Mendix、新CEOにレイモンド・コック(Raymond Kok)が就任

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シーメンスの傘下で、ローコード市場をリードするMendixは本日、2024年2月12日付けでレイモンド・コック(Raymond Kok)が最高経営責任者(CEO)に就任したことを発表しました。コックはこれまでシーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアでSiemens Xceleratorのプラットフォーム開発部門のシニアバイスプレジデントを務めていました。

22年前にシーメンスに入社して以来、コックはSaaS(Software as a Service)への移行を支え、産業IoTプラットフォーム事業のリーダーとしてデジタルマニュファクチュアリングとの統合を統率し、Siemens Xceleratorのユニファイドサービスを確立させるなど、重要な場面でリーダーシップを発揮してきました。今回、前CEO ティム・スロック(Tim Srock)の辞任を承け、コックがMendixのCEOに就任したものです。

コックは、何年も前からローコードプラットフォームに熱心に取り組んできました。シーメンスでいち早くローコードプラットフォーム技術を取り入れたアーリーアダプターのひとりであり、特にMendixの採用に積極的でした。シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアとMendixの話し合いにおいて重要な役割を果たし、最終的に、2018年にMendixの買収に至りました。

市場におけるMendixの優位性について、コックは次のように述べています。
「Mendixは、ビジネス、ソフトウェアエンジニアリング、ITのギャップを埋めるという理念を掲げ、約20年前に創業しました。当時と同じように、今もこのことは重要な課題となっています。Mendixの違いは、開発ライフサイクルの最初から最後まで、ビジネス部門とIT部門が同じプラットフォーム上で協力できるという点にあります。企業のデジタライゼーションでは、アジリティとスピードに加え、組織内で関与しているすべての部門がベストインクラスのテクノロジーにアクセスできることが必要です。これを実現するうえで、エンタープライズローコード分野をリードするMendixが鍵を握っていることは言うまでもありません」

コックは、Mendix上でソフトウェアを構築することの大きな強みのひとつが生産性であると考えています。

「生産性はニュースの見出しになるようなバズワードではないかもしれませんが、非常に重要なものです。従業員をエンパワーして生産性を上げることは、あらゆる企業のデジタライゼーションの基本です。生産性が高いということは、価値の低い反復作業や、難解な意思決定によって、従業員が悩まされずにすむことを意味します。つまり、同じ問題に繰り返し対処しなくてもいいということです。生産性の高い企業は、事業部門とIT部門が協調して仕事をしており、そこには創造的思考の入り込む余地があります。イノベーションのための時間があり、デジタルイノベーションの野心的な目標を掲げ、そして達成する余地があります。Mendix上でソフトウェアを構築することで、企業全体の生産性が向上し、イノベーションに集中して取り組めるようになります」

いち早くローコードを取り入れたアーリーアダプターとして、コックはその利用が成熟してきていることを喜んでいます。組織は、Mendixの強力なエンタープライズローコードプラットフォームとしての単独の機能を評価しているだけでなく、企業の心臓部となり、すべてのテクノロジー、アプリケーション、未統合のデータを支え、統合する可能性も気がついています。Mendixの価値は、産業および非産業分野のさまざまな業界で実証されています。とりわけ、金融サービスや公共部門のような規制の厳しい業界のお客様がMendixで成果をあげている要因のひとつに、ベストインクラスのガバナンス機能があります。

エンタープライズソフトウェア開発の複雑な課題を解決するローコードプラットフォームとしてのMendixの地位を確固たるものにするうえで、重要な鍵となるのが、コックの持つ豊富な経験です。またコックは、Mendixとシーメンスの他のソフトウェア製品との緊密な統合、およびSiemens Xceleratorプラットフォームの他のテクノロジーとの円滑な統合と接続性を推進し、このシナジー効果をお客様が一層活用しやすくします。AWSサービスや、ISVにより構築された業界固有の適応性の高いソリューションの選択肢が広がるなど、お客様は、強力でまとまりのあるMendixエコシステムの利点を享受されています。
競合他社と一線を画した企業となるために、コックは革新と起業を重んじるMendix独自の社風の育成に取り組んでいきます。同氏は次のように述べています。

「勇気を持ち、大胆な決断を下し、従来のプロセスを超えた革新を起こすべく無限の努力を重ね、違いを探求・尊重し、高い基準を自らに課す、これからはチームの一員として、このような文化を『Mendix Blue』と誇りを持って断言できます。これこそがMendixの精神であり、世界中の卓越した人材と力を合わせて、Mendixを支え、成長させていくことを約束します」

「Mendixの社員は、高い影響力を持つデジタルソリューションの構築に向けて、ローコードプラットフォームを絶えず改善しています。お客様はこのプラットフォームを利用して、より良いソフトウェアをより短期間で開発し、アイデアを成果へと変えています。私は常々、こう思っています。エンタープライズソフトウェアに向けたMendixのビジョンは極めて重要で、唯一無二のものであると。そのビジョンがどのように進化し、広がっていくのかを目にし、またその一端を担えることを楽しみにしています」

コックはオランダ国籍ですが、20年前から米国に居住しており、現在は家族とともにカリフォルニア州オレンジ郡で暮らしています。Mendixの経営陣は、米国、英国、欧州において戦略的に拠点を展開しており、コックは同社がグローバルな展開力と成長の新たな局面に入ったと確信しています。

Mendixとつながるには
●Twitter https://twitter.com/MendixJ
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●YouTube https://www.youtube.com/@mendixjapanyoutube3692
●開発者コミュニティ https://www.meetup.com/ja-JP/mendix-japan/

Mendixについて
シーメンスの傘下で、最先端エンタープライズアプリケーション開発のグローバルリーダーであるMendix は、組織の複雑で高度な変革を支援する唯一のローコード プラットフォームです。
Mendixを活用することで、企業は極めて複雑化したエンタープライズ ソフトウェア開発における様々な課題に対処できるようになります。これはMendixがソフトウェア ポートフォリオのライフサイクル全域にわたって、組織のメンバー全員が、要件把握やアイデア形成から評価価値の組み込みに至る全プロセスに参画できるようになるからです。
ガバナンスとコントロールを遵守しながら、重要な問題に集中しましょう。組織を動員し、変化への対応力を強化しましょう。 そして次の大きなアイデアが浮かんだら、それを素早く成果につなげましょう。
現在、46か国4,000 以上の組織が Mendix を使用しています。既に30万人以上の開発者からなる活発なコミュニティにおいて95万を超えるアプリケーションが生み出され、その数は増え続けています。
本件に関するお問合わせ先
■本件に関する報道関係者様からのお問合せ先
シーメンス株式会社シニアマーケティングマネージャー 東田
Email: dis_jpmarketing@mendix.com

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この企業の情報

組織名
Mendix
ホームページ
https://www.mendix.com/ja/
代表者
レイモンド コック
資本金
0 万円
上場
非上場
所在地
〒151-8583 東京都渋谷区代々木小田急サザンタワー9F
連絡先
03-5354-6700

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