世界経済フォーラム:南京のシーメンス工場がGlobal Lighthouse Factoryに選出
- 世界経済フォーラムのGlobal Lighthouse Networkが世界の主要製造拠点を表彰
- デジタルネイティブ工場である南京工場が、継続的なデジタルトランスフォーメーション(DX)と最先端のAI駆動型適応製造により、市場投入までの時間を33%短縮したことが評価された
- 南京は、CNCシステム、駆動装置、電気モーターにおけるドイツ国外で最大の研究・生産センター
世界経済フォーラム(World Economic Forum、以下WEF)は、中国にあるシーメンスの南京工場をLighthouse Factoryに選出し、世界で最も先進的な操業拠点であるGlobal Lighthouse Networkに加えたことを発表しました。生産性部門で選出された南京工場は、デジタルツインと継続的なAI駆動型変革を通じて、コストと品質において卓越した成果を達成したことがWEFにより認められました。
本賞は、設備稼働率の向上、従業員の能力強化、資源管理の改善を評価したものです。南京にあるシーメンスの工場は、ドイツのアンベルク、エアランゲン、フュルト、中国の成都に続き、WEFよりLighthouse Factoryに認定された5番目の製造拠点となります。
シーメンスAG取締役兼デジタルインダストリーズCEOのセドリック・ナイケは次のように述べています。
「私たちは南京工場を『デジタルネイティブ工場』と呼んでいます。この工場は、レンガを一つ積む前に、設計・テスト・最適化を全てバーチャルな世界で実施しました。このアプローチにより、工場を迅速かつ卓越したコスト効率で建設できただけでなく、厳しいパンデミック状況下での建設も実現しました。 当社のグローバルな製造ノウハウと現地の知見、デジタルファーストの考え方を融合させることで、オペレーションのあらゆる側面を継続的に最適化し、世界で最も効率的で柔軟性の高い工場の一つにしています」
WEF審査委員は、生産拠点における継続的なデジタルトランスフォーメーション(DX)と最先端のAIアプリケーション導入を高く評価しました。同工場は、高まる操業上のプレッシャーに対応するため生産プロセスを刷新しました。この拠点では、顧客注文の多様化により4週間ごとに生産ライン再構成を必要としていました。さらに、市場需要が変動する一方で納期が45日から10日に短縮されるという課題も抱えていました。
このような多品種少量生産における課題に対処するため、シーメンスはデジタル・エクセレンス戦略を実施し、エンドツーエンドのデジタルツイン、モジュラーオートメーション、製造オペレーション管理システム(MOM)、50以上のAIアプリケーションを導入しました。この取り組みにより、2022年と比較してリードタイムは78%、市場投入までの時間は33%短縮され、2024年までに生産性は14%向上しました。 また、現場での故障率は46%減少し、工場からの直接的およびエネルギー関連の炭素排出量を28%削減しました。
南京工場は、ドイツ国外における工作機械用高性能制御装置(CNCシステム)、駆動装置、電気モーターの研究・生産拠点としてシーメンス最大の規模を誇り、デジタル化とサステナビリティの面で新たな基準を確立しています。 シーメンスにとって、南京にある73,000平方メートルの工場は、多くの面でショーケースとなるプロジェクトです。南京のデジタルネイティブ工場は、建設開始前にその生産プロセスを含め、完全にデジタルで計画・シミュレーションされ、バーチャルな世界での最適化を可能にしました。
2018年に発足したWEFのGlobal Lighthouse Networkは、生産性、サプライチェーンの回復力、顧客中心主義、サステナビリティ、人材育成において卓越した成果を上げた世界をリードする主要産業拠点の成功事例を集約し、称賛するものです。
シーメンス南京工場の詳細については、以下をご覧ください:https://www.siemens.com/global/en/company/about/businesses/real-estate/info-center/digital-native-factory-nanjing.html
デジタルネイティブファクトリー - シーメンスグローバル
【参考資料】
本資料はシーメンスデジタルインダストリーズ(ドイツ、ニュルンベルク)が2026年1月15日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に抄訳したものです。本資料の正式言語はドイツ語および英語であり、その内容および解釈についてはドイツ語、英語が優先します。原文プレスリリースおよび関連資料は以下の URL よりご覧いただけます(英文)。
https://press.siemens.com/global/en/pressrelease/siemens-ai-powered-nanjing-facility-named-world-economic-forum-global-lighthouse
シーメンスデジタルインダストリーズ(DI)は 、プロセスおよびディスクリート製造業界のあらゆる規模の企業が、バリューチェーン全体にわたるデジタルトランスフォーメーション(DX)とサステナビリティ変革を加速できるよう支援しています。 シーメンスの最先端のオートメーションおよびソフトウェアポートフォリオは、製品と生産の設計、実現、最適化に革命をもたらします。 また、オープンなデジタルビジネスプラットフォームであるSiemens Xceleratorを使用すると、このプロセスがさらに簡単、迅速、スケーラブルになります。 シーメンスデジタルインダストリーズは、パートナーやエコシステムとともに、お客様がサステナブルなデジタルエンタープライズになることを支援します。 シーメンスデジタルインダストリーズは、世界中に約7万人の従業員を擁しています。
シーメンスAGについて
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、インダストリー、インフラストラクチャー、交通、ヘルスケアを中核事業とするテクノロジーカンパニーです。テクノロジーによってすべての人の毎日を変えることを、パーパスとして掲げています。シーメンスは、デジタルと現実世界を結び付けることで、顧客企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)とサステナビリティの変革を加速し、工場の効率化、都市の住みやすさ、輸送のサステナビリティの強化を支援します。産業用AIのリーディングカンパニーであるシーメンスは、その深い専門知識を活用し、生成AIを含むAIを現実世界のアプリケーションに応用することで、多様な産業のお客様にとってAIを身近で影響力のあるものにしています。 またシーメンスは、「We pioneer breakthroughs in healthcare. For everyone. Everywhere. Sustainably. ヘルスケアをその先へ。すべての人々へ。」が企業理念で、世界的な大手医療技術プロバイダーである上場企業Siemens Healthineersの過半数の株式を保有しています。 2025年9月30日に終了した2025年度において、シーメンス・グループの売上高は789億ユーロ、純利益は104億ユーロでした。 2025年9月30日時点の全世界の社員数は約31万8,000人です。詳しい情報は、https://www.siemens.com/ にてご覧いただけます。
日本におけるシーメンスグループ
シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、135年以上にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして、日本の産業界の発展に貢献してまいりました。近年は特にデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する先進的な製品やサービス、ソリューションの提供を中核事業として展開しております。グローバルなテクノロジーと知見、日本市場における経験を活かし、日本のお客様にデジタル化とサステナビリティの実現、競争優位性と価値創造力の強化をご支援してまいります。2025年9月末に終了した2025年度において、日本のシーメンスの売上高は約2,458億円、社員数はおよそ2,770人です。詳しい情報は http://www.siemens.com/jp にてご覧いただけます。
