シーメンスの傘下で、最先端エンタープライズアプリケーション開発のグローバルリーダーであるMendix（本社：オランダ ロッテルダム／CEO：レイモンド・コック）は本日、同社のISV パートナープログラムの2023年10～12月期における最新情報を発表しました。MendixのISVパートナープログラムは、スタートアップ企業や既存のソフトウェアベンダーを含め、さまざまな組織がローコード開発を活用して収益化までの時間や、顧客の価値実現までの時間を短縮できるよう支援するもので、現在、全世界で85のパートナー企業で構成され、その対象は南北アメリカ、欧州、中東、南アフリカ、アジアの広範な地域に及んでいます。

当期の新たなISVパートナーとして、InsureMO、Seidor、Additive Earth、およびBonjoyの4社が加わり、製造業やERP、サステナビリティ、保険業界など、さまざまな業界やユースケース向けにカスタマイズされた新たなソリューションが提供できるようになります。本プログラムの有効性は、油田等で使われる重機、ロッドリフト設計用のクラウドベースのソリューションをローコードで開発した最近のBonjoy社の事例によっても実証されています。

●保険の明るい未来を指向するInsureMO とローコード
InsureMO社は、極めて高度な保険ビジネス向けのミドルウェアプラットフォームをクラウドで提供しています。Mendixとの提携により、保険事業者が保険エコシステム全体への接続性とを提供する信頼性の高いセキュアなプラットフォームのもとで膨大なデータやトランザクションを処理し、リソースの運用規模を簡単にスケールできるよう支援します。ユーザーは中核システムを入れ替えることなく、Mendixのアプリケーションのほか、CRM（顧客管理）、課金、保険金請求管理アプリケーションなど、既存のさまざまなクライアントシステムと接続できるようになります。

InsureMO：https://insuremo.co.jp/

●ローコードで環境モニタリングを容易にする Additive Earth
Additive Earthは、企業が持続可能な未来への移行を推進するための技術ソリューションを開発しています。Mendix ISV パートナープログラムに参加したことで、Additive Earthは環境モニタリングや持続可能な水産養殖支援向けの製品ポートフォリオを包括的に開発できるようになりました。
今後、Mendixのローコードプラットフォームを活用してIoT機器からの複数のデータストリームの上にユーザーの利便性が高いインターフェースを開発し、それぞれの顧客に最適化された体験を提供していきます。

Additive Earth： https://additive.earth/

●ERP向けローコードを提供するSeidor
Seidor社は技術革新から顧客エクスペリエンス、ERP、アナリティクス、従業員エクスペリエンス、クラウド、ワークプレイス、サイバーセキュリティまで、包括的なソリューションやサービスを提供する技術コンサルティング企業です。同社は本プログラムに参加し、企業資源計画（ERP）向けローコードを検証しました。SeidorはMendixを活用して、サブスクリプション型や従量制を含めて課金システムを自動化する、コスト効率が高く、素早く導入できるクラウドネイティブなソリューションを構築していく予定です。

Seidor： https://www.seidor.com/en-us

●シミュレーションを再定義するBonjoyのRodSim
ソフトウェアソリューションプロバイダーでMendixのISVパートナーであるBonjoy社は、ローコードを活用して次世代のロッドリフト設計とシミュレーションのためのソフトウェアであるRodSimを開発しました。このソリューションは、設計工程をクラウド環境で進めることで、コラボレーションを強化し、レスポンスタイムや設計品質を向上させます。
これにより、エンジニアは従来１つの油井につき1度しか実施できなかったシミュレーションを、10万回以上簡単に行えるようになります。これにより、オペレーションの効率化やレスポンスタイムの短縮、設計品質の向上から油井の改善まで、数多くの新たな可能性を生み出します。

Bonjoy： https://bonjoy.com/
RodSim： https://petrobench.com/apps/#rodsim

Mendix Independent Software Vendor（ISV）Partner Programは、パートナーにMendixプラットフォームを公開し、その上でソフトウェアを構築、販売できるようにしたものです。
プラットフォーム上には、その活動を支援する様々なツールのほか、知的財産（IP）保護、マーケットプレイスが提供されています。Mendix Marketplaceには、コネクター、機能モジュール、業種別テンプレート、アプリサービス、ウィジェットなど、アプリケーション開発を加速するコンポーネントやパッケージ化されたビジネス機能が含まれます。

Mendix Independent Software Vendor（ISV）Partner Program：https://www.mendix.com/blog/mendix-as-our-mission-evolves-our-purpose-endures/
Mendix Marketplace： https://marketplace.mendix.com/index3.html

Mendixのチーフ・エコシステム・オフィサーである Jethro Borsjeは次のように述べています。
「Mendixは、デジタルトランスフォーメーションを加速させるオープンデジタルビジネスプラットフォーム、Siemens Xceleratorの不可欠な構成要素であり、MendixのISVパートナーにとって、ソリューションやコンポーネントをSiemens Xcelerator Marketplaceと併せて提供できるメリットもあります」

Siemens Xcelerator： https://www.sw.siemens.com/en-US/digital-transformation/
Siemens Xcelerator Marketplace： https://marketplace.siemens.com/s/?language=en_US

Mendix ISV パートナープログラムの詳細：
https://www.mendix.com/blog/introducing-the-mendix-isv-partner-program/

Mendixとつながるには
●Twitter　https://twitter.com/MendixJ
●Facebook　https://www.facebook.com/mendixj
●YouTube　https://www.youtube.com/@mendixjapanyoutube3692
●開発者コミュニティ　https://www.meetup.com/ja-JP/mendix-japan/

Mendixについて
シーメンスの傘下で、最先端エンタープライズアプリケーション開発のグローバルリーダーであるMendix は、エンタープライズ ソフトウェア開発のあらゆる複雑な課題に対処するために設計された唯一のローコード プラットフォームです。
部門ごとの問題にポイントソリューションを導入すると、ミクロレベルで問題が解決されますが、ビジネスに大きなインパクトを与えたい場合は、より大規模で、持続的かつ戦略的に針を動かす強力なポートフォリオを構築する必要があります。Mendixを利用することで、企業はソフトウェアポートフォリオのライフサイクル全体を通じて、要件の把握、アイデアの形成、価値評価の組み込みに全員を参加させることで、より複雑で変革的なイニシアティブを取ることができます。
不必要なリスクを回避するためにガバナンスとコントロールに依存しながら、適切な問題に集中することができます。組織を動かし、変化に備える力を鍛え、そして、次の大きなアイデアが浮かんだら、それを素早く成果につなげます。Mendixエンタープライズ・ローコードプラットフォームは、46か国の4,000以上の先進企業に採用されています。また、300,000人を超える開発者からなる活発なコミュニティにより、950,000を超えるアプリケーションが作成され、その数は増え続けています。