SASのテクノロジーが「先進的な不正およびAMLサービスとして確立された」ことを証明
AIとアナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下SAS)は、Chartis ResearchによるRiskTech Quadrant®カテゴリーにおける
FRAMLソリューションのリーダー(
https://www.sas.com/ja_jp/news/analyst-viewpoints/chartis-risktech-quadrant-framl-solutions.html)として選出されたことを発表しました。Chartis Researchは、SASの「顧客ライフサイクルの全段階にわたる詳細な分析機能」を高く評価しています。今回、SASはサービスの完成度のすべての評価基準で「高」のスコアを獲得し、特にアナリティクスおよびユーザーインターフェイス(UI)基準においてクラス最高となりました。
FRAMLは、金融機関(および増え続ける規制当局と行政機関)が違法な資金の流れの追跡や、種類が異なる金融犯罪の結びつきを調査し、リスクをより包括的に把握できるように、不正とマネーロンダリング対策(AML)のワークフローを組み合わせるという発想から、より広範な機能へと進化しました。
Chartisの金融犯罪および不正市場担当リサーチディレクターであるニック・ヴィッチェフ(Nick Vitchev)氏は、次のように述べています。「SASは、市場における成熟度とそのアプローチの両方においてユニークな存在です。SASの
不正および金融犯罪ソリューション(
https://www.sas.com/en_us/industry/banking/solution/fraud-financial-crimes-compliance.html)は、AIや機械学習主導の共通の意思決定アーキテクチャ上に構築されています。これにより、SASの顧客はかなりの柔軟性を得ることができます。特定の不正とAMLのソリューションを導入することにより、その機能をモジュール形式で強化したり、統合型のエンドツーエンドプラットフォームを採用することで、運用効率をさらに高め、リスク管理を最適化します」
世界の不正および金融犯罪におけるベンダー主導の実践
SASは、Chartisのクアドラントレポート「FRAML Solutions, 2023: Market and Vendor Landscape(2023年FRAMLソリューション:市場とベンダーのランドスケープ)」において、不正とマネーロンダリング対策の組み合わせソリューションが評価された35のベンダーのうちの1社です。このベンダー分析では、次のようなSASの強みが評価されています。
- 組み込み型のAIと機械学習によるハイブリッドアナリティクス: SASのハイブリッドアナリティクスのアプローチは、自動化されたビジネスルール、予測モデリング、テキストマイニング、例外レポート、ネットワークリンク分析などのテクノロジーを組み合わせています。Chartisによると、これは企業が「より多くの不審な活動を高精度で検出し」、「組み込み型のAIと機械学習によって、より多くの不正を検出すると同時に誤検知を低減する」上で役立ちます。 SASのクラウドネイティブAIプラットフォームであるSAS® Viya®(https://www.sas.com/ja_jp/software/viya.html)は、SASのカスタムモデル、コンソーシアムSASモデル、R、Python、Luaなどを使用したオープンソースモデルに対応しています。
- 強力なデータ管理とシンプルなデータ統合: SASは、企業が構造化データや非構造化データから、テキスト、ドキュメント、画像に至るまで、社内、社外、サードパーティのすべてのデータを迅速に組み合わせることが可能です。さらに、ベンダー分析に記載されているように、SASは、よく知られている20以上のデータプロバイダー向けにAPIを作成しており、デバイスの評判、生体認証スコア、ドキュメント検証、制裁対象団体、有害メディアに関するインテリジェンスを提供しています。
- 「特に強力な」柔軟性、拡張性、全体的オーケストレーション: Chartisによれば、企業はSASのセルフサービス機能を使用することで、トリアージ、調査、処分のアラートにインテリジェントに優先順位を付け、進化する新たな不正の脅威に対応できるようになります。最終的には、より多くの不正事例を検出しながら、より良いカスタマーエクスペリエンスを提供できるようになります。
SASの金融犯罪およびコンプライアンス担当ディレクターであるデビッド・スチュワート(David Stewart)は、次のように述べています。「不正、AML、サイバーセキュリティの融合は、関係者間の協力と情報共有をさらに強化する機会を生み出します。的確な戦略を適切なテクノロジーに組み合わせることで、金融犯罪リスクをより包括的に把握できるだけでなく、業務効率の向上と長期的なコスト削減を実現することができます。また、SASを導入することで、企業はAIと機械学習を利用したソリューションを使用して、データとプロセスをオンプレミスまたはクラウドで統合できます。これにより、共同調査、自動トリアージ、データとプロセスのオーケストレーション、総合的モニタリングという4レベルのFRAML集約を進めることができます」
金融サービス全体を対象にした市場をリードするソリューション
今回のChartisによる最新の評価以外にも、SASはこの数か月間に別のいくつかの技術分野でリーダーに選出されています。
- AMLトランザクション監視ソリューション(2023年11月)
- KYC(Know Your Customer、顧客を知る)ソリューション(2023年9月)
- 資産負債管理(ALM)ソリューション(2023年7月)
- エンタープライズ不正ソリューション(2023年5月)
- 支払リスクソリューション(2023年5月)
- クレジットリスク・レポーティングソリューション(2023年5月)