異業種5社連携で「CO₂回収装置」の開発検討を開始~省エネ型CO₂回収技術により、中小企業にも導入しやすいモデルの構築を目指す~

ヤマハ発動機株式会社

 ヤマハ発動機株式会社とサクラ工業株式会社は、株式会社JCCL、東洋製罐グループホールディングス株式会社、三井物産プラスチック株式会社とともに5 社共同開発契約を締結し、「CO₂回収装置」の技術開発およびビジネスモデルの構築に向けた検討を開始しました。 
 JCCLは、東洋製罐グループホールディングス、三井物産プラスチックなど異業種とすでに協業を開始しており、ここにヤマハ発動機とサクラ工業が新たに加わります。 

 異業種 5 社連携で開発に取り組む「CO₂回収装置」は、工場の燃焼排ガスなど比較的高濃度の気体から CO₂を回収するアミン含有ゲル技術と、排熱を利用した省エネ運転、さらに NOx(窒素酸化物) /SOx(硫黄酸化物)の除去前処理を組み合わせた技術です。プラントのコンパクト化や、他のソリューションとの組み合わせで、中小企業にも導入しやすいモデルの構築を目指します。 

 CO₂回収装置は、ヤマハ発動機の水素関連実証実験施設「ZERO BLUE LAB 未森」(静岡県周智郡森町)を拠点に開発を行い、2027年7月末に、大型装置の完成と、FS(フィージビリティスタディ)の完了を予定しています。以降は実証試験で得られる知見を継続的にビジネスモデルへフィードバックし、検証を経てヤマハ発動機グループ各拠点への段階的な展開を進めます。これらの取り組みを通じて、2035年のヤマハ発動機グループ スコープ1 カーボンニュートラルの達成に向けて加速していきます。

 
〈 CO₂回収工程フロー 〉
 

 
■関連リンク
ZERO BLUE LAB未森 トピックス https://news.yamaha-motor.co.jp/2025/030727.html
株式会社JCCL 関連リリース https://jccl.jp/archives/2531

■本件に関するお問い合わせ 
ヤマハ発動機株式会社 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ Tel:0538-32-1145
サクラ工業株式会社 サクラ工業_CO₂窓口 E-Mail:sakura-co2@sakura-kogyo.co.jp

 

その他のリリース

話題のリリース

機能と特徴

お知らせ