携し、両製品を組合せたソリューションにより、Azureへの高速なローカルストレージアクセス、並びに無制限のストレージオフロードが可能になります。
ZertoのCEO、Ziv Kedemは次のように述べています。「IDCとZertoで最近実施した共同調査では、今後12ヵ月以内にデータプロテクションにクラウドを利用する計画があると回答した組織は90%に達しています。また、同回答者のうち半数近くが同じ時間枠で最先端のバックアップソリューションを検討していると回答しています。このような結果は、デジタルトランスフォーメーションジャーニーの真只中にあり、クラウドを活用しようとしている組織におけるビジネスおよびITレジリエンスのニーズに、既存のバックアップソリューションが追い付いていないことを物語っています。Zerto 6.5は、一元プラットフォームにより企業のITをシンプル化し、既存のバックアップ、ディザスタリカバリ、クラウドモビリティの各ソリューションをリプレースできるものとなっています。」
クラウドの導入を加速
企業では、クラウドおよびデータプロテクションを戦略的に組み合わせるために、コントロール機能と柔軟性を求めています。Zerto 6.5はマルチクラウド、ハイブリッドクラウド環境をサポートし、複数のクラウドとオンプレミス間のデータを自由に行き来させることが可能であり、今回のリリース版ではさらに効率化し、コスト効果を高めるための新機能が追加されています。
Zerto 6.5はクラウドの導入を加速させるために主に以下の特長を備えています:
- Cloud Control Panelを拡張
- RTO(目標復旧時間)とRPO(目標復旧時点)を向上
- Microsoft Azure Premium SSD Managed Diskをサポート
株式会社ニコン・エシロールのITサービスマネージャである満田朋紘氏は、次のようにコメントしています。
「私たちの会社は、株式会社ニコンおよび、エシロール・インターナショナル(フランス)の合弁会社として設立された、グローバルに展開するメガネレンズメーカーです。2017年よりグループ会社のインフラも含めてサーバ、ストレージの仮想化統合を推進しており、現在では10台程度にまで削減された物理サーバ上で約80台の仮想マシンが稼働しています。将来的には100台程度まで仮想マシンを拡大させる計画です。どのシステムも停止は許されませんが、中でも世界各地の各小売店と接続される『計算系サーバ』はビジネスを支える基盤として常時、安定稼働が求められていました。障害発生時でもビジネスを停止させないためのフェイルオーバの実現、さらにはBCP/DR環境の構築に向けて本格的な検討を開始し、複数のツールを比較検討した結果、最終的に選択されたのがZertoのZVRでした。導入に至った直接的な理由こそ、エシロールのグローバルITスタンダードでZVRがフェイルオーバのツールに認定されていたこと、また、既にカナダの拠点で導入されていたことでしたが、ZVRは私たちが求める機能要件をすべて満たしていました。」
バックアップの基盤
Zerto 6.5では、以下のIT Resilience Platformにおけるバックアップ機能の基盤を成す機能拡張が追加されています:
- 書込みデータ量、書き込み時間、必要となるストレージ容量を削減する増分バックアップ
- バックアップおよびリストア機能のスケールアウト
- Linux向けの高度なジャーナルファイルレベルリカバリ
- 標準ストレージプロトコルを用いたData Box Edgeのサポート
これらの機能により、レガシーのバックアップテクノロジから脱却し、包括的なITレジリエンス戦略へとステップアップすることが可能になります。
きめ細かいアナリティクス機能
真のITレジリエンスを実現するには、品質とパフォーマンスを確保するための継続的な実績評価が必要になります。インテリジェントダッシュボードを備えるZerto 6.5では、さらにきめ細かい知見、および保護対象となるマルチサイト、マルチクラウド環境における稼働状況とコンプライアンスに関する90日間の履歴データを提供します。以下に豊富なアナリティクス機能を紹介します:
- SLAコンプライアンスを含む四半期レポートデータ
- 月単位の異常データのトラブルシューティング
- ジャーナルサイズ、スループット、IOPS、WANを含むVMに関する高度なデータ
- クラウドサービスプロバイダ向けの、顧客レポートを作成し、リアルタイム分析をクライアントに自動で提供する、高度な可視化機能を備えたClient Organizational Filter
「お客様がMicrosoft Azureに移行する上でZertoは大いに貢献してくれます。Zerto 6.5でAzure Premium SSD Managed Diskがサポートされるようになれば、ハイエンドアプリケーションのワークロードに関するAzureでのディザスタリカバリや移行において、両社のお客様の選択肢が増えます」(Microsoft Corp、Azure Storage担当ジェネラルマネージャ、Tad Brockway氏)。
【Zertoについて】
Zertoは、最新のITおよびクラウドの導入におけるリスクと複雑性を排除することにより、顧客のITトランスフォーメーションの加速を支援しています。複数のレガシーソリューションを一元的なITレジリエンスプラットフォームにリプレースすることで、ディザスタリカバリ、データプロテクション、そしてクラウドの管理方法を変革します。Zertoのエンタープライズスケールのソフトウェアプラットフォームで継続的な可用性を提供することにより、「止まらない」カスタマーエクスペリエンスを実現し、ワークロードモビリティをシンプル化することで、ハイブリッドおよびマルチクラウド間におけるアプリケーションの保護、リカバリ、そして自由な移行を可能にします。詳細はwww.zerto.com/jp をご覧下さい。
【本プレスリリースに関するお問合せ】
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