CSRとMaestro Wireless Solutions、高性能で低消費電力の小型GNSSモジュールを発表

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物流管理・追跡機器、車載機器、ウェアラブル・デバイスを迅速に市場投入するために開発された新しいA5100-Aモジュール

香港を拠点とする大手ロケーション・レシーバー・メーカーのMaestro Wireless Solutionsと、測位位置情報アプリケーション向けの革新的なシリコンおよびソフトウェア・ソリューションをグローバルに提供するCSR plc(ロンドン証券取引所 略号:CSR、NASDAQ 略号:CSRE、以下「CSR」)は本日、高性能GPSおよびGLONASSレシーバー・テクノロジーを10 x 15 mmの小型パッケージに凝縮し、SiRFstarVをベースとした次世代全地球航法衛星システム(GNSS)ポジショニング・モジュールA5100-Aの発売開始を発表しました。A5100-Aは、ウェアラブル・デバイス、カメラ、車載追尾機器等をはじめとする広範囲の用途に理想的性能を発揮します。

A5100-Aは、MaestroのGNSSレシーバーの新ラインアップからの最初のリリースです。このモジュールは、クワッド・コンステレーションをサポートすることで前例のない精度を提供するとともに、初期位置算出時間(TTFF)を最大30パーセント高速化し、また、CSRのTricklePowerおよびPush-to-Fix(PtF)モードを採用したことで、消費電力を最大20パーセント削減します。本モジュールは、TCXO、SAWフィルター、RTC、アンテナ制御メカニズム、将来のアップグレードに備えたフラッシュ・メモリなどの豊富な機能に加え、SiRFstar4を搭載した従来世代のMaestroのモジュールとドロップインで交換できる機能をも備えることで、市場投入時間の短縮と開発リスクの削減にも大きく貢献します。また製造の簡略化及び組立コストの削減に寄与するキャステレーテッド・エッジ構造を採用しています。

CSRのビジネス・グループ担当シニアバイスプレジデントであるアンソニー・マレーは、次のように述べています。「Maestro WirelessとCSRは、長年にわたって緊密に協働し精度と信頼性に優れたロケーション製品の設計と商品化を推進してきました。しかし、競争が激しい今日の家電市場では、性能だけでは不十分です。そのため、CSRはMaestro Wirelessと共同で、各種性能指標が好成績であるだけでなく、今日の小型デバイス開発には必須の要素である小型フォームファクタに高度な機能を集積統合し、迅速な市場投入に貢献できるソリューションを開発しました」

現在運用されているすべてのGNSSに対応するA5100-Aは、認識可能なすべてのGPS、GLONASS、QZSS、SBAS衛星からデータを収集、追跡します。コンカレント(並列処理)GNSS機能により異なる測位システムから最適な衛星を選択することで、より高精度なロケーション情報を提供できます。このモジュールを実装するだけで、都市部のビルの谷間などの厳しい環境下でも優れたカバレッジ、安定性、精度を得ることができ、マルチパスや電波妨害に対する強い耐性も獲得できます。エンドユーザーは都市の中心部にいても、人里離れた郊外にいても、安定した測位情報を得ることができます。

Maestroの事業開発担当上級副社長であるオリバー・バーナード氏は、次のように述べています。「性能に妥協のない高集積製品を設計する上で、市場投入の迅速化というプレッシャーと開発リソースの不足に悩まされているお客様にとって、A5100-Aは最適な製品です。低消費電力、高感度、耐妨害性、並列処理GNSS機能を備え、A2200-AからドロップインでアップグレードできるA5100-Aは、これらのニーズに素早く応え、最新のGNSS製品を迅速かつ簡単に市場に届けるのに最適な製品です。」

この他、A5100-Aの特長は、次のとおりです。
- バッテリーとの直接接続:1.8V~3.6Vの充電式リチウム・バッテリーとの直接接続により、システム・コストを削減し、電力消費の効率化を図ることができます。

- 低消費電力テクノロジー:CSRの画期的なPtFテクノロジーの搭載により、電力消費を最適化しています。PtFは、正確な測位を迅速に完了するためデバイスをより長期間待機状態に置くことができ、また動作環境や運動状態に応じて瞬時に消費電力を適応させます。先進のアルゴリズムと強力なオンチップDSPプロセッサーにより、任意の環境および運動状態での電力消費レベルを最小化すると同時に高い精度(QoS)を維持します。

- InstantFix拡張エフェメリス(EE):カメラやウェアラブル・デバイスのようにインターネット接続をもたないデバイスでは3日分、SiRFInstantFixサーバー生成拡張エフェメリス(SGEE)データに対応したネットワークに接続している場合は最長31日分のEEを自動的に予測することで、TTFFを短縮します。

サンプルと評価キットは、Digi-key、Mouser、RichardsonRFPDで入手できます。詳細情報と技術ドキュメントについては、http://www.maestro-wireless.com をご覧いただくか、Maestroの各地の販売代理店または指定販売店までお問い合わせください。

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本プレスリリースは2014年8月13日(現地時間)に、英国および香港で発表されたプレスリリースを翻訳したものです。
原文はhttp://www.csr.com/news/pr/2014/maestro-wireless  をご参照下さい。 

