三浦半島の社有林を活用した「みうらの森林(もり)プロジェクト」
法人企業と森づくりを通じて地域資源を再生 自然体験を通じた学び,交流の機会を展開
京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区,社長:川俣 幸宏,以下 京急電鉄)と,神奈川県逗子市や千葉県佐倉市などで,自然の中で大人と子どもが遊ぶ場「原っぱ大学」を展開する,HARAPPA株式会社(本社:神奈川県逗子市,代表:塚越 暁,以下 原っぱ大学)は,
京急の社有林を活用した「みうらの森林(もり)プロジェクト」の一環として,法人向けの「森林共創パートナー事業」(以下,本事業)を2024年10月から開始いたします。
本事業では,「みうらの森林(もり)プロジェクト」で掲げる「未来につながる森づくり」の方針に共感いただいた法人企業さまに「森林共創パートナー」となっていただき,共創パートナー企業の従業員の皆さまと共に,「みうらの森林」の未来を描きつつ,四季を通じて「みうらの森林」に継続的に足を運んでいただき「森づくり」の当事者として,森林整備・畑づくり・養蜂・遊び場づくりなどの担い手として参画していただきます。各社の従業員が継続的に森林に入り自然に触れることで,多様な学びの機会と企業の枠を超えた交流の場を生み出していきます。
2023年に開始した「みうらの森林(もり)プロジェクト」では,京急電鉄が三浦半島に所有する約100haの社有林を健全に管理し,生物多様性を維持しながら未来につながるプロジェクトとして,間伐を行い,光の入る森に変え,間伐で出た木材をベンチとして京急線の駅に設置することや,森のタンブラーとしての販売,森林空間の活用として,遊びの場としても展開をしてきました。
京急電鉄では,本事業を通じて,森林・里山の再生および利活用の新しいスキームとして,参加費用の一部を間伐などの森林再生の取り組みに活用することで,更なる森林再生のモデルを構築し,循環型社会の実現に貢献していきます。
活動イメージ①(2023年3月の森活動)
活動イメージ②(2024年5月の畑づくり)
「森林共創パートナー事業」について
1.概要
(1)「みうらの森林(もり)プロジェクト」で掲げる未来につながる森づくりの方針に共感いただいた法人企業さまに「森林共創パートナー」となっていただき,パートナー各社の従業員の皆さまと共に,四季を通じて「みうらの森林」に継続的に足を運んでいただき「森・里山づくり」の当事者として,森林整備,畑づくり,養蜂や遊び場づくりなどの森・里山づくりの担い手として参画していただきます。
(2)継続的に森林に入り,土に触れ,生き物と共に時間を過ごすことで,自然空間で自ら手を動かし,試行錯誤することを通じて,従業員の方々が自然との深いつながりを意識できる経験を積み重ねていきます。
(3)都心から近い三浦半島の自然フィールドを舞台に,従業員同士,あるいは他社メンバーと非日常な関係性の中で双発的な学びを形作っていきます。
(4)地域資源の再生に携わっていただくことで,法人企業さまのCSR活動のPRとしても発信可能です。
(5)森林再生のモデル構築を目指すとともに,有休資産を活用した複数社合同での個人・組織の活性化,「人的資本経営」の先行事例として取り組んでまいります。
2.内容
(1)パートナー企業さまには年間を通じて「森・里山づくり」の活動(月1回程度)にご参加いただきます。
(2)パートナー企業の従業員の方々が参加可能なワークデイと,従業員のご家族が参加可能なオープンデイを展開し,年間を通じて森に通っていただき,様々なワークショップなどを体験していただきます。
(3)活動時には森林整備や畑づくり等はメンバーによるアドバイスにより活動をサポートします。
3.スケジュール
(1)パートナー募集 2024年9月から(初回募集は6社程度を想定し,先着順となります。)
(2)活動開始時期 2024年10月から(9月から順次プレ活動を開始いたします。)
4.活動場所
神奈川県横須賀市野比エリア
5.費用
参加費用やその他詳細については,下記へお問い合わせ下さい。
6.お問い合わせ
森林共創パートナー事務局 (HARAPPA株式会社)
e-mail:info@harappa-daigaku.jp
参 考
「みうらの森林(もり)プロジェクト」について
1.名称
「みうらの森林(もり)プロジェクト」
2.開始時期
2023 年2月
3.目的
健全な森林の管理を行うことで,森林の有する二酸化炭素吸収機能の一層の発揮を目指し,生物多様性を維持しながら機能豊かな美しい森林を目指す。
「環境保全を通じて,人と自然がすこやかにつながる未来をつくる」
4.実績
(1)間伐作業
神奈川県森林組合連合会の協力のもと,適切な間引きなど森林管理を行い,太陽光が地面に差し込む環境を作ることで,森林の若返りを図っています。
(2)間伐材の活用
間伐した木々は,株式会社タケエイグリーンリサイクルが運営する横須賀バイオマス発電所にて「木質バイオマス燃料」として発電に活用され,京急グループである葉山マリーナにて 2023 年4月からすべての使用電力を,社有林伐採木を一部活用したCO₂排出量実質ゼロの再生可能エネルギー電力(木質バイオマス由来)に切り替えました。
また,「森のタンブラー」として電車のデザインを入れた製品の販売や,駅の木製ベンチとして設置しました。
(3)山あそび
間伐後の森林を活用し,身近な自然であそび場「原っぱ大学」を展開する HARAPPA 株式会社と共に,親子で遊べるコンテンツ開発を目指し,あそび場づくりを実施しています。
【原っぱ大学について】
2015年に神奈川県逗子市でスタートしたHARAPPA株式会社が運営する親子のための遊びの大学。逗子のフィールドと,千葉県佐倉市にある佐倉の森フィールドで年間を通じてプログラムや,法人向けの自然研修などを開催。現在,約600組のファミリーが会員。歩き始めたばかりの子どもから思春期を迎えた子どもまで,幅広い年齢の親子が集う「おやこ学部」。小学生以上の子どもたちだけで集う「こども学部」,大人たちが思い切り遊ぶ「おとな学部」の3つの学部でプログラムを展開。
・会社名 HARAPPA株式会社 / HARAPPA Inc.
・所在地 神奈川県逗子市新宿3―5―40
・設 立 2015年7月
・資本金 2,650万円
・代 表 塚越 暁
・URL
https://harappa-daigaku.jp/