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三井不動産株式会社は、東日本大震災復興支援の一環として、「わたす 日本橋」を2015 年3 月3 日に開設いたします。
「わたす 日本橋」は、「南三陸町と日本橋に、人と未来に、心の架け橋を」の想いに端を発する、宮城県南三陸町をはじめとする東北の被災地を応援する情報発信・交流を目的とした当社初の常設拠点です。
当施設は、地元の旬の食材を活用したカフェと、観光やイベント情報等を発信する「飲食と情報発信のフロア 『わたすカフェ』」、子どもたちへのオンラインによる学習支援、復興関連のイベント・ワークショップ等により被災地と日本橋を結ぶ「交流のフロア『わたすルーム』」にて構成されています。
当施設は南三陸町の方々と交流させて頂いた中で、当社がもつリソースを活かした、継続的な活動ができないかという、個々の社員の想いを実現させた取り組みです。南三陸町との活動を中心に実施してまいりますが、今後、交流エリアおよび内容を拡充していく予定です。「わたす 日本橋」が、多くの方々が被災地を知るきっかけとなり、日本橋との相互交流が広がることで、被災地の企業や次代を担う子どもたちへサポートの一助となることを目指し、江戸時代から魚河岸が栄え東北の水産業とも馴染み深い「日本橋」から復興を応援してまいります。
【「わたす 日本橋」フロア構成】
<施設1 階・2 階 飲食と情報発信のフロア> 『わたすカフェ』
日本橋周辺のオフィスワーカーや日本橋来訪者を中心に、気軽に楽しめるカフェ
・地元の旬の食材を使用した料理の提供
・地元の特産物、観光やイベント情報等の紹介
<施設3 階 交流のフロア> 『わたすルーム』
復興に関連するイベント等の開催を目的とした交流・イベントスペース
・南三陸町立志津川中学校の教室と当施設をTV会議システムで繋ぎ、主に東京の大学生ボランティアを講師とした学習支援活動の実施
・地元の物産展の開催
・地元の食材の生産者との交流イベント・ワークショップの開催等
●「わたす日本橋」のネーミングについて
「わたす」は、「橋渡し」の意味を込めました。南三陸町、東北と日本橋をつなぐ橋渡しをしたい。さらに「和を足す」と「輪を足す」の意味も重ねており、人の和や日本らしい和を大切に、さまざまな輪を広げていきたい。そんな想いを表現しました。
【施設概要】
施設1 階・2 階
<飲食と情報発信のフロア> 『わたすカフェ』
東京の方々に南三陸町をはじめとする東北の魅力を知っていただき、 興味を持っていただくきっかけとなることを目的に、地元の海の幸、山の幸を中心に使用したメニューを提供するカフェスペースを開設いたします。
『わたすカフェ概要』
席数:約30 席
営業時間:年末年始を除き、無休 月曜日~土曜日 11:30~23:00 日曜日 11:30~18:00
ランチタイム11:30~16:00、ティータイム16:00~18:00、ディナータイム18:00~23:00(LO/22:00)
ランチメニュー例/980 円~(内容および価格は変更となる可能性があります)
■わたすランチ 1,380 円
三陸の食材を「わたす」風にアレンジした、見た目にも鮮やかな色どりの3 段弁当スタイル。
■三陸シーフードチャウダー 980 円
魚介類と野菜が入った具だくさんなチャウダーをオリジナルブレッドに詰めました。
■三陸メカジキバーガー 980 円
オリジナルバンズに肉厚なメカジキカツ、アボカド、タルタルソースのコラボレーション。
■フィッシャーマンカレー 980 円
シーフードがたっぷり入ったカレーソースとグリルした野菜を添えました。
ディナーメニュー/地元の食材をふんだんに使用した和洋折衷のオリジナルメニューを提供いたします。
施設3階
<交流のフロア> 『わたすルーム』
復興関連のイベント等での利用を目的とした、交流・イベントスペースです。様々なイベントや活動を拡充し、交流の輪を広げていきます。
【主な内容】
・学習支援活動
南三陸町立志津川中学校の教室と当施設をTV会議システムで接続し、特定非営利活動法人キッズドアが『わたすルーム』から中学生へ学習支援を実施します。講師は同法人に登録している、主に東京の大学生ボランティアで、授業は中学3年生を対象とした放課後の補習授業となります。同法人はこれまでも同中学校へ学習指導員を派遣し、学習支援活動を実施してまいりましたが、今回、「わたす 日本橋」から同法人として初めてTV会議システムを通じた学習支援活動を開始いたします。
協力:特定非営利活動法人キッズドア(HP:
http://www.kidsdoor.net/)
2007年設立。日本国内の子ども支援に特化し全ての子どもが将来への夢や希望を持てる社会の実現に向けて学習支援、キャリア教育支援等様々な活動を行っています。
・復興関連イベント・ワークショップ
南三陸町との交流をはじめとした復興関連イベント・ワークショップを実施するほか、地元の食関連事業者を招いた消費者との交流イベントや、語り部による講演等、日本橋との相互交流活動を実施予定です。
●開設当初の予定
3月3日(火)・4日(水)「南三陸町物産展」 (南三陸町観光協会主催)
3月7日(土)「大人が食を通じて健康寿命を育むためにエイジングケアを考える座談会」
(サメの街気仙沼構想推進協議会 主催 (招待者限定))
イベントについては適宜、施設およびホームページにて案内予定です。(HP:http:// www.watasu.net )