【博展×かえつ有明中・高等学校】従来の保健室を統合・刷新した新しい体験拠点『ウェルネスセンター(NEST)』が誕生。

株式会社博展

生徒の心身の健康が多様化する時代における「これからの保健室」。対話を軸に心と体を包括的にケアする新拠点。

博展(本社:東京都中央区)は、かえつ有明中・高等学校と共同で、従来の保健室やカウンセリング機能を再編し、心と体を包括的に支える新たな場所へとリニューアルする取り組みを担当いたしました。空間設計と地域連携で、生徒が自らエネルギーを蓄える「安心の巣」をデザイン。本施設は、生徒の心身を支える新しい体験拠点「NEST(ネスト)|安心の巣で、自分を整える」として稼働を開始しています。


<実施の背景と目的>
近年、中高生を取り巻く環境は複雑化しており、思春期の繊細な時期と相まって、心身の不調や不安を抱え、不登校に至るケースが増加しています。こうした状況に対し、従来の学校保健室では「身体ケア」「心理ケア」「居場所」の機能が独立しており、生徒が気軽に相談しにくいという課題がありました。

そこで、かえつ有明中・高等学校は、これまで大切にしてきた「対話」の精神に基づき、ウェルネスセンター「NEST(ネスト)」を開設しました。これは、心身の健康を総合的にサポートし、対話を通してケアを行い、生徒が安心して日常に戻れるようサポートする「いつでも戻り、翔ける巣」のような施設です。NESTは、問題が深刻化する前に、特定の生徒だけでなく、誰もが気軽に立ち寄れるフラットな関係性の場として構想されました。学びの基盤となる心身の健康を支え、対話を通じて生徒一人ひとりのウェルビーイングの実現を目指します。

本取り組みは、文部科学省が2023年3月に策定した「COCOLOプラン」が推進する「誰一人取り残されない学びの保障を社会全体で実現」に向けた、新たな一歩となることを期待しています。

(参照:文部科学省「COCOLOプラン」
https://www.mext.go.jp/content/20230418-mxt_jidou02-000028870-cc.pdf


<空間の体験デザイン>
博展は、本施設の体験設計 / 空間デザイン / 施工を担当し、「ヘルスケア(体の専門的ケア)」「カウンセリングケア(心の専門的ケア)」「ダイアローグ(対話)」の機能を緩やかに繋ぐ構成を提案・実施しました。空間の中央には対話の起点となる木製の島(プラットフォーム)を配置し、圧迫感を与えない緩やかな傾斜と高さを持たせることで、心理的な深度や目的に合わせて自然に居場所を選べるよう設計いたしました。

エリア構成は以下の3つです。
  • 「ダイアローグ(対話)」
  • 「ヘルスケア(体の専門的ケア)」
  • 「カウンセリングケア(心の専門的ケア)」
「対話」を中心に、誰もが気軽に寄れる場所をつくる体験設計
 
 
空間は心理的な深度に合わせた3つのエリア構成

主に「ダイアローグ(対話)」エリアでは中央の島の角度の工夫など、空間デザインのアプローチで様々な対話のあり方を実現させています。
◎Openエリア(気軽に立ち寄れる場所):
入り口付近の最も高さを抑えた開かれた場所。離れ小島のようなベンチの配置により自由度の高いコミュニケーションが生まれ、日常の中の居場所となります。

◎Middleエリア(対話を重ねる場所):
中央の円形ソファで車座になって対話を行うことを想定したエリアです。視線を自然に共有でき、何気ない会話から関係性が育まれます。

◎Semi-closedエリア(心を落ち着ける場所):
プラットフォームの奥に配置され、什器の高さでやわらかく視線を遮る空間です。積極的な対話を必要とせず、静かに気持ちを整えるための居場所として計画したエリアです。
また、空間を構成する什器の天板に使われているマテリアル(素材)は、多様な人々を受け入れるといったこの空間そのもののあり方を映し10種類を超える多様な樹種を採用しています。手前のエリアは明るい色合いで自然なコミュニケーションを促し、奥に向かうにつれて落ち着いた色調になるように美しいグラデーションを描くように設計しています。
 
