『いぬねこ保護団体ミーティング 2024』を開催! ~ 保護活動の現場でのリアルな認識や課題感が明らかに ~

動物関連団体へのオンライン寄付サイトを運営する公益社団法人アニマル・ドネーション(所在地:東京都港区、代表理事:西平衣里、通称アニドネ、https://www.animaldonation.org/)は、去る4月19日に、アニドネの認定保護団体と『いぬねこ保護団体ミーティング 2024』(オンライン会議)を開催しました。当日はアニドネが認定している全国27の保護団体が参加して、各団体が直面している課題や現状認識について意見を取り交わしました。またレクチャーパートでは、日本獣医生命科学大学特任教授で、日本シェルターメディスン学会会長の田中亜紀先生による『シェルターメディスン』に関するレクチャーも行いました。

■「いぬねこ保護団体ミーティング2024」実施概要
名 称:「いぬねこ保護団体ミーティング 2024」
日 時:2024年4月19日(金)オンラインにて実施
目 的:
・現場で多くの命と向き合う保護団体のリアルな声を集め、正しい現状認識と今後の課題を明らかにする
・専門家による最新事例紹介などを通して、保護シェルターの環境や運営改善に向けた知見を深める
実施内容:
・第一部:事前実施アンケート結果共有と田中先生による『シェルターメディスン』に関するレクチャー
・第二部:アニドネ認定団体の活動紹介

■ 保護団体アンケート結果(31回答)
〇保護活動全般への総合認識:前回(2022年)と比較して、5段階中3の“良くも悪くもなっていない”評価をつける割合が大きくなり、保護活動の現場では必ずしも状況が改善傾向とは受け止められていないことが伺える。

〇周辺環境への問題意識: 大まかな傾向は変わらず、“多頭飼育崩壊”への問題意識が最も高いが、”行政の監督が不充分”、また“メディアからの発信”に対しての問題意識が前回よりも高まっている。

〇団体運営の課題: 運営資金や物資、活動コアメンバーの確保、またボランティアスタッフの継続的な定着への課題感がさらに強くなっており、中長期的な団体運営へのボトルネックになっていることが推察される。

■ 情報支援の重要さと新認定団体公募中のお知らせ(アニドネ リサーチャー・リーダー:今崎 湘子)
今回、田中先生にご参加頂き、『シェルターメディスン』の科学的アプローチをご紹介頂いたことは、講演後に活発な質疑が交わされたことからも、認定団体皆様にも大きな意義を感じて頂いたかと思っています。寄付金の分配に留まらないアニドネからの特別な支援の形として、今後も積極的にこのような情報提供をしてまいります。
また本年も5月31日まで新認定団体の公募を行っていますので、さらにご一緒できる団体が増えることを願っています。
※新認定団体公募について: https://www.animaldonation.org/organization/rule/

■ 動物福祉向上へのさらなる支援について(アニドネ 代表理事:西平 衣里)
前回以上に多くの団体にご参加頂き、無事にミーティングを実施することができました。アンケート結果からも明らかになっていますが、犬や猫の動物保護活動は今まさに大きな岐路に立っていると感じています。メディアなどを通じて多くの方に“保護犬・保護猫”の存在を知っていただいた一方、活動の現場に携わっている団体の皆さんは様々な課題意識を抱え、その運営も簡単ではない状況が続いています。アニドネとしても、引き続き認定団体皆さんのリアルな声を広く伝え、より一層の関心・寄付が集まるよう、努力をしていまいります。


『アニマル・ドネーション』とは
動物のためにがんばっている団体と、自分も何かしたいと思う人や企業を結びつける日本初の動物関連に特化したオンライン寄付サイトを運営する中間支援組織です。「どのような施設や活動を支援したらよいか分からない」という多くの方の声に応え、厳正な審査を経て認定された団体(※)へ寄付をお届けしています。
また、動物福祉の向上を目指して、ともに考えアクションを呼びかけるAWGs(Animal Welfare Goals)プロジェクトも展開して、犬や猫に関連するさまざまな情報の発信を行っています。
「キモチをカタチに」 ― 動物福祉や他の分野においても、人々が協力しあい、想いをそれぞれの形で行動として社会づくりに貢献していける。そんな豊かな気持ちを育める寄付文化の醸成をアニマル・ドネーションは目指しています。
※ 寄付先は、動物のためにがんばる団体(保護団体・介在団体・伴侶団体・啓発団体)が対象です。アニドネが提供する情報をもとに、寄付支援者自らが寄付先を選び、オンラインで直接寄付できるのも特徴です。アニドネはこれまでに、個人の方・団体の皆さまから、492,726,437円(2024年2月末時点)の寄付金をお預かりし、「保護団体」、「介在団体」、「伴侶団体」、「啓発団体」へ寄付を届け、その活動を支援しています。今後もアニドネに寄せられる多くの寄付金を、高い理念と目標を掲げ活動する団体が有意義に活用できるよう努めてまいります。

■ 法人概要
法人名 : 公益社団法人アニマル・ドネーション( https://www.animaldonation.org/
代表者 : 西平 衣里(にしひら えり) 代表理事・マネジメントディレクター
所在地 : 〒107-0062 東京都港区南青山2-15-5 FARO1F
設 立 : 2010年7月(サービス開始:2011年9月)
活動内容: 1.動物福祉活動の支援に特化した寄付サイトの運営
      2.動物関連団体へのサポート活動
      3.「人と動物の共生」を社会に広める活動
本件に関するお問合わせ先
公益社団法人アニマル・ドネーション 広報担当 小澤

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この企業の情報

組織名
公益社団法人アニマル・ドネーション
ホームページ
https://www.animaldonation.org
代表者
西平 衣里
上場
非上場
所在地
〒107-0062 東京都港区南青山2丁目15-5FARO1F
連絡先
03-4405-7667

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