「第3回DoIK(ドゥーアイケー)認知症シンポジウム」開催 医・文理8学部横断 認知症治療のための研究プロジェクト

近畿大学

近畿大学(大阪府東大阪市)は、医・文理8学部による認知症治療のための研究プロジェクト「DoIK(ドゥーアイケー)※」の一環として、平成30年(2018年)3月10日(土)・11日(日)に、東大阪キャンパスで、「認知症と療養環境」を題材としたシンポジウムを開催します。 ※DoIK:(Dementia oriented Initiative in Kindai) (研究コア代表:生物理工学部教授 木村裕一) 【本件のポイント】 ● 総合大学の強みを生かした医・文理8学部による認知症研究プロジェクトの一環 ● 認知症の早期診断法や治療薬、福祉機器の開発から、アートを用いた療養環境の改善等、幅広い分野での研究により、高齢化に伴い増加する認知症患者のQOL※向上に貢献 ● ホスピタルアート研究の世界的第一人者、クライブ・パーキンソン氏を招聘 ※QOL(Quality Of Life):患者の人生観や価値観を尊重する考え、生活の質と訳されることが多い 【本件の概要】  本学では、生物理工学部、医学部、文芸学部、法学部、理工学部、薬学部、総合社会学部、工学部の8学部が連携し、認知症に関連するコアプロジェクトに取り組んでいます。これまでのシンポジウムでは、認知症の早期診断方法や社会心理学的アプローチによる認知症の取り組みをテーマとして開催しました。  3回目となる今回は、芸術の力で病院等の療養環境を向上させる「ホスピタルアート」をはじめ、患者の歩行意欲を向上する歩行車や、認知症対策の一つとして期待される音楽演奏のシステム開発など「認知症と療養環境」をテーマに開催します。また、両日とも、ホスピタルアート分野の世界的第一人者、英国マンチェスター・メトロポリタン大学のクライブ・パーキンソン氏が参加し、2日目のワークショップでは、医学部と文芸学部の学生で取り組むプロジェクト「HART」のメンバーと両国の環境について紹介し、交流します。 ■日  時:平成30年(2018年)3月10日(土)13:00~17:10 3月11日(日)13:00~16:00 ■場  所:近畿大学東大阪キャンパス (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)  【1日目】 ブロッサムカフェ 3階 多目的ホール【2日目】 A館 301教室 ■対  象:地域・一般の方、学生、教職員(入場無料・申込不要) 【プログラム】 【1日目】認知症シンポジウム(ブロッサムカフェ 3階 多目的ホール) ■DoIK概要説明(13:00~13:10)  近畿大学生物理工学部生命情報工学科 教授 木村 裕一 ■「Art&Imagination」(13:10~14:10)  (ホスピタルアートの持つ創造性や文化的背景などをお話します。)  マンチェスター・メトロポリタン大学 クライブ・パーキンソン 氏 ■「療養空間に於けるアートの実践」(14:10~14:40)  NPO法人アーツプロジェクト代表  四国こどもとおとなの医療センター  ホスピタルアート・アートディレクター  森 合音(あいね) 氏 ■「イギリスと日本に於ける療養環境のアートについて(パネルディスカッション)」(14:40~15:10)  近畿大学文芸学部文化デザイン学科 教授 森口 ゆたか ■「歩行意欲を向上できる歩行車の開発」(15:30~16:00)  近畿大学工学部ロボティクス学科 教授 黄(こう) 健(けん) ■「高齢者と介護者のためのコミュニケーションツールとしての音楽演奏システムの開発」(16:00~16:30)  近畿大学工学部電子情報工学科 准教授 出口 幸子 ■「認知症にかかる文理融合型講義を振り返って」(16:30~17:00)  近畿大学法学部 准教授 西内 祐介 ■終会の挨拶(17:00~17:10)  近畿大学医学部 教授 三井 良之 【2日目】ホスピタルアートワークショップ(A館 301教室) ■HARTワークショップ紹介(13:00~14:00) ■英国ワークショップ紹介(14:00~15:00) ■意見交換(15:00~15:30) ■質問コーナー(15:30~16:00) 【HARTプロジェクト】 「HART」とは、「Heart(心)」と「Art(芸術)」を重ね合わせた造語で、患者さんや病院スタッフのために明るく快適な医療空間を作り出すことを目的に、平成22年度(2010年)から医学部と文芸学部の間で連携しているプロジェクトです。 ▼本件に関する問い合わせ先 総務部広報室 住所:〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1 TEL:06‐4307‐3007 FAX:06‐6727‐5288 メール:koho@kindai.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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