マレーシア・サバ大学が近畿大学学長に名誉博士(水産学)の学位記を授与

近畿大学

近畿大学(大阪府東大阪市)学長の塩崎均は、平成28年(2016年)11月26日(土)、養殖技術分野における交流発展の証として、マレーシア・サバ大学(以下、サバ大学)から名誉博士(水産学)の学位記を授与された。 【本件のポイント】 ●養殖技術分野における学術交流と人材育成の発展に寄与したとして、サバ大学が近畿大学学長に名誉博士の学位記を授与 ●両大学はさらなる連携を図り、アジアにおける養殖技術の発展を目指す 【本件の概要】  近畿大学では、平成15年(2003年)から、サバ大学で養殖学を専攻する学生を本学水産研究所の研修生として受け入れ、実技実習を行ってきた。また、今年2月には、サバ大学および本学水産研究所水産養殖種苗センター内に「近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター(UMS・Kindai Aquaculture Development Center)」を設立し、共同で水産養殖業に着手し、アジアにおける水産業の振興と教育・トレーニングによる人材育成を推進している。  このたび、養殖技術分野における両大学の交流推進の証として、本学学長の塩崎均に名誉博士(水産学)の学位記が授与された。なお、平成28年(2016年)4月には、本学から、ダトゥ・モハメド・ハルン・アブドラ学長に名誉博士(農学)の学位記を贈呈している。 【塩崎均(しおざきひとし)プロフィール】 昭和19年(1944年) 12月18日生まれ(71歳) 昭和45年(1970年)3月 大阪大学医学部医学科卒業 平成13年(2001年) 近畿大学教授。医学部外科学I教室勤務、医学部附属病院第一外科部長兼務 平成14年(2002年) 医学部附属病院中央手術部長 平成16年(2004年) 医学部附属病院長。学校法人近畿大学評議員就任(現在に至る) 平成20年(2008年) 医学部長 平成21年(2009年) 学校法人近畿大学理事就任(現在に至る) 平成24年(2012年) 近畿大学学長就任(現在に至る) 【マレーシア・サバ大学について】  マレーシア・サバ大学(サバ州コタキナバル市)は、マレーシアのサバ州初の国立大学として、平成6年(1994年)に設立された。学生数は約17,000人、13学部・研究科と3つの研究所を持ち、サンダカン市、ラブアン島にもキャンパスを有している。 【近畿大学とマレーシア・サバ大学の関係】  近畿大学は、平成15年(2003年)からサバ大学の学生の受け入れを開始した。翌年には学術協定を締結し、科学から文化まで幅広い範囲の知的交流を進めるとともに、養殖業界のリーダーを養成して、お互いの研究を発展させることを目指している。  サバ大学で養殖学を専攻している学生は卒業科目の一部として実技研修を必要とし、近畿大学水産研究所で毎年研修生を受け入れている。これまで14年間の交流を通じて、94人の研修生、大学院生(修士、博士)を受け入れてきた。毎年、近畿大学水産研究所の白浜・大島・浦神の各実験場で、近畿大学の学生とともにクロマグロやマダイの飼育実験や餌の分析など実際の業務について研修している。 【近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター】  「近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター」は、平成28年(2016年)2月に設立された。同センター内には、近畿大学水産研究所にとって初の海外拠点となる「近畿大学水産養殖種苗センター 東南アジア事業場」も開設された。ここを拠点として、近畿大学とマレーシア・サバ大学は共同での水産養殖業に本格的に着手。近畿大学の養殖技術を使って、現地での養殖業の発展に寄与し、国際貢献にも繋げる。  年間を通じて高水温を維持できるマレーシアの気候を利用して、現地と日本のハタ類の交雑種に関する研究や、ナマズ類の高品質化研究を行っている。また、ナポレオンフィッシュのような高級魚も研究し、種苗生産を行う。さらに将来的には、東南アジア産ウナギの人工種苗生産へ向けた研究開発も行う予定である。 【関連リンク】 医学部医学科 学長 塩崎 均(シオザキ ヒトシ) http://www.kindai.ac.jp/meikan/1211-shiozaki-hitoshi.html ▼本件に関する問い合わせ先  近畿大学 広報部  TEL: 06-4307-3007  FAX: 06-6727-5288 【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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