関連リソース(英語):
*Maestro A5100-Aの製品写真ダウンロード: http://www.csr.com/news/pr/2014/maestro-wireless
*CSRの各種位置情報ソリューションの詳細: http://www.csr.com/products/technology-solutions/location
*CSRのSiRFstarVについてのその他詳細(基本情報、ブロック図など)http://www.csr.com/system/files_force/csr-product/supporting-docs/rebrand_sirfstarv_5e_product_bbrief_0.pdf?download=1 
*CSR SiRFInstantFix についての詳細:http://www.csr.com/products/39/CSR-instantfix-sgeecgee
*Maestro社A5200-Aの詳細製品資料ダウンロード:http://www.maestro-wireless.com/download-dp131

Maestro Wireless Solutionsについて
Telefield International(HKEx:1143)を持株会社とするMaestro Wireless Solutionsは、M2Mおよびロケーション市場向けのワイヤレス・ソリューションと統合サービスを総合的に提供しています。ワイヤレス通信で15年以上の実績を持つ同社は、購入してすぐに利用できる使いやすい汎用モデムから特定の最適化OEMインテグレーションに至る広範囲にわたり、高効率、高信頼性のワイヤレス・ソリューションを提供しています。香港に拠点を置き、北南米、欧州、アジアに地域事務所を展開するMaestroは、流通パートナーのネットワークを通じて世界全体へのアクセスを有し、40カ国以上に50万台以上のモデムを配備してきた実績を持ちます。
詳細については、www.maestro-wireless.com をご覧ください。

CSRについて:
CSRは、お客様が世界中のエレクトロニクス市場で成功をおさめるための様々な課題を解決し、革新の核となる技術を提供します。CSRの技術者たちが精力的に開発しているのは、ボイス&ミュージック、ドキュメント・イメージング、車載インフォテインメント、Bluetooth Smart、屋内測位システムを中心とした高機能な半導体、ソフトウェア、サービスです。CSRは、世界各地の先進のお客様と連携し、お客様の優れた発想を、市場をリードする製品へと結実させるため、高機能かつ他製品との差別化を図ることのできるテクノロジー・プラットフォームを提供しています。詳細については、http://www.csr.com/japan/ をご覧ください。また、CSRの最新の情報は、テクニカル・ブログ、担当者ブログ、YouTube、Facebook、Twitterでも発信しています。CSRの無線オーディオ・コーデックであるaptXの詳細については、http://www.aptx.com/ja をご覧ください。

*BluetoothおよびBluetoothロゴは、Bluetooth SIGが所有する商標であり、CSRにライセンスされています。
Wi-Fi, Wi-Fi Alliance, WMM, Wi-Fi Protected Access, WPA, WPA2, Wi-Fi Protected Setup 及び Wi-Fi Multimedia はWi-Fi Allianceの登録商標です。
*本文書に記載されているその他の製品、サービス、名称は、該当するそれぞれの所有者の商標である場合があります。

<お客様、ユーザー様お問い合わせ先>
シーエスアール株式会社
深田 学
電話:03-6403-7100 Email: prjp@csr.com

将来予想に関する記述 
本プレスリリースには、CSR のSiRFstarV GNSS 各種位置情報ソリューション及びそれが各種家電製品または機器に搭載された場合に発揮される性能、(SiRFstarVテクノロジーを利用するA5100-Aの性能を含む)ならびにその他の将来発生しうる事象、またはそれらがCSRに及ぼす潜在的影響について、過去の事実以外の情報であって、かつ米国の1995年民事証券訴訟改革法(United States Private Securities Litigation Reform Act of 1995)において「将来予想に関する記述(forward looking statements)」との解釈が成り立ちうる声明(将来の事業または業績に関する経営陣の計画及び目標に関する所信表明、またはそれらに関する仮定を含む)を含んでいます。これらの予想に関する記述は、上記につき各々「予定である」、「提供できる」、「提供する」、「可能にする」、「強化する」、「実現する」、「設計されている」、あるいはそれらに類似した表現で特定できます。CSR のSiRFstarV GNSS 各種位置情報ソリューションまたはそれらの技術を搭載した家電製品、周辺機器またはSiRFstarVテクノロジーを利用するA5100-Aの性能、機能、または特徴の変更・向上等に際して将来発せられる一連の発表は、そのいずれもがCSRおよびその顧客の継続的評価の対象に服すものであり、実現されるか否かは不確実であり、かつCSRまたはその顧客の確約と見なすことはできず、証券購入の判断に利用するべきではありません。かかる予想に関する記述は、CSRの経営陣の現時点での予想と見解を示すもので、CSRの事業戦略とCSRが事業を行う環境に関与する多数の仮定の上に成り立っているため、未知または既知のリスク、偶発性、不確実性、およびその他要因が複雑に関連し、その多くはCSRによる管理の及ぶ範囲を超える事項に属します。これらの要因の一部は、SECのWebサイト(http://www.sec.gov)で公開されているCSRの定期レポート(「Risk Factors(リスク要因)」または「Forward Looking Statements(将来予想に関する記述)」という見出しの下、またはその他の箇所)で詳述されていますが、それらに限定されません。予想に関する各記述は、その日付の時点での記述です。法に定めのある場合を除き、CSRは、ここに記載されている予想に関する記述について更新または改訂があった場合でも、公式にリリースする責任を負いません。

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この企業の情報

組織名
シーエスアール株式会社
ホームページ
http://www.csr.com/ja
代表者
横山 崇幸
上場
海外市場
所在地
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-11-2オランダヒルズ森タワー3階
連絡先
03-6403-7100

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