より効果的な国際協力を呼びかける
【2015年3月26日】ドイツ、ボン:アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)のアイダ・グリーンベリーが、ドイツで開催されたボン・チャレンジ2015年会議において、世界の森林再生イニシアティブの促進を目指すビジネスおよび環境保全のリーダーの一員として加わりました。
アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)のアイダ・グリーンベリーはこの会議で講演を行い、森林破壊と気候変動との闘いにおいて、より持続可能で長期的な、多数のステークホルダーとの協力を行うよう呼びかけました。インドネシアにおけるAPPの経験について、グリーンベリーは次のように語りました。「土地は孤立して保全または再生できるものではありません。景観全体の持続可能性を考慮しなければなりませんし、多くのステークホルダーの協力が必要となります」
ボン・チャレンジ会議は世界で最も包括的な森林再生取り組みです。その目標は、荒廃地や森林伐採地を2020年までに1億5,000万ヘクタール、2030年までに最低で3億5,000万ヘクタールを再生することです。国際自然保護連合を事務局として、森林景観再生に関するグローバル・パートナーシップによる監督を受けた本年度のボン・チャレンジ2.0会議には、30ヶ国を超える代表に加え、世界資源研究所(WRI)やドイツ連邦の環境・自然保護・建設・原子炉安全省など、多くの国際機関の代表が参加しています。
APP持続可能性担当役員のグリーンベリーは続けて、「効果的な森林保護・再生には、すべての関係者が関与する明確な仕組み、コンセッションを監督する民間企業が果たす役割、森林保護・再生を気候変動への取り組みの中核に据えた政策議題が必要不可欠です。こうした異なるテーマの取りまとめにおいて、ボン・チャレンジは極めて重要な役割を担っています。そのために、APPはこのイベントに参加しているのです。我々は当社サプライチェーンにおける森林破壊ゼロ誓約の継続に留まらず、すべての自然林伐採を停止するとした2013年の決断と同様、森林の保護と再生も当社にとっての重要事項であることを明言しています」と述べました。
APPが森林保護方針(Forest Conservation Policy, 以下FCP)を実施してから2年になりますが、レインフォレスト・アライアンスによるFCP進捗状況の評価結果を受けて、先日、FCP実施計画を発表しました。この実施計画には2015年以降の優先項目が記載されており、第三者による森林伐採、泥炭地の最善慣行に加え、FPICと社会紛争の解決などに関連したものです。
実施計画には、この他にも以下の分野について記載されています:
- 森林火災の防止と管理
- HCV(保護価値の高い森林)の管理と保護
- 従業員の権利と福祉
- 持続可能な木材供給
- 景観レベルの保護取り組み
- 社内管理の向上
以上
<APPについて>
アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)は、インドネシアと中国の紙パルプ製造企業グループの総合ブランド名です。APPには、ティッシュ、包装および紙製品について増大を続ける世界的な需要を満たす上質な製品をお届けする責任があります。来る日も来る日も、当社の製品はさまざまなブランドの形で世界中から消費者の皆様のお手元に届いています。1972年に苛性ソーダを生産するチウィ・キミア工場から操業を開始した当社は、現在、インドネシアと中国で生産活動を行っており、紙、パルプ、包装製品、加工製品の総合生産能力は年間1,900万トンを超えています。現在、APPは6大陸の120ヶ国で製品を販売しています。
ここ数年、当社は買収と自社紙パルプ工場の拡張によって事業を大幅に拡大してきました。多くの国々の営業所を通じて当社が世界中で紙製品の販売シェアを伸ばし、存在感を増すことができるのは、顧客満足を第一に考えているためです。当社は「伝統と革新は矛盾しない」と信じています。これは、東洋の伝統の一環として長期的な関係を重んじる一方で、革新と効率性という近代的価値を取り入れていく決意があるということです。
また、サプライチェーンの完全性の維持は、APPの事業活動と持続可能性ロードマップ ビジョン2020に対する誓約にとって極めて重要です。APPの事業活動の詳細については、当社の持続可能性報告書と森林保護方針をご覧ください。www.asiapulppaper.com
<APPジャパンについて>
APPジャパン(エイピーピー・ジャパン株式会社)は、インドネシアのジャカルタを本拠とする総合製紙企業APPグループの日本における販売会社です。1997年の設立以来、17年以上にわたり日本市場のお客様のニーズにお応えするため、印刷、情報用紙、板紙、コピー用紙、文房具などの分野で、多様な紙及び板紙製品を提供しております。www.app-j.com/
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エイピーピー・ジャパン広報代理
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