京王プラザホテル フィーチャー100 Vol.32~おもてなしの裏側にある、ちょっといい話~
1971年の開業当初から、日本のホテルを変えたと評されてきた京王プラザホテルの進取の気風。それはホテルの運営スタイルやサービスだけでなく、客室の内装やインテリア、色や形に斬新なファッション性を取り入れたユニフォームなどにも及びました。宴会場のカラーコーディネートもそのひとつ。色へのチャレンジが、これまでにないおもてなしを誕生させたのです。いちばん最初のチャレンジは、開業時の宴会場へのカラークロスの導入でした。当時、白以外はタブーとされた場に、黄色、緑など6色のテーブルクロスを採用。スタッフはカラークロスをかけたテーブルを、宴会場でより美しく見せるレイアウトに工夫を凝らしたといいます。次は開業25周年の1996年、クロスにナフキン、花を合わせた4タイプのウエディングカラーコーディネートを導入。思い通りの色を実現するためにリネンメーカーに糸から染めてもらったという逸話も残っています。この新しい感覚のおもてなしは時代のニーズを先取りし、大変な反響を呼びました。2001年にはお皿にもこだわったテーブルコーディネートを発表。2015年からの、物語の世界観をふんだんに取り入れたテーマコーディネートプランへと発展しました。これは会場コーディネートに加え、シュガーケーキ、ドレス&ブーケなどがひとつのテーマでコーディネートされたもの。『不思議の国のアリス』に始まり、『プリンセス マーメイド』『美女と野獣』など物語のモチーフや世界観を色彩豊かに表現したコーディネートは、新郎新婦はもちろん、お招きしたゲストの方が揃って楽しんでいただける、大人可愛いおもてなしに。一枚のクロスからスタートしたチャレンジはいま、多くのお客様に喜ばれる京王プラザホテルの顔になっています。
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