SASとMIT Sloan Management Reviewの最新の共同調査により、企業文化がアナリティクスで成果を挙げるための最重要要因であることが明らかに

~アナリティクス・ツールを活用する企業が増えるにつれ、競争優位性の維持に課題を抱える企業が出ていることも判明~

米国マサチューセッツ州ケンブリッジおよびノースカロライナ州キャリー発
ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)と、MIT Sloan Management Reviewが2014年5月に発表した最新の共同調査によると、企業がデータやアナリティクスから競争優位性を導き出す要因として、最も重要なのはアナリティクスに対する企業文化であることが明らかになりました。

2,000名を超える経営幹部を対象としたグローバル調査ならびに30名を超えるシニア・マネージャーとの個人インタビューを基に作成された最新報告書「The Analytics Mandate」では、企業が競争優位性を維持するためには、引き続きアナリティクスを活用したイノベーションの創出が必要不可欠であることも判明しました。

MIT Sloan Management Reviewのエグゼクティブ・エディターであるDavid Kiron氏は、「アナリティクス文化が深く浸透している企業では、意思決定の判断基準として上司からの意見よりもアナリティクスからの知見が重要視されています。この調査結果は企業幹部の考え方に一石を投じるものです。企業に違いをもたらしているのはアナリティクスを活用する企業文化であり、この文化を持つ企業経営者はデータから得られる洞察を優先するといった経験を多く持つ傾向があります」と述べています。

事実に基づく意思決定においてトップダウンの指揮命令系統がある企業では、そうでない企業に比べて、アナリティクスの恩恵を極めて広範囲にわたって実感していることも示されました。例えば、ボストンに本社を置く大手銀行の為替部門では、経営幹部のリーダーシップのもと、現場で働くあらゆる階層のスタッフが、分析に基づいて業務の改善策を立案し、四半期ごとにその効果を評価することで、継続的な向上を図っています。経営幹部自らが「数多くの小さな成功」事例を用いて、エバンジェリストとして社員に説いていくことで、企業内にアナリティクス文化が浸透する大きな力となります。

4年目となる今年の調査では、アナリティクスはもはや価値創出につながる新しい道ではなく、一般化していることが浮き彫りになりました。有益な情報へのアクセス機会が増えていくなか、調査した大半の回答者は自社のデータを活用するためにアナリティクスへの投資を増やし始めています。

SASのChief Research Officerであるパメラ・プレンティス(Pamela Prentice)は、「アナリティクスの活用が一般的になるにつれ、他社に先んじて推進しなければならないことが増えています。調査した回答者はこのことを認識しています。回答者の10人中9人がアナリティクスの活用をステップアップしなければならないと考えています。しかも、競争優位に立てていると回答した企業でさえそう考えているのです」と述べています。

本調査では、企業がアナリティクスを活用して競争力を強化するために、自社の企業文化について次の5つの重要な項目に自答自問することを提言しています。
• これまでの慣行を覆すような新しいアイデアを組織は受け入れるか?
• 組織はデータを中核資産と考えているか?
• 経営幹部はこれまで以上にデータ駆動で分析的なアプローチを取るように組織を引っ張っているか?
• 組織は戦略の策定に分析的な洞察を活用しているか?
• ビジネスのやり方を変えるアナリティクスを喜んで受け入れられるか?

同レポートの全文およびMIT SMR/SAS共同データ&アナリティクス・プロジェクトの詳細についてはMIT Sloan Management Reviewのウェブサイト (http://sloanreview.mit.edu/big-ideas/data-analytics/?utm_source=release&utm_medium=pr&utm_campaign=darpt14)(英文)をご覧ください。

<MIT Sloan Management Reviewについて>
MIT Sloan Management Reviewはマサチューセッツ工科大学スローン・マネジメント・スクールを母体とするメディア企業であり、そのミッションは、指導方法やイノベーションの創出方法に変革をもたらす経営手法の進展について、研究者、企業経営幹部、その他ソート・リーダーたちの間の交流を促進することにあります。MIT Sloan Management Reviewは、組織、技術、社会の急激な変化によってもたらされる独創性、刺激、機会にアンテナを張り、思慮深い経営者に向けて発信しています。

<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、高度な分析と将来予測を実現するフレームワークにもとづき、顧客企業の70,000以上のサイトに革新的なソリューションを提供しています。複雑な経営課題を解決するビジネス・ソリューションによって迅速で正確な意思決定を実現することで、顧客のパフォーマンス向上と価値の創出を支援します。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万3千名、日本法人約250名(http://www.sas.com/

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

*2014年5月13日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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