「SAS(R) Customer Intelligence 360」がアナリティクス主導のデジタル・マーケティング実現の決め手に

~業界をリードするSASのマーケティング・テクノロジーが顧客の全体像を可視化~

アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、ラスベガスで開催中(米国時間4月18日~21日)の「SAS Global Forum 2016」において、Customer Intelligence製品群の新製品となる「SAS(R) Customer Intelligence 360」を発表しました。

企業からのプロモーションメールなどを受領する際、自分の関心や嗜好に即した内容だけを受け取りたいという消費者の要望は高まるばかりです。しかし、デジタル情報のサイロ化が、消費者の行動に合わせた効果的でタイムリーなマーケティングキャンペーンの実現を困難にしており、マーケティング担当者を悩ませています。デジタル化された顧客データと店舗の購買データなどのオフラインデータの効果的な統合なしに、優れたカスタマー・エクスペリエンスを実現するためのコンテキストに沿ったアプローチと正確なターゲッティングの実行は不可能です。マーケティング・テクノロジーのリーディング・カンパニーでもあるSASは、SAS Customer Intelligence 360を提供して、この課題の解決に向けて取り組みます。SAS Customer Intelligence 360は、すべてのチャネルで生成されたデータを統合する新しいデジタル・マーケティング・ハブとして、ユーザーのスマートな意思決定とカスタマー・エクスペリエンスの向上を支援します。

Decision Management Solutions社のCEO兼プリンシパル・コンサルタントのジェームス・テイラー(James Taylor)氏は、「SASには、インバウンドとアウトバウンドのチャネルの双方にまたがってカスタマー・インテリジェンスをサポートしてきた確かな経験があります。カスタマー・エクスペリエンスを向上させるには、高度なアナリティクスによってもたらされる、よりスマートでパーソナライズされた意思決定が欠かせません。SAS Customer Intelligence 360は、デジタル・チャネルのデータを統合して、アナリティクスの質を上げ、カスタマー・ジャーニー全体を通してクロス・チャネルで一貫した意思決定をサポートしてくれます」と述べています。

ドイツ最大のドラッグストア・チェーンdm-drogerie marktのローマン・メルヒャー(Roman Melcher)氏は、「SAS Customer Intelligence 360は、すべてのデジタル・チャネルから集積されるデータを統合して、そのデータと私どもが把握しているオフラインでの顧客行動データを組み合わせる重要な役割を果たしてくれます。おかげで今では顧客とリアルタイムに向き合うことができ、オムニチャネルによる完璧なカスタマー・ジャーニーを実現するための情報をすべて意のままに手にすることができます」と述べています。
マーケティング担当者の悩みのひとつが断片的なデータです。例えば、顧客のeメールに関するデータをあるマーケティング・ソリューション内で管理し、Web上での顧客行動に対するインタラクションを別のソリューションで管理していては、顧客の全体像を捉えることはできません。このような環境下では、マーケティング担当者は不安を抱えたままデジタル・マーケティングを遂行することになります。

SAS Customer Intelligence 360は、この課題の解決を支援します。SAS Customer Intelligence担当グローバル・ディレクターのウィルソン・ラジ(Wilson Raj)は、「SAS Customer Intelligence 360は、入手できるすべてのデータを集約する直感的なデジタル・マーケティング・ハブとなるよう設計されており、マーケティング担当者が顧客のニーズにリアルタイムで対応できるよう支援します。例えば、統合データを意のままに活用できれば、顧客が店舗の近くにいる時にパーソナライズされたオファーをスマートフォンに瞬時に送信するといったことが可能になります」と述べています。

SAS Customer Intelligence 360は以下の機能を提供して、顧客とのインタラクションを成功に導きます。

•ガイド付きアナリティクス:40年にも及ぶSASのアナリティクス・リーダーシップに裏付けられた組込み型アナリティクス・プロセスが、よりスマートで効率的なデジタル・マーケティングを実現します。自動セグメンテーションと自己学習型アルゴリズムが個々のインタラクションに対するより多くのコンテキスト配信を可能にします。
•データの解放:時間、場所、方法を問わず、必要なデータにアクセスして利用できるため、より適切で迅速な意思決定が可能となります。
•全チャネルで一貫したカスタマー・エクスペリエンスを提供:オムニチャネルの実現には、eメールやWebサイトを網羅するだけでは十分でありません。SAS Customer Intelligence 360は、デジタル上の顧客行動と店舗やコールセンターなどのオフライン上の顧客行動をリンクさせます。個々の顧客の全体像を理解することで、過去のインタラクションや予測型アナリティクスを基にパーソナライズされた、関連性の高いカスタマー・エクスペリエンスの提供が可能です。
•パフォーマンスに関する洞察:どの活動が効果を上げているか、どのコンテンツが最高のパフォーマンスを発揮するか、どの顧客セグメントに照準を合わせたらよいか、個々のカスタマー・エクスペリンスに対して最良のシーケンスは何かなど、成功のために重要な指標を可視化することができます。

SAS Customer Intelligence 360には、今回のリリース時には、以下の2つのモジュールが含まれます。

•SAS 360 Discover:Webやモバイル端末を介した行動データを基にレポートや洞察を提示します。また、広範な顧客データを取り込んで、Webアナリティクスの枠組みを大きく超えて、個々の顧客がブランドと接触する際の行動を把握することができます。
•SAS 360 Engage:デジタル・ベースのカスタマー・ジャーニーの作成、オーケストレーション、最適化を可能にします。

SAS Customer Intelligence 360はSaaSベースのクラウド上で提供され、2016年中に新たなモジュールと機能が拡充される予定です。

本発表は、3万人を超えるSASソフトウェアの法人ユーザーとITユーザーがオンサイトとオンラインで集結した世界最大のアナリティクス専門カンファレンス、SAS Global Forumにて行われました。

<SAS Institute Inc.について>
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なアナリティクス、ビジネス・インテリジェンス、ならびにデータ・マネジメントに関するソフトウェアとサービスを通じて、80,000以上の顧客サイトに、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。


*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

*2016年4月19日に米国ラスベガスで開催中の「SAS Global Forum」にて発表されたプレスリリースの抄訳です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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