SAS、モノのインターネットから価値を導出する「SAS(R) Event Stream Processing」 最新版を国内で提供開始

~ビッグデータをリアルタイムにストリーミング・アナリティクス処理して意思決定の迅速化を実現、カスタマー・エクスペリエンスの向上、不正検知、サイバー攻撃への対応を強化~

ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであるSAS Institute Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長:ミカエル・ハグストロム(Mikael Hagstrom)、以下 SAS)は、「SAS(R) Event Stream Processing」の最新版を国内で提供開始しました。

SAS Event Stream Processingは、イベント・ストリーム処理により、高速にビッグデータをリアルタイムに分析して意思決定の迅速化を支援するソリューションです。モノのインターネット(IoT)によって生成される膨大なデータを蓄積・処理できるデータセンターが非常に少ないために、多くの組織がこの膨大なデータをカスタマー・エクスペリエンスの向上、設備の予防保全の向上、不正検知、サイバー攻撃への対応などに活用できる機会を逃しています。SAS Event Stream Processing最新版では、トランザクション処理、センサー、デバイス、トランスミッションなどを通じて継続的に高速に生成されるデータのストリーミング処理を、インタラクティブかつ直感的なインターフェイスで定義するための機能が強化されました。

IDC社は、次々に生成されるイベントを継続的に分析するテクノロジーの導入件数は、2015年に一気に加速すると予測しています。IoTの世界的な市場規模は、2013年の1.3兆ドルから2020年には3.04兆ドル、年平均成長率13%で拡大すると予想しています。[1]

IDCのアナリストのモリーン・フレミング(Maureen Fleming)氏は、「ストリーミング・アナリティクスは、イベントの状況をリアルタイムに把握して、課題やビジネス機会への対応を改善する非常に重要なテクノロジーです。しかし、発見から学んだモデルやアルゴリズムを、リアルタイム分析に使用する実行モデルにいかに活用できるかが大きな課題になっています。この課題を解決するためのアプローチには反応型から予測型のシステムへの素早い移行が求められています」と述べています。

SAS Event Stream Processingは、既知の洞察をリアルタイムのストリーミング・アナリティクスと統合し、ストリーミング・データを発生と同時に評価・分析します。蓄積される前のデータを発生と同時にリアルタイムで処理・分析することで、パターンを検出し、どの情報が保持されるべきか、必要なアクションやアラートの引き金となる要因は何か、などの判断をシステムが下します。ハードウェアの制限がない限りは、ビッグデータを高速に処理します。

例えば、製造業者の場合、装置の故障の可能性を示す突然の変化を捉えるために、重要な設備にセンサーを取り付け、そこから送られてくるデータをリアルタイムで分析します。変化を察知すると、システムはアラートを発行して、エンジニアを調査に向かわせます。それにより、非常にコストがかかるラインの停止を事前に回避するための調査や対応を実施したり、運転の中断を回避するためのメンテナンスを余裕を持って計画することが可能となります。

SAS Event Stream Processingは、入ってくるデータが、人間が読み取れるものであろうと機械可読のものであろうと、またはその両方であっても、毎秒数百万のイベントを分析することができます。SAS Event Streamingの継続的クエリには、データ品質管理ソリューション「SAS(R) Data Quality」とSASの最先端のアナリティクスが組み込まれています。これにより、関心のあるパターンの変化や現状からのリアルタイムの変化を検出することが可能となります。検出された異常や基準からの逸脱傾向があるパターンは、所望のストリーミング・データを適切にフィルタリングしてHadoopなどのデータストアに直接蓄積することで、詳細な調査を行うことが可能です。このような保管されたデータの分析は、その後モニタリングすべき新しいパターンの定義に使用され、再度SAS Event Stream Processingにロードされて、必要なモニタリングを実行します。

SAS Event Stream Processingの詳細については、ホワイトペーパー「IoTのデータ・ストリームを理解する」(http://www.sascom.jp/download/wp_Understanding_Data_Streams_in_IoT_1502/ )をご覧ください。

[1] D. Lund et al., Worldwide Internet of Things 2014-2020 Forecast: Forecast Update and Revenue by Technology Split, Nov 2014 IDC #252330

<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、革新的なソリューションを通じて、75,000以上の顧客サイトに、パフォーマンスを向上し、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万3千名、日本法人約250名(http://www.sas.com/jp
SAS Institute Japanは、多くのお客様とパートナー企業に支えられ、日本において30周年を迎えることができました。「これからもAnalyticsでイノベーションを」を合言葉に、日本のアナリティクス市場の深耕を図り、日本の企業や社会に貢献してまいります。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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