スイッチ/ルーター/無線LANが統合されたユニファイドネットワークを最適なコストで実現 - ユニファイドマネージメント・スタッカブルスイッチ「CentreCOM x930シリーズ」をリリース -
- アライドテレシス株式会社
- 2015年04月27日
- 16:59
アライドテレシス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 大嶋章禎)は、ユニファイドマネージメント・スタッカブルスイッチ「CentreCOM x930シリーズ」の出荷を5月8日より開始します。
CentreCOM x930シリーズは、Non-PoE+モデルやPoE+(IEEE 802.3at対応)モデルをラインナップしたユニファイドマネージメント・スタッカブルスイッチです。
AT-x930-28GTXは10/100/1000BASE-Tポートを24ポート、AT-x930-52GTXは10/100/1000BASE-Tポートを48ポート、AT-x930-28GPXは10/100/1000BASE-Tポート(PoE-Out)を24ポート、AT-x930-52GPXは10/100/1000BASE-Tポート(PoE-Out)を48ポート装備しており、全モデルにて4つのSFP+スロット(2スロットはスタックポートとの兼用)と広帯域スタックを実現するための拡張用スロットを背面に1つ搭載しています。
CentreCOM x930シリーズは、アライドテレシス製のスイッチやルーターを一元管理するAMFマスター機能と無線LANアクセスポイント(AP)を一元管理するワイヤレスマネージャー機能に対応するため、ネットワーク管理ツールやワイヤレススイッチを個別に準備することなく、スイッチ、ルーターおよび無線LAN APが統合されたユニファイドネットワークを最適なコストで実現できます。冗長構成が可能なモジュール式電源の採用や、ネットワークとしての信頼性を向上させるVCS/LD-VCS、EPSRのサポートに加え、スタティックルーティングや各種ダイナミックルーティング機能も使用可能なため、エンタープライズネットワークのコアスイッチやディストリビューションスイッチとして最適です。
【主な特長】
●AlliedWare Plus(AW+)
業界標準のコマンド体系に準拠し、他社製品からの移行においても、エンジニアの教育にかかる時間と経費を大幅に削減することができます。
●ネットワークインフラのユニファイド化
Allied Telesis Management Framework(AMF)は、ネットワーク上のスイッチやルーターを仮想的な1台の機器として統合管理し、管理運用の「一元化」、「簡素化」、「自律化」によって、管理・運用に関わるコストの削減を実現するネットワーク仮想化機能です。
● VCS(バーチャルシャーシスタック)
複数のスイッチを専用のスタックモジュールで接続することにより、1台の仮想スイッチとして扱うことができます。x930シリーズでは、筐体前面のSFP+スロッ
トを用いたVCSと、筐体背面に広帯域スタックモジュール「AT-StackQS」を用いたVCSと、2 種類のVCSに対応しており、最大8台のx930シリーズを自由に組み合わせてVCS 構成を実現できます。
● EPSR
EPSR(RFC3619)は、レイヤー2レベルでの障害の検出と経路の切り替えをより高速に行います(最短50ミリ秒未満)。本製品は、複数リング回線障害などの二重障害がリング内に発生し、復旧した場合においても正常回復を可能とするEPSRエンハンストリカバリーにも対応をしており、より安全なリングネットワークを実現します。
● 高可用性
x930シリーズは、モジュール式電源を採用しており、オプション(別売)の電源ユニットを2台搭載することで機器内部での電源の冗長化が可能です。これにより、1台の電源ユニットが故障した場合にも、もう1台の電源ユニットで継続稼働が可能なため、業務に支障を与えることなくメンテナンスを行うことができます(※1)。
(※1) 電源ユニットは別売となります。
● PoE+(IEEE 802.3at)をサポート
AT-x930-28GPX、AT-x930-52GPXでは従来のPoE(IEEE 802.3af)に加え、高容量給電が可能なPoE+(IEEE 802.3at)に対応しています。装置全体として、AT-PWR1200-70を2 個搭載することで、AT-x930-28GPXは最大720W、AT-x930-52GPXは最大1440Wまで給電可能なため、PoE+対応無線LAN APやネットワークカメラなどの様々なPoE+受電機器が接続可能です。
● 充実したセキュリティー機能
ネットワーク認証機能として、IEEE 802.1X 認証/Web認証/MACアドレスベース認証の3つの認証方式に対応しております。また、同一ポート上でIEEE 802.1X認証/Web認証/MACアドレスベース認証の混在を可能とするTri-Auth(トライオーセンティケーション)、認証後に動的にVLANを付与するダイナミックVLAN、同一ポート上でユーザーごとに別々のVLANを動的に付与可能なマルチプルダイナミックVLAN、2つの認証方式を利用し、2 段階の認証が行える2ステップ認証にも対応しており、従来よりもセキュリティーレベルの高い認証ネットワークを柔軟に実現します。
● ルーティング機能
スタティックルーティング、RIPv1/v2、OSPFv2、VRF-Lite、PIMSSMv4、PIM-SMv4、PIM-DMv4、BGP+、VRRPv3をサポートしています(※2)。さらに、IPv4だけではなく、IPv6 の各種ルーティングプロトコルOSPFv3、RIPng、PIM-SSMv6、PIM-SMv6もサポートしています(※2)。
(※2) OSPFv2 の65ルート以上、またはPIM-SSM、PIM-SM、PIM-DM、OSPFv3、RIPng、VRF-Lite、BGP+、PIM-SSMv6、PIM-SMv6を使用する場合には、新製品「AT-x930-FL01」(AT-x930シリーズ用プレミアムライセンス)の購入が必要です。
<新製品>
製品名 標準価格(税別) リリース予定日
AT-x930-28GTX 780,000円 5月8日
AT-x930-52GTX 1,300,000円 5月8日
AT-x930-28GPX 780,000円 5月8日
AT-x930-52GPX 1,300,000円 5月8日
AT-x930-FL01 (AT-x930シリーズ用プレミアムライセンス)
200,000円 5月8日
AT-x930-FL02/20 (AT-x930シリーズ用AMFマスターライセンス(20メンバー))
300,000円 5月8日
AT-x930-FL06/20(AT-x930シリーズ用ワイヤレスマネージャーライセンス(20AP))
200,000円 5月8日
AT-x930-FL06/40(AT-x930シリーズ用ワイヤレスマネージャーライセンス(40AP))
400,000円 5月8日
<ニュースリリースに対するお問い合わせ>>
マーケティング・コミュニケーション部 田中利道
Tel:03-5437-6042 E-Mail:totanaka@allied-telesis.co.jp
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