災害復興制度研究所が2026年復興・減災フォーラム「頻発する激甚災害からの人間の復興 ―被災者・被災地の尊厳を守るために」を開催

関西学院大学

関西学院大学災害復興制度研究所(兵庫県西宮市、所長:山 泰幸)は2026年1月10日(土)~11日(日)にかけて、関西学院大学災害復興研究所2026年復興・減災フォーラム「頻発する激甚災害からの人間の復興 ―被災者・被災地の尊厳を守るために」を開催します。本フォーラムでは、1日目に「ともに語る『人間の復興』~被災者・被災地の尊厳を守る復興知の共有~」をテーマに全国被災地交流集会・円卓カフェ、2日目にシンポジウムをいずれも対面とオンラインで開催します。 【フォーラム概要】 関西学院大学災害復興制度研究所2026年復興・減災フォーラム「頻発する激甚災害からの人間の復興 ―被災者・被災地の尊厳を守るために」 日時:2026年1月10日(土)~11日(日)いずれも13:00~17:30 場所:関西学院会館レセプションホール(兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155) 主催:関西学院大学災害復興制度研究所 共催:日本災害復興学会 後援:朝日新聞社 【フォーラム趣旨】 日本は人口減少・超高齢化により地方消滅という未曾有の課題に直面していて、このような構造的脆弱性を抱えた地域で発生する激甚災害は、従来の災害復興の前提を根本から覆します。能登半島地震では、従来の避難者支援や災害ボランティアが通用しない厳しい現実が浮き彫りになりました。これには、制度的な問題に加え、少子高齢化や過疎化などの被災地の状況が深く関わっており、日本全国に共通する課題であるといえます。 また、東日本大震災から15年となる現在も福島の復興は未だ途上にあります。一方で、これらの困難な地域において復興に尽力する多くの人々がいて、その活動は関西学院大学災害復興制度研究所の理念「人間の復興」に繋がるものです。 本フォーラムでは、頻発する激甚災害の被災者および被災地の尊厳を守るさまざまな取り組みに学び、復興知の共有を通して「人間の復興」のあり方について考えます。 【スケジュール】 ○1月10日(土)13:00~17:30 全国被災地交流集会・円卓カフェ テーマ :「ともに語る『人間の復興』~被災者・被災地の尊厳を守る復興知の共有~」 総合司会:羅 貞一 災害復興制度研究所主任研究員・准教授 概  要: 災害復興制度研究所 山 泰幸 所長が、長年地域で実践をしてきた「哲学カフェ」の形態で「円卓カフェ」を実施します。「哲学カフェ」とは、フランスのパリが発祥の地で、毎週日曜日の午前、喫茶店に人々が集まってコーヒーを飲みながら、自由にいろいろなテーマで議論をする場のことで、現在、日本各地で開催されています。今回は「頻発する激甚災害からの人間の復興 ―被災者・被災地の尊厳を守るために」をテーマに、復興知の共有を通して「人間の復興」のあり方について語り合います。 【プログラム】 (第一部) 被災者・支援者にとっての尊厳 (第二部) 研究者が考える被災者・被災地の尊厳 【登壇者】 品川 真紀 台湾原住民ツォウ族文化ガイド解説員 米山 清美 にしのみや遊び場つくろう会代表/認定NPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク理事 金 千秋  特定非営利活動法人エフエムわいわい代表理事 矢野 淳  株式会社MARBLiNG代表取締役/図図倉庫総合プロデューサー 村上 ゆり NPO法人外浦の未来をつくる会理事 張 政遠  東京大学大学院総合文化研究科教授 吳 殷政  江原大学文化人類学科助教授 柿本 竜治 熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター センター長 上村 靖司 長岡技術科学大学技学研究院教授 【司 会】 山 泰幸  関西学院大学災害復興制度研究所長・人間福祉学部長 【解 題】 山中 茂樹 関西学院大学災害復興制度研究所顧問 岡田 憲夫 京都大学名誉教授/関西学院大学災害復興制度研究所顧問 【コメント】 照本 清峰 関西学院大学災害復興制度研究所副所長・建築学部教授 羅 貞一  関西学院大学災害復興制度研究所主任研究員・准教授 ○1月11日(日)13:00~17:30 シンポジウム 総合司会:羅 貞一 災害復興制度研究所主任研究員・准教授 【プログラム】 ・特別講演「尊厳ある減災・復興に向けて―福田徳三を読み直す―」  加藤 泰史 椙山女学園大学外国語学部国際教養学科教授/一橋大学名誉教授 ・基調講演「被災地・被災者の尊厳から問い直す人間の復興」  山 泰幸  関西学院大学災害復興制度研究所長・人間福祉学部長 ・パネルディスカッション「頻発する激甚災害からの人間の復興 ―被災者・被災地の尊厳を守るために」 (パネリスト) 山 泰幸  関西学院大学災害復興制度研究所長・人間福祉学部長 関谷 雄一 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻教授 矢野 淳  株式会社 MARBLiNG 代表取締役/図図倉庫総合プロデューサー 南 正昭  岩手大学大学院総合科学研究科地域創生専攻 専攻長 ・教授 有馬 尚史 『凪が灯るころ ~奥能登、珠洲の記憶~』映像作家 (コーディネーター) 岡田 憲夫 京都大学名誉教授/関西学院大学災害復興制度研究所顧問 ※すべて敬称略 【関西学院大学災害復興制度研究所について】 関西学院大学では、阪神・淡路大震災の被災地 ・西宮にある大学として、学生を中心としたボランティア活動や教員による復旧・復興の研究を震災直後から行ってきました。2004年1月には全学的な試みとして「災害復興制度研究プロジェクト」がスタートし、2005年1月17日に独立した研究所として「災害復興制度研究所」が誕生しました。 ▼本件に関する問い合わせ先 関西学院広報部 住所:兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155 TEL:0798-54-6017 FAX:0798-51-0912 メール:kg-koho@kwansei.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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