神奈川県版脱炭素モデル地域の取り組み,三浦半島のブルーカーボンについて知ろう!第二弾!
~三浦半島地域の海の今を知り、未来を語ろう~
京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区,社長:川俣 幸宏,以下 京急電鉄)は,神奈川県が推進する神奈川県版脱炭素モデル地域ブルーカーボン推進事業を受託し,2024年12月2日(月)に「ブルーカーボンUupdate meeting」を開催実施いたします。これは,神奈川県在住の高校生以上の方を対象に,ブルーカーボンについての講演の視聴と,グループワークを実施することで,海の豊かさを取り戻し,温暖化対策と生物多様性の保全に繋げる活動としての「ブルーカーボン」を認知してもらい,個人個人が自分事として何ができるかを考えるきっかけ作りとなることを目指し開催いたします。
講演では,葉山町に葉山水域環境実験場を構え,葉山アマモ協議会のメンバーでもある鹿島建設株式会社の上席研究員で水産学博士の山木克則氏が,講師を務めます。ブルーカーボンに関する基礎知識や三浦半島地域の海の状況,ブルーカーボンに対する取り組みについての最新情報を解説していただきます。
グループワークでは,サステナビリティ専門員を交えて「ブルーカーボンに関する活動が活発になるために,もっとわたしたちにできること」をテーマにディスカッションなどを行います。
なお,参加者は横須賀市内の会場と,Youtubeを利用したオンライン配信のいずれかでご参加いただけます。
二酸化炭素(CO2)の重要な呼吸減として注目されているブルーカーボンについて学び,参加者同士の交流の場として活用いただける機会となります。「ブルーカーボン Update meeting」にぜひご参加ください。
「ブルーカーボンUpdate meeting」について
1.概要
神奈川県内に在住の高校生以上の方を対象に海の豊かさを取り戻し,温暖化対策と生物多様性の保全に繋げる活動としての「ブルーカーボン」を認知してもらい,個人個人が自分事として何ができるかを考えるきっかけ作りとして,講演会ならびにグループワークを開催いたします。
2.名称
「ブルーカーボン Update meeting」~三浦半島地域の海の今を知り、未来を語ろう!~
3.実施日
2024年12月2日(月)17:00から19:30まで(予定)
4.会場
横須賀市立勤労福祉会館(ヴェルクよこすか)(横須賀市日の出町1丁目5番地)
5.講演者 山木 克則氏 鹿島建設株式会社 技術研究所 上席研究員 水産学博士
6.内容
※ 実施時間は前後することがあります。
7.募集人数
イ.会場参加 50名程度
※原則として,神奈川県在住(県内に在学している場合を含む)の高校生以上の方に限ります。
※公募する一般の参加者とは別に,三浦半島地域で活動されている個人,団体,企業,行政等も参加します。
ロ.オンライン参加 どなたでもご参加いただけます。
※講演会のみオンライン参加が可能です。
8.参加費 無料
9.申込方法
イ.会場参加 専用応募フォームから受付
応募フォームURL
https://forms.gle/NAL56ughrhFmeTwt6
ロ.オンライン参加 事前申し込み不要
YouTube配信URL
https://youtube.com/live/yesWX-lpZGM
10.募集期間
イ.会場参加 2024年11月13日(水)14:00から11月25日(月)17:00 まで
※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
※当選者のみにご連絡いたします。
ロ.オンライン参加 事前の応募は不要です。
※2024年12月2日(月)17:00より動画の視聴が可能となります。
11.お問い合わせ先
京急ご案内センター
受付時間 9:00~17:00(年末年始は休業)
TEL.03-5789-8686/045-225-9696 ※営業時間は変更となる場合がございます。
参考
1. 講演者紹介
山木 克則氏
鹿島建設(株)技術研究所 上席研究員 水産学博士
同社葉山水域環境実験場にて,藻場やサンゴ礁など沿岸生態系の保全・再生技術の研究開発に従事する。これまでに,アマモの種子の発芽促進により効率よく種苗をつくる手法,アラメやカジメなど大型褐藻類の配偶体の培養により陸上で種苗をつくり,養殖や藻場造成への展開を行っている。これらの研究成果は,社会実装として藻場再生技術と同時に,地域や学校における環境教育・啓発活動を含めた展開を図っている。神奈川県葉山町では,漁業者,ダイバー,学校など地域の多様な主体による藻場再生活動により,ブルカーボンクレジットの創出(2023年度49.7t-CO2)を実現した。
2.専門員紹介
岩村 俊平氏(サステナビリティ専門員)
キャリアコンサルタント,技術士(建設・水産),潜水士
大学では,環境と防災との両立を図る生態系工学の基礎を学ぶ。藻場・サンゴと共生する港湾等構造物の調査・計画,サンゴ移設等の現場実務を19年経験する。その後SDGsの専門家として環境・社会・経済(観光等)を両立するサステナブルツーリズムの開発, SDGsを念頭においたビジネス創出のコンサルティング等を5年ほど行い,現在に至る。ブルーカーボンの研究をはじめ,水産協調型構造物の調査・計画,海業,6次産業等に関わる事業を展開している。沖縄県SDGs 専門部会委員,沖縄 MICEネットワークサステナビリティ部会長,沖縄工業高等専門学校の非常勤講師などを務める。
3.神奈川県版脱炭素モデル地域とは
神奈川県が独自に設定するもので,県有施設への再エネ導入などを重点的に取り組むほか,域内の市町村,企業など様々なステークホルダーと連携して,脱炭素化に向けた施策に取り組む地域です。
2022年7月に,三浦半島地域圏を神奈川県版脱炭素モデル地域に設定し,関係人口・交流人口の増加や交通渋滞の解消等,地域特有の課題の解決と地域の脱炭素化,地域活性化を同時に図ることを目指して,脱炭素化等の取組を進めています。
詳細は,以下ホームページをご参照ください。
URL
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ap4/modeltiiki.html
4.鹿島建設株式会社技術研究所(葉山水域環境実験場)について
葉山水域環境実験場は,1984年に葉山町に設立された水域環境の研究を行っている施設です。相模湾に面する壮大な自然に囲まれた研究施設では,衰退が問題となっている藻場やサンゴ礁の保全や再生技術などの研究を行っています。また,地域活動として,葉山町の漁業者,ダイバー,学校で構成される「葉山アマモ協議会」に参画し、地域協働で藻場の保全活動を行っています。この活動は,ブルーカーボンの創出にも貢献し,2022年度46.6t-CO2,2023年度49.7t-CO2のJブルークレジットが認可されています。
5.京急沿線エリアマネジメント構想「newcalプロジェクト」について
(1)開始日:2024年3月14日(木)
(2)名称:「newcal(ニューカル)プロジェクト」
(3)名称由来:「New」+「Local」
新しいローカル(Local)のあり方を地域の方々と⼀緒になって生み出し,その地域ならではの新しい魅力を発見(Newな発見)し,より多くの人に届けていく構想です。
「Local」のあり方が今後も注目される中,京急グループがその「新しいLocal」のあり方を,エリ
アマネジメントによって見出していく意思も込めています。
また,「ニューカル」という響きは,「new culture = カルチャー」を感じさせ,その地域ならではの新しい文化を地域の方とともに生み出していく想いも込めています。
(4)目的
「沿線価値共創戦略」において重視する,地域との連携を具体化する4つの共創活動の「組織化」
「地域拠点整備」「MaaS整備」「モビリティ整備」の推進を通じた将来像として,デジタル基盤と
ともに沿線地域が一体となったサービス「EaaS(ENSEN as a Service)」の構築を目指します。
【イメージ】
以 上