JPRSが「JPRSサーバー証明書発行サービス」を4月26日より提供開始

株式会社日本レジストリサービス(JPRS)

申請取り次ぎから認証、発行までを国内事業者のみで提供

株式会社日本レジストリサービス(以下JPRS、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 東田幸樹)は、Webサイトの認証や通信の暗号化に用いられるサーバー証明書[*1]を発行する「JPRSサーバー証明書発行サービス」を、本日、2016年4月26日より提供することを発表しました。 近年、インターネットの安心・安全な利用を推進するため、Webサービスの信頼性向上と利用者保護の観点からWebサイトにサーバー証明書を設定することが求められています。サーバー証明書を設定し、TLS/SSL[*2]を導入することは、偽のWebサイトを利用したフィッシングや通信の盗聴による情報漏えいなどを防ぐための有効な手段の一つです。検索サービスの最大手であるGoogleが、検索結果の表示アルゴリズムにおいて、Webサイトに有効なサーバー証明書が設定済みかどうかを考慮すると発表したこともあり、サーバー証明書のニーズはますます高まっています。 JPRSでは、サーバー証明書の提供がドメイン名やインターネット全体の安全性の向上に寄与すると考え、「JPRSサーバー証明書発行サービス」を提供することを決定しました。本サービスにおいてJPRSは、ルート認証局[*3]であるセコムトラストシステムズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長林慶司)と提携し、中間認証局となることでJPRSが認証するサーバー証明書を発行します。証明書の発行に当たっては、JPRSと契約した国内の事業者が申請を取り次ぎます。これにより、申請の取り次ぎから認証、発行までを国内事業者のみで行うサーバー証明書の提供が可能となります。 今回提供を開始するサーバー証明書は、組織認証型(OV:Organization Validation)とドメイン認証型(DV:Domain Validation)の2種類となります。組織認証型は、証明書に記された企業・組織が、ドメイン名の登録者であることと、その企業・組織が法的に実在することを認証し、ドメイン認証型は、証明書に記載されたドメイン名と証明書が発行されたドメイン名が同一かを認証します。 なお、申請は各事業者を通じて行われます。そのため、本サービスの提供開始時期、サービス内容に関しては、各事業者によって異なる場合があります。 JPRSは、今後もネットワークの基盤を支える企業として、インターネットの発展に寄与し、人と社会の豊かな未来を築くことに貢献するため、よりよいサービスの提供に努めてまいります。 ------------------------------------------------------------------------ ■株式会社日本レジストリサービス(JPRS) https://jprs.co.jp/ ドメイン名の登録管理とドメインネームシステム(DNS)の運用を中心としたサービスを行う会社。2000年12月26日設立。JPRSはネットワークの基盤を支える企業として、インターネットの発展に寄与し、人と社会の豊かな未来を築くことに貢献することを企業理念として活動しています。 ------------------------------------------------------------------------ ■セコムトラストシステムズ株式会社について http://www.secomtrust.net/ セコムグループの一員として情報セキュリティサービスと大規模災害対策サービスを核に据えたトータルな情報・ネットワークサービス事業を展開する会社。2004年に国際基準に準拠した国内初の信頼される「ルート認証局」を立ち上げ、より安全で信頼できる純国産のルート認証局を保有する認証事業者としてサービスを展開しています。 ------------------------------------------------------------------------ ■用語解説 *1. サーバー証明書 接続先のWebサイトが本物であり、かつ情報が通信途中で改ざんされていないこと(真正性)の証明、及びWebサーバーとの間の通信の暗号化のため、Webサーバーに設定される電子証明書です。適切なサーバー証明書を用いることは、偽のWebサイトによりパスワード、銀行口座番号やクレジットカード番号などの情報を奪うフィッシングや、通信路の盗聴による情報漏えいを防止する有効な手段の一つです。 *2. TLS/SSL 暗号技術を用いて、二者間における安全な通信を実現するためのプロトコルです。SSL(Secure Socket Layer)の最初の仕様は1995年に開発され、インターネットの普及と共に広く使われるようになりました。その後、SSLの後継プロトコルとしてTLS(Transports Layer Security)が標準化されましたが、SSLという名称は現在も広く使われています。なお、SSLの仕様には致命的な脆弱性が発見されており、TLSへの移行が強く推奨されています。 *3. 認証局 接続相手に対する本人確認や暗号通信に使われる電子証明書の発行・失効を行う機関のことで、CA(Certificate Authority)と呼ばれます。認証局には信頼の起点となるルート認証局と、ルート認証局から認証を受けた上で認証局となる中間認証局の二種類があります。 ------------------------------------------------------------------------ ■参考URL 1. JPRSサーバー証明書発行サービス https://jprs.jp/pubcert/ ------------------------------------------------------------------------ ■本件に関するお問い合わせ先 株式会社日本レジストリサービス(JPRS)広報宣伝室 TEL: 03-5215-8451 FAX: 03-5215-8452 E-mail: press@jprs.co.jp https://jprs.co.jp/ 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1千代田ファーストビル東館13階 ------------------------------------------------------------------------

その他のリリース

話題のリリース

機能と特徴

お知らせ