準絶滅危惧種サツキマスからの採卵を実施 -- 資源保護と優良個体の安定的な生産に向けて -- 近畿大学 近畿大学 2016年10月28日 08:05 近畿大学水産研究所新宮実験場(和歌山県新宮市)は、平成28年(2016年)11月1日(火)に、海水飼育したサツキマスの親魚150尾から養殖のための採卵を行い、その作業を公開する。 【本件のポイント】 ●環境省指定準絶滅危惧種であるサツキマスの採卵の様子を公開 ●摂餌が活発で成長がよい、海面飼育したサツキマス・スモルト系※ 親魚からの採卵 ●完全養殖によって優良個体の安定的な生産を推進し、天然資源の保護に貢献 ※スモルト系:体側の小判型模様が消失し、体色が銀色になり海水への適応能が発現している個体 【本件の概要】 サツキマスは、渓流の妖精と呼ばれるアマゴの降海型であり、食味に優れるなど優れた性質をもちながら、流通量の非常に少ない魚種である。静岡県以西の太平洋側、四国、大分県の一部に分布するが、生息数が激減し、現在では環境省指定準絶滅危惧種(和歌山県指定絶滅危惧I類)に指定されている。 養成例としては、アマゴ・スモルト系の海面飼育が一部で行われているが、安定した生産はなされていない。そこで同大では平成23年(2011年)から、報告事例がほとんどない海面飼育した親魚からの採卵によってサツキマス・スモルト系を生産し、海水への順応性や成長の優れた個体の安定的な生産をめざし研究している。 今回採卵する親魚は優良個体選抜種の2代目であり、今後も継代飼育を続けることによって安定的な生産を推進し、天然資源の保護や養殖対象魚種としての可能性を高める。 ■日 時: 平成28年(2016年)11月1日(火)10:00~12:00 ■会 場: 近畿大学水産研究所新宮実験場(和歌山県新宮市高田1330、 JR「新宮駅」から「高田」行きバスに乗車して約30分で「郵便局前」下車、徒歩5分) ■お問合せ: 近畿大学水産研究所新宮実験場 担当: 山本 TEL: (0735)29-0001 ▼本件に関する問い合わせ先 近畿大学 広報部 TEL: 06-4307-3007 FAX: 06-6727-5288 【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/
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