株式会社フェイスは、2024年3月15日（金）に、南青山の円形ホール「BAROOM」にて、Song Storytelling in BAROOM「星の王子さま Le Petit Prince ～きみとぼく～」を開幕いたしました。

本公演は、脚本を樋口ミユ、演出を小見山佳典が手がけるBAROOMの会場を最大限に活かしたここでしか味わえない音楽朗読劇です。2023年に開催した第1弾は大変好評をいただき、今回は第1弾とはまた違った演出を加え、各演者に合わせパワーアップした内容で開幕しました。

初日は王子役で小島藤子さん、飛行士役に鮎川太陽さんが登場しました。鮎川さんの胸に響く心地よい低い声と、小島さんの自由で素朴な王子らしいチャーミングな朗読によって会場は一気に物語に引き込まれました。鮎川さんは飛行士役以外にも様々な役を演じ、演者2人とピアノと照明のシンプルな構成のなかでも様々な情景が目に浮かび、あっという間に90分を終えました。

初日を皮切りに、3月15日（金）～17日（日）、22日（金）～24日（日）の各日程で日替わりのキャストでそれぞれの『星の王子さま』を上演いたします。
朗読×音楽の力を最大に生かした、シンプルな演出と耳馴染みのある音楽、そして演じる者は 2 名のみ。円形劇場ならでの臨場感、非日常を感じる空間は、まさに『星の王子さま』 の世界に没入できる時間をお約束いたします。
第1弾にご来場いただいた方でも必ず楽しめる内容になっていますので、大切な時間を作りにどうぞ、劇場空間でお楽しみください。 【コメント】

◆初日王子役：小島藤子さん
幼い頃から読んでいた「星の王子さま」を今回大人になって改めて読んで、読むときの気持ちや考え方で印象の変わる凄く不思議な作品だと感じました。だからこそ日替わりキャストで演じることに意味があると思うので、私たちは千穐楽を迎えましたが、明日以降のペアも是非観ていただけたらと思います。
また、私は人前で歌を歌うことがあまり得意ではなく、今回は“挑戦”の気持ちで務めさせていただきました。飛行士役の鮎川さんや演出の小見山さんをはじめ、穏やかな方々に囲まれて、最終的には楽しみながら演じることができました。本当に感謝しております。
明日以降も日替わりキャストによる「星の王子さま」を劇場でお楽しみください。

◆初日飛行士役：鮎川太陽さん
先ほど初日、そして僕たちの千穐楽を迎えました。
ご来場いただきまして、本当にありがとうございます。
僕たちはトップバッターを務めさせていただきましたが、皆さま楽しんでいただけましたでしょうか？
僕たちはとても楽しかったです。
明日以降も、５組の素敵な「星の王子さま」が続きます。是非足を運んでいただき、日替わりキャストによる様々な「星の王子さま」の世界を、歌と朗読で楽しんでいただけたらと思っております。
また、再演の機会があれば出演したいです！ありがとうございました！

◆演出：小見山佳典さん
小島藤子さんは、どちらかと言えば小柄な体躯ですが、小さな王子さまを心豊かに大きく演じてくれました。舞台映えのする大型女優です。
鮎川太陽さんは、大谷選手と比べても引けを取らない素晴らしく均整の取れた体格ですが、繊細な心理の綾をきめ細かく演じてくれました。
朗読劇の殻を破るかのように、円形劇場を縦横に駆け巡り、本当に大切な事とは何なのかを歌と語りによって演じてくれたと思います。