テクトロニクス、エンドツーエンドのABRモニタリングを容易に

  • 株式会社TFF テクトロニクス/ケースレーインスツルメンツ

Sentry新しいABRデクリプションにより、マルチスクリーン・サービスのABR配信をリアルタイムQoS、QoE、PVQ監視可能

報道発表資料
2016年4月19日

テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、デクリプションとデコード機能によるエンドツーエンドのABRモニタリング・ソリューションとして、最新のSentry ABRビデオ・クオリティ・モニタリング・プラットフォームを発表します。最新のSentry ABR機能は、米国ラスベガスで4月18~21日に開催されるNAB Show 2016(国際放送機器展、ブース番号:SU5006)で展示されます。

ABR(Adaptive Bitrate Streaming)は、PC、ノートPC、スマートフォン、タブレット、TVのオンデマンド・ストリーミング・サービスで使用されるマルチスクリーン基礎技術です。また、TV EverywhereまたはOTT(Over The Top)と呼ばれるマルチスクリーン・ビデオ・サービスも、ABRを使用してコンテンツを圧縮し小さなフラグメントに分割して視聴デバイスに伝送します。ABRで配信されるコンテンツが増加するのに伴い、サービス事業者は苦情電話と運用経費を抑えるために、ネットワークのエラーをピンポイントで検出し、MTTD(Mean Time to Detect、平均診断時間)、MTTR(Mean Time to Repair、平均復旧時間)を短くする必要に迫られています。

テクトロニクスのSentry製品は広く採用されており、顧客の体感品質に関心があるネットワーク・オペレータに対し、QoE(Quality of Experience、ユーザ体感品質)やQoS(Quality of Satisfaction、サービス品質)などの情報を提供します。Sentry ABRにデクリプションとデコード機能が追加されたことで、サービス事業者はリニアベースのサービス・モニタリングをさらに幅広く、深く実行できるようになります。一般的なABRワークフローでトランスコードされた、ビデオ・ストリームは一定間隔のフラグメントに分割、暗号化され、DRM(Digital Rights Management、デジタル著作権管理)が施されます。Sentry ABRは、暗号化されたコンテンツを表示し、実際のQoE、PVQ(Perceptual Video Quality、知覚ビデオ品質)を検証します。

テクトロニクス、ビデオ・プロダクト・ライン、ジェネラル・マネージャのチャーリー・ダン(Charlie Dunn)は、次のように述べています。「リニアからABRへのビデオ配信の切替えにおいて、サービス事業者はリニアにおいて理解していた顧客体感を、ABRサービスでも同じレベルでモニタリングできることが重要になります。ABRコンテンツ配信は複雑で、多くの警告に見舞われることがありますが、サービス事業者は顧客からの問い合わせの電話を受ける前にこのサービスの特性を知っておく必要があります。テクトロニクスのソリューションはABRのワークフローを通してのエンドトゥエンドのQoEモニタリングであり、オペレータは問題をすばやく検出し、トラブルシュートし、解決することが可能になります」

ファイルベースQCから配信されるABRコンテンツまでのエンドツーエンド・ソリューション
すべてのサービスの配信がABRに移行すると、テスト、検証が必要となるビデオ・コンテンツの量は急速に増加します。膨大な小さなセグメント、複数のビット・レートのファイルのテストは特に難しいものです。このような要求に対して、テクトロニクスのAuroraは高速でスケーラブルなファイルベースQCが可能であり、ABRストリーミング問題に共通する原因を捕らえるように設計されたテスト機能があります。また、フレームアキュレートなHydra Playerと併用することで、コンテンツおよび検出された問題を表示できます。オペレータは、ABRコンテンツ制作に対して問題をフィードバックするためのレビュー情報を追加できます。

Sentryプラットフォームを使用することで、フリーズ・ビデオ、タイル/マクロブロック、オーディオ異常またはオーディオ・レベル/ラウドネスなどのQoE問題と、IPおよびMPEG TSレイヤにおけるネットワークのQoS異常を検出し、視聴者からのさまざまな苦情を引き起こす原因を特定できます。ABRネットワークにおいて、Sentry ABRを使用することで、コンテンツの可用性と、それぞれのビット・レートに対応したストリームごとの包括的なQoE解析をリアルタイムに実行できます。


<テクトロニクスについて>
米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、お客様の測定課題を解決し、直感的に問題点を把握したり新たな発見を促すような、革新的で正確かつ操作性に優れたテスト、計測モニタリング・ソリューションを提供しています。テクトロニクスは70年にわたりデジタルの時代の最前線に位置し続けています。
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テクトロニクス

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組織名
株式会社TFF テクトロニクス/ケースレーインスツルメンツ
ホームページ
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代表者
Kent Chon
資本金
10,000 万円
上場
海外市場
所在地
〒108-6106 東京都港区港南品川インターシティB棟6階
連絡先
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