これらのマテリアルは、かえつ有明中・高等学校が立地する地域性や、学びの場としての視点を重ね合わせ、木材の集積地である新木場を中心に仕入れたものを使用しています。素材そのものが空間の雰囲気を作り出すとともに、生徒への「木育」や、地域社会に見守られているという新たな関係性にも繋がっています。


<今後の展望、生徒・先生が活用を育む場所へ>
今後は、この場で活用できるプログラムも共同で企画・実行・検討中です。

施設稼働後、「ヘルスケア(体の専門的ケア)」「カウンセリングケア(心の専門的ケア)」「ダイアローグ(対話)」の機能が緩やかに繋がる場所として生徒が自分らしく安心して過ごせる場所、そして次の一歩を踏み出すエネルギーを蓄えられる場として機能しているとのことです。

本来の保健室・相談室としての利用に留まらず、保護者会や新入生クラスの説明会の場として、また生徒自身が案内役を務める受験生やその保護者向けの学校見学会の場など、多目的な活用が進んでいます。

<企画・空間デザインチームについて>
本施設の企画、空間デザインは、博展のクリエイティブコレクティブ「Studioコー(スタジオコー)」が担当しています。同チームは、以下の実績を持ち、教育や地域を体験デザインで豊かに耕すチームです。
◎教育×体験デザイン
・好奇心を育む共創型の体験デザイン『Kumoo』
 ※KIDS DESIGN AWARD 2025(キッズデザインアワード)やFRAME AWARD 2025 GOLDなどを受賞
・卓球ラケットの製造工程で生まれる「余材」に新しい価値を見いだす『Ping-Pon Brock Project』

◎地域×体験デザイン
・スナックをまちの案内所にすることで、街を巡る新たな体験『旅とスナック』
・新木場の企業や工場とともに立ち上げた地域回遊型のプロジェクト『SHINKIBA CREATIVE HUB』

※HAKUTEN | Studioコーについてのプレスリリース:https://www.hakuten.co.jp/news/post_15379
※博展コレクティブについて:https://www.hakuten.co.jp/tex/blog/creative-collective
※制作施工も博展にて一気通貫で担当しております。


<企業・学校概要>

■かえつ有明中・高等学校

代表者:校長 小島 貴子
所在地:〒135-8711 東京都江東区東雲2-16-1
設立:1903年
教育内容:生徒一人ひとりが持つ個性と才能を生かして、より良い世界を創りだすために主体的に行動できる人間へと成長できる基盤の育成と「学び方を学ぶ」「自分軸を確立する」「共に生きる」の3本の柱を意識した教育を行っています。探究と対話を通して自ら問いを立てる力や、自己理解の深化を図り、多様な他者と思いやりを持って協働できる力を育んでいます。
WEB:https://www.ariake.kaetsu.ac.jp/

<公式SNS>
Instagram:@kaetsu_kouhou(https://www.instagram.com/kaetsu_kouhou/

<本件に関するお問合わせ先>
かえつ有明中・高等学校 広報室 TEL:03-5564-2161

■株式会社博展
代表者:代表取締役 会長執行役員/田口 徳久、代表取締役 社長執行役員 CEO/原田 淳
所在地:〒104-0031 東京都中央区京橋三丁目1番1号 東京スクエアガーデン20F
設立:1970年3月
事業内容:パーパス「人と社会のコミュニケーションにココロを通わせ、未来へつなげる原動力をつくる。」のもと、多様な“体験”を統合的にデザインし、企業や団体のマーケティング課題の解決に貢献しています。
WEB:https://www.hakuten.co.jp/

<公式SNS>
Instagram:@hakuten__(https://www.instagram.com/hakuten__
X:@HakutenCorp (https://x.com/HakutenCorp
facebook:@hakutencorp(https://www.facebook.com/hakutencorp

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