BMWグループ、次世代自動運転プラットフォームの実現に向けAWSを採用

AWSとQualcommのSnapdragon Ride Visionプラットフォームを活用して、 次世代車両の開発、市場投入までの時間を短縮し効率性を向上

(シアトル & ミュンヘン — 2023 年9月5日)Amazon.com, Inc.(NASDAQ: AMZN)の関連会社であるAmazon Web Services, Inc.(AWS)は、BMWグループが自動運転プラットフォームの実現に向けAWSを推奨クラウドプロバイダーに 選定したことを発表しました。BMWグループは、AWSを活用して次世代の先進運転支援システム(ADAS)を開発し、2025年に販売予定の次世代車両「ノイエ・クラッセ 」の新機能の革新を推進します。クラウドベースの新システムは、AWS上でBMWの既存のクラウドデータハブを利用し、AWSのコンピューティング、生成系 AI、IoT、機械学習、ストレージなどを活用して、高度に自動化されたBMW車両の提供を加速させます。

ADASは早期警告システムのほか、自動車の運転をより安全かつ快適にするための機能により、今日のドライバーを支援しています。こうしたシステムは高度なソフトウェアや車載センサーを使用して、ドライバーに警告を出し、自動ブレーキやステアリング機能で走行中の車両性能を向上させるよう設計されています。AWSで次世代のADASプラットフォームを開発することでBMWグループのエンジニアは、顧客の要望により迅速に応えられるようになるだけでなく、ドライビングエクスペリエンスを向上させる新たな機能を提供できるようになります。クラウド技術がもたらす効率性により、BMWはノイエ・クラッセ の機能を改善し続け、ドライバーは走行中のエクスペリエンスにより集中することができます。

BMWグループは 、Qualcomm Technologiesのオープン・モジュールで構成されたSnapdragon Rideプラットフォームをベースにした、次世代の自動運転システムを共同開発しています。システムには Ride Visionの統合ソフトウェアスタックが搭載されており、車両の360度感知を可能にします。AWSやQualcomm Technologiesと連携することによりBMWグループのエンジニアは、エンドツーエンドの自動運転開発プラットフォームで先進のハードウェアやビジョンソフトウェア、クラウドの様々な機能を活用することができます。BMWグループの自動運転プラットフォームをクラウド上に構築することで、グループの車載ソフトウェアチーム内における開発のサイロ化を回避できるほか、サプライヤーとのよりグローバルな連携を促進して、自動運転のイノベーションも加速させることができます。

BMWグループは、自動運転機能の開発において生成され使用されるデータ量の大幅な増加に対処するため、AWSを活用してその機能拡張も進めていく予定です。自動車メーカーはアダプティブ・クルーズ・コントロール(車間距離制御装置)やパーキングアシスト機能、パイロット運転をはじめ、より高いレベルの自動運転機能の導入を進めており、車両が生成するより多くのデータをエンジニアリングチームが分析し、将来の機能開発に活用することになります。クラウドベースのインフラストラクチャは、車線逸脱防止支援システムや自動車線変更、ハンズフリー運転など、BMWグループが新たな機能を開発して、これまでより短期間で提供できるようにするための基盤も提供します。

AWSのサービスは、共通のリファレンスアーキテクチャに基づく、この新しいスケーラブルな自動運転プラットフォームの実現を支援し、開発ライフサイクルを加速させ、その範囲をBMWモデル全体に拡大します。例えば、プラットフォームは Amazon Simple Storage Service(Amazon S3(https://aws.amazon.com/s3/))で何百万マイル分にもおよぶリアルタイムのドライビングデータの処理やカタログ化を行い、保存のために必要なフレームワークを提供します。エンジニアやデータサイエンティストは、クラウドやエッジで機械学習モデルの構築、トレーニング、デプロイを行うAWSのAmazon SageMaker(https://aws.amazon.com/sagemaker/)を活用して、関連するドライビングシーンを検索、特定、視覚化し、モデルの開発、トレーニングを行うことができます。さらにエンジニアは、AWS のコンピュートインスタンスで、検証のための大規模なシミュレーションを開発することも可能です。BMWグループはこのアプローチにより、ソフトウェアの新しいバージョンをより効率的にテスト・検証を行いシステムの安全性を確保して市場投入までの期間を短縮できます。

AWSの自動車・製造担当ゼネラルマネージャーである Wendy Bauer は次のように述べています。「自動運転は利便性を高めるためだけでなく、運転支援技術を提供することでケガを防止して人の命を救うことを目指しています。BMWグループがこうしたシステムを世界的な規模で導入していくには、学習やイノベーションに加えて、膨大な量のデータ処理・分析ができ、自動車メーカーがより安全で信頼性の高い自動運転やADASのシステムを開発できるアプローチが求められます。BMWグループはAWSやQualcomm Technologies と協力することにより、安全で高品質かつ高性能な、そして高度な自動運転機能をお客様に提供するというビジョンを実現するために必要なツールを手に入れることができます」

※本プレスリリースは、現地時間2023年9月5日に米国で発表されたプレスリリース(https://press.aboutamazon.com/2023/9/the-bmw-group-selects-aws-to-power-next-generation-automated-driving-platform)の抄訳版です。

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アマゾン ウェブ サービス(AWS)は約15年にわたり、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドサービスになっています。AWSは、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーク、分析、機械学習および人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、仮想現実(VR)および拡張現実(AR)、メディア、ならびにアプリケーション開発、展開および管理に関する 240 種類以上のフル機能のサービスを提供しています。AWSのサービスは、32 のリージョンにある 102 のアベイラビリティーゾーン(AZ)でご利用いただけます。これに加え、カナダ、マレーシア、ニュージーランド、タイの 4つのリージョンにおける 12 の AZ の開設計画を発表しています。AWSのサービスは、アジリティを高めながら同時にコストを削減できるインフラエンジンとして、急速に成長しているスタートアップや大手企業、有数の政府機関を含む数百万以上のアクティブなお客様から信頼を獲得しています。AWSの詳細については以下のURLをご参照ください。
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組織名
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社
ホームページ
https://aws.amazon.com/jp/
代表者
長崎 忠雄
資本金
0 万円
上場
非上場
所在地
〒141-0021 東京都品川区上大崎3-1-1目黒セントラルスクエア
連絡先
03-6332-6264

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