「カロナールA」がOTC医薬品として登場。薬局・ドラッグストアなどで購入可能に
第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区、社長:吉田勝彦、以下「当社」)は、解熱鎮痛薬「カロナールA」(OTC医薬品:第2類医薬品)を2024年1月24日(水)に新発売します。
これにより、あゆみ製薬株式会社(本社:東京都中央区、社長:草野弘子)が医療用医薬品として製造販売する解熱鎮痛剤「カロナール錠」と同一商標を使用し、同一の解熱鎮痛成分であるアセトアミノフェンを300mg配合した「カロナールA」が、全国の薬局やドラッグストアなどでご購入いただけるようになります。
「カロナールA」の解熱鎮痛成分であるアセトアミノフェンは、医薬品として長い歴史を持ち、解熱鎮痛薬の第一選択薬として世界各国で使用されています。アセトアミノフェンは、中枢神経系に作用して解熱・鎮痛効果を発揮します。胃壁を胃酸から守るはたらきのあるプロスタグランジンの作用にほとんど影響を与えないため、胃に優しい解熱鎮痛成分とされています。
当社は解熱鎮痛薬においてすでに販売している「ロキソニン内服薬シリーズ」も含めた豊富なラインアップをそろえることで、痛みや熱で悩む一人でも多くの生活者のQOL向上に貢献してまいります。
〔製品特長〕
◎ 解熱鎮痛成分アセトアミノフェンが中枢神経系に速やかに作用し、優れた鎮痛・解熱効果を発揮します。
◎胃への負担が少ない解熱鎮痛薬です。
◎眠くなる成分(鎮静成分等)を含まず、さまざまなシーンでお使いいただけます。
◎1回1錠で飲みやすい錠剤です。 |
・発売の背景
医療用「カロナール錠」は、医療機関で処方されるアセトアミノフェン錠の約9割(*1)と、大きなシェアを誇っており、痛みや熱で通院経験のある生活者にとってなじみの深いブランドです。
また、当社が実施した調査によると、OTC解熱鎮痛薬を購入する際の重視点として、速効性・頭痛への効果などの「効果面」に次いで、副作用・胃への負担の少なさなどの「やさしさ」を挙げる人が多いことが分かりました。
これらのことから、速くよく効いて胃にやさしい「カロナールA」をOTC医薬品として発売し、店頭で購入できる環境を整えることが、痛みや熱で悩む多くの生活者のQOL向上につながると考えました。
なお、医療用「カロナール錠」の供給への影響を考慮し、このたび発売する「カロナールA」は、医療用とは異なる製造所で製造します。「カロナール」ブランドをOTC医薬品として供給することで、より多くの方に製品をお届けすることができると考えています。
*1 出典:厚生労働省 NBDオープンデータ 外来(院外)性年齢別薬効分類別数量より(2019~2021年3年平均)
<ご参考>
1. 第一三共ヘルスケアの解熱鎮痛薬について
当社の解熱鎮痛薬ブランドには、すばやく優れた効果を発揮する解熱鎮痛成分ロキソプロフェンナトリウム水和物を配合した「ロキソニン内服薬シリーズ」、IPA(イソプロピルアンチピリン)などを配合した「サリドンシリーズ」があり、このたびアセトアミノフェン製剤の「カロナールA」が加わります。
当社は、スイッチOTC成分ロキソプロフェンナトリウム水和物を配合した製品として2011年に発売した「ロキソニンS」やこのたびの「カロナールA」など、OTCの解熱鎮痛薬領域において新しい選択肢を提供してまいりました。これからも痛みや熱で悩む一人でも多くの生活者に寄り添い、QOLの向上に貢献してまいります。
2. 第一三共ヘルスケアについて
第一三共ヘルスケアは、第一三共グループ(*2)の企業理念にある「多様な医療ニーズに応える医薬品を提供する」という考えのもと、生活者自ら選択し、購入できるOTC医薬品の事業を展開しています。
現在、OTC医薬品にとどまらず、機能性スキンケア・オーラルケア・食品へと事業領域を拡張し、コーポレートスローガン「Fit for
You 健やかなライフスタイルをつくるパートナーへ」を掲げ、その実現に向けて取り組んでいます。
こうした事業を通じて、自分自身で健康を守り対処する「セルフケア」を推進し、誰もがより健康で美しくあり続けることのできる社会の実現に貢献します。
*2 第一三共グループは、イノベーティブ医薬品(新薬)・ジェネリック医薬品・ワクチン・OTC医薬品の事業を展開しています。
「カロナール」は、あゆみ製薬株式会社の登録商標です。
「ロキソニン」は、第一三共株式会社の登録商標です。