大谷大学博物館は、これまでに大学が収集してきた真宗・仏教文化財の適切な保管と調査研究、普及のため、2003年に開館した。約1万2千点の収蔵品を擁し、その内10点が国の重要文化財に指定されている。年4回の企画展と年1回の特別展を開催し、広く公開している。また、大谷大学では博物館学芸員課程を設け、古文書が読める学芸員の養成を目指している。秋季企画展との併催で学生が企画・設営する「実習生展」を開催している。
大谷大学博物館は、大谷大学近代化100周年記念事業の一環として、大学が持つ真宗・仏教文化財の適切な保管と調査研究、普及のために2003年に開館した。先学によって収集・寄贈された約1万2千点の収蔵品を擁しており、その内10点が国の重要文化財に指定されている。これらの収蔵品は年4回(春季・夏季・秋季・冬季)開催する企画展と、国立博物館などの他施設からも文化財を借りて開催する特別展(年1回)において広く公開している。
現在は、舟橋水哉(ふなはしすいさい)元教授(仏教学)の収集された中国の版本や朝鮮の高麗版など木版で印刷された貴重な典籍を紹介する冬季企画展「仏教典籍の宝庫−三舟文庫 舟橋水哉コレクション−」を開催している(2月10日(金)まで)。
また、大谷大学では博物館学芸員課程を設けており、文化財をきちんと取り扱え、古文書が読める学芸員の養成を目指している。「博物館実習」授業の集大成として、秋季企画展との併催で学生が企画・設営する「実習生展」を開催している。毎年約30名の学生が3班に分かれてテーマを決め、構成、展示、解説、片付けまで行う。学芸員の仕事として一連の作業を経験することで、分析力や企画力を養うことにつながっている。
■2017年度の展覧会予定 ※都合により変更の場合あり
○春季企画展 「大谷大学のあゆみ 歴代学長の肖像画」
2017年4月1日(土)~5月20日(土)
○夏季企画展 「古文書が語る人々の暮らし」
2017年6月13日(火)~7月29日(土)
○秋季企画展【実習生展併催】
「大谷大学博物館の逸品 重要文化財『三教指帰注集』『高野雑筆集』」
2017年9月5日(火)~9月23日(土)
※特別展等詳細についてはホームページで随時ご案内します
http://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/museum/
▼本件に関する問い合わせ先
大谷大学博物館
京都市北区小山上総町 真宗総合学術センター1階
TEL: 075-411-8483
FAX: 075-411-8146
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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