最新版「SAS(R) Business Analytics」プラットフォームがクラウド型の導入に対応

~最新プラットフォーム対応製品の第一弾、フォーキャスティング機能を強化したSAS(R) Visual Analytics新版を同時発表~

ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下SAS)は、すべてのSAS製品の基盤となる「SAS Business Analytics」プラットフォームの最新版において、現行のオンプレミス型、ホスティング型に加え、パブリック・クラウドおよびプライベート・クラウド型での導入を可能にすると発表しました。これにより、今後SAS製品を導入する顧客は、より多くの選択肢から柔軟に導入形態を選ぶことが可能になります。

今年6月より提供予定のSASソフトウェアのテクノロジー基盤である「SAS 9.4」により、顧客はそれぞれのビジネスや既存のシステム構成に応じた最適な形で、SASの製品・ソリューションを導入できるようになります。例えば、ビジネスニーズの変化が激しく迅速な対応が求められる場合や、先行投資の負担軽減が重視される場合は、ホスティングやパブリック・クラウド型での導入が考えられます。また、データ管理を厳密に行いたい顧客は、オンプレミス型の導入を選択することが可能です。

SASの上席副社長 兼 最高技術責任者(CTO)のキース・コリンズ(Keith Collins)は、「ほとんどのIT部門では、業界標準のハードウェアを利用した仮想化システムで自社のプライベート・クラウドを構築しているか、サードパーティのプロバイダーに頼っているかのいずれかです。SAS 9.4により、企業のIT部門はセキュリティ、認証、スケーラビリティ、障害回復力に関する自社の要件を確実に満たしながらSASを導入できます。つまり、SAS 9.4では、導入、管理、保守の作業が、これまで以上に簡単になりました。また、既存のSAS製品群を用いてSAS High-Performance Analyticsの機能にアクセスすることも、より容易になります。さらにSAS 9.4では、強化されたHadoop連携機能をはじめ、データ・マネジメント製品のさまざまな新機能を利用できます。私たちが目指しているのは、ユーザーがアナリティクスで価値を生み出すまでの時間を短縮しつつ、ITの総保有コストも同時に削減することです」と述べています。

最新プラットフォームでのデータ・ビジュアライゼーション
SAS 9.4を基盤とし、クラウド型の導入に対応する製品の第一弾となるのが、データ・ビジュアライゼーション製品の「SAS(R) Visual Analytics」です。SAS Visual Analyticsを採用する顧客は増加の一途を辿っており、世界各地の顧客数は現在200社を超えています。そして、これに比例する形で、新たな機能へのニーズも高まっています。最新版のSAS Visual Analyticsは、この1年間で3度目のアップグレードとなり、広範な機能強化が図られています。

BI Scorecardの創設者でCEOのCindi Howson氏は、「SAS Visual Analyticsが、プライベートおよびパブリック・クラウドとSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)に対応するにあたっては、同社の長きにわたるホスティング・ソリューション提供の歴史と経験が礎となっています。SAS Visual Analyticsは、優れた操作性とSASの数学的な演算能力を兼ね備え、視覚に訴える魅力的な製品となっています」と述べています。

SAS Visual Analyticsの最新版では、フォーキャスティング(予測)機能の強化が図られました。強力なシナリオ分析機能が追加されたほか、これまでの記述分析、予測的分析機能に加えて、指示的(prescriptive)分析機能も利用できます。これにより、より高度なアナリティクス環境へと、迅速かつ簡単に移行できます。

Howson氏は、「新たなフォーキャスティング機能は、SAS Visual Analyticsの明確な差別化要因といえます。最新版では、季節性を考慮したものなど6種類の予測アルゴリズムに対応します。ユーザーは、予測やシミュレーションの中で使用する変数を各自で指定することも可能です。このフォーキャスティング機能は、ほとんどのBI製品にはない充実した内容となっています」と述べています。

SAS Visual Analyticsの主な機能強化ポイントは、以下の通りです。
・アナリティクス: シナリオ分析とディシジョンツリー(決定木)のサポート
・レポーティング: よりグラフィカルな画面テーマと、テーマのカスタマイズ、強化されたプログレッシブ・フィルタリング機能、カスタム・グラフ・テンプレートの定義、拡張されたレポートのリンク機能
・モバイル: 注釈の記述、共有によるコラボレーションの向上、モバイルデバイス管理機能との連携
・セキュリティ: 権限設定の柔軟性向上
・サーバー・プラットフォーム: Red Hat Enterprise Linux 6およびSUSE Linux Enterprise Server 11に加えて、Windowsの64ビット版も新たにサポート

フィリピンの小売大手SM Marketing Convergence Inc.(以下SM-MCI)は、SAS Visual Analyticsの価値をいち早く認識し、早期に採用した顧客の一社です。同社では当初、ユーザー・インターフェイスのルック・アンド・フィールを高く評価しました。さらに、アナリティクス機能と拡張性を評価した結果、顧客ロイヤリティ管理でのデータ探索向けにSAS Visual Analyticsの導入を決定しました。

SM-MCIのプレジデント 兼 最高経営責任者(CEO)であるBaldwin C. Golangco氏は、「貯まっているポイントをお客様に正確にご確認いただけるよう、当社では大量のトランザクションデータを日次で処理しています。SM-MCIのデータストアは、フィリピンのあらゆる小売店における顧客の消費情報が記録された、極めて豊富なマーケットデータ・ソースといえます。そして、これらのデータからお客様の購買行動に関する洞察を得て、より効果的なプロモーション活動を企画するためには、これまで以上に強力なツールが必要でした。SAS Visual Analyticsを導入した結果、これが正しい選択肢であったことは、すでに実証されています」と述べています。

SAS Visual AnalyticsのWebサイト( http://www.sas.com/jp/go/va )では、製品の詳細情報を提供するとともに、すべての機能を試せるオンライン体験版もご利用いただけます。

<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、高度な分析と将来予測を実現するフレームワークにもとづき、顧客企業の60,000以上のサイトに革新的なソリューションを提供しています。複雑な経営課題を解決するビジネス・ソリューションによって迅速で正確な意思決定を実現することで、顧客のパフォーマンス向上と価値の創出を支援します。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万3千名、日本法人約240名(http://www.sas.com/

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

*2013年4月29日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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