~切断可能心数を従来機比で約35%増加し、機能性とメンテナンス性を向上~
● 新型の光ファイバカッタ「S327A」を2023年8月より発売
● 切断可能心数は業界最多の65,000心と従来機比で約35%増加
● 机上・片手で切断可能な設計で刃のポジション更新も容易
古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平英也)は、切断可能心数を従来機と比較して約35%増加した光ファイバカッタ「S327A」を2023年8月より発売しました。
■背景
データセンタなどにおけるデータトラフィックの増加に対応するために光ファイバケーブルの超多心化が進んでいます。世界最高密度を有する細径超多心6,912心の光ファイバケーブルを接続するためには2倍の13,824心を切断してから融着接続を行う必要があり、光ファイバカッタの切断刃は急速に損耗します。当社従来機では、光ファイバ2,000心ごとに工具を用いて切断刃のポジションを更新、また、48,000心ごとに修理センタで切断刃を新品に交換し位置を微調整する必要があったことから、現場での工事を止めることなく切断作業が続けられる新型機の開発を進めていました。
■内容
新たに開発した光ファイバカッタ S327Aは、250µm:2心~12心、200µm:2心~16心の光ファイバテープ心線を切断可能で、切断可能心数は業界最多の65,000心と従来機比で約35%増加しました。作業台に置いても片手で持っても切断可能な使いやすい設計で、切断刃のポジション(26ポジション)は工具を必要とせずにダイヤルを回すことにより簡単に更新することが可能です。刃の交換・位置の微調整もお客様自身で行うことができるなど機能性とメンテナンス性を兼ね備えています。また今回、当社の原点となる銅を配色したデザインでイメージを一新しました。
主な特性
(注1)切断長3~5mm未満は被覆径0.25mm以下のみ対応。
(注2)刃の寿命を保証するものではありません。切断可能回数は使用状況やほこり、油などの周囲環境によって異なります。0.20mmピッチテープ心線では切断可能心数が減少する可能性があります。
光ファイバカッタ「S327A」
https://www.furukawa.co.jp/splicer/product/s327a.html
■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。
古河電工グループのSDGsへの取り組み
https://furukawaelectric.disclosure.site/ja/themes/182